―‥ 殺したいほどに ※BL
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#242 [雪]

大きく仰け反った体は
一定感覚でぴくりと跳ねる。

嫌悪感に満たされて
すぐに指をひん抜いた。
指先が気持ち悪かった。


「ねぇ‥真由美ちゃん」

内股をすり合わせて
火照った頬がなぜか懐かしい

⏰:10/12/10 00:29 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#243 [雪]

「‥っはぁ」

彼女はまだ目を細めて浸っていた

「‥海の名前、呼ぶのやめて?」

ティッシュを数枚取り出して
分泌された液体を丁寧に拭き取る

長時間愛撫したせいか
指はだらしなくふやけていた

⏰:10/12/10 00:33 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#244 [雪]

「‥ヤキモチ?」

「え‥?」


最初、意味がわからなかった
僕が海を好きだと言うことが
バレているのかと思った


「"結って呼べ"って?」

彼女は体を起こし
何事もなかったかのように
乱れた下着を整える

切り替えが早いのは
男だけじゃないみたいだ‥

⏰:10/12/10 00:37 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#245 [雪]

「そうじゃな‥」


そこで僕は口を止めた

"そうじゃなくて、
海の名前を呼ばないでほしい"

別に海以外の名前なら
誰の名前だって構わない

だけど、"海"だけは嫌だった
海は‥僕のなのに

⏰:10/12/10 18:26 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#246 [雪]

「何?」

彼女の手がこちらにのびて
僕のベルトに手をかける

金属の音が情けなく響いた

「‥あ、そう‥うん、海じゃないから」

どっちとも取れないような返事をすると
"そ"とあっさり受け入れられる

妙にもやもやして、胃の辺りが重いよ

⏰:10/12/10 18:32 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#247 [雪]

真由美ちゃんの手が止まる
少しだけ‥間に合わなかった

思わず「あ‥」と漏らす


躊躇いながらも自らの恥部に目をやると
だらしないままだった


まるで‥

「これじゃぁ、ただのお飾りね」

図星だ。‥急に申し訳なくなった

⏰:10/12/10 18:36 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#248 [雪]

「ごめんね‥なんか最近‥」

必死に言葉を繕おうとしても
空回りして口元が浮ついた


「‥もういらない?」

「そ‥そうじゃないよ!これは‥」

真由美ちゃん‥泣いてるの?


シーツにぽたっと一粒落ちる
じわり染みを作った

⏰:10/12/10 18:41 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#249 [雪]

「ただ‥僕ね」

「結まで見捨てるの?」


胸がえぐられるように痛くて
なぜ泣かせてしまったんだろって
僕は自分を責めた


「見捨てないよ!
真由美ちゃんは‥僕の恩人だもん」

女神さまだよって、
昔は無邪気に笑って言ってたな‥

⏰:10/12/10 18:45 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#250 [雪]

急に彼女は僕の肩を掴み、揺さぶった
強く、激しく揺さぶった

「どうして?!
どうしてみんなそうやって離れるの?!
どうして愛してくれないの?!」

奇声混じりの声は鼓膜を突き破りそうで
脳みそがごちゃ混ぜになりそうだった

「あたし何かした?
ねぇ結‥教えてよ‥
生まれて来なければよかった?」


彼女は、大人に壊されたんだ

⏰:10/12/10 18:50 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#251 [雪]

僕の視界は一転して、天井が見えた

お腹のあたりに重みを感じる
涙でぐちゃぐちゃになった顔で
彼女は必死に何かを訴えてた



だけど何も聴こえなかった
ただ頬に走る痛みだけが残った

僕も‥壊れちゃいそうだよ

⏰:10/12/10 19:05 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


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