―‥ 殺したいほどに ※BL
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#251 [雪]

僕の視界は一転して、天井が見えた

お腹のあたりに重みを感じる
涙でぐちゃぐちゃになった顔で
彼女は必死に何かを訴えてた



だけど何も聴こえなかった
ただ頬に走る痛みだけが残った

僕も‥壊れちゃいそうだよ

⏰:10/12/10 19:05 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#252 [雪]

――――‥


鍵‥開いてる。

なんだか泥棒みたいじゃんか、俺

なぜか忙しなくなる心臓を抑えて
明かりのついていない部屋に入る


「‥た、だいま」

明かりをつけて一応言ってみたものの
あの可愛い愛犬は顔を出さなかった

⏰:10/12/10 19:08 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#253 [雪]

"おかえり〜♪"って吹っ飛んでくるのを
密かに楽しみに帰ってきてるんだなって
自分のあほみたいな本心を知る。

「‥ばか」

自分にそう呟いた


どっか隠れてんじゃないか?
脅かすために、どっかに‥

⏰:10/12/10 19:11 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#254 [雪]

結の部屋を覗く

なんだ‥やっぱり


入ってドアのすぐ横に
愛犬はうずくまってた。

驚かそうとしてたのに
疲れきって寝ちまった‥ってとこか?


呆れ笑いがでる
想像したら結らしくて、微笑ましかった

⏰:10/12/10 19:14 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#255 [雪]

「‥い」


何か聞こえる‥



「ごめ‥なさい、ごめん‥い」



自分がお気楽人間すぎて冷や汗をかいた

こいつは、犬じゃない。
感情を持った人間だ

⏰:10/12/10 19:16 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#256 [雪]

思わず、言葉を失う



ぺたんと壊れた人形のように座り込んで
若い女の子が肌で寝そべってたり
かと思えば、密部だけが撮された写真集を
右手でペラペラと捲り‥凝視している。

左手は‥股間に添えられていた

⏰:10/12/10 21:11 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#257 [雪]

「‥ごめ、なさい‥ごめ」


なんだ、結も思春期の男子と
何ら変わりはなかったんだ。と
安堵する反面

俺に対する"好き"は
やっぱり兄としてだったのか。と
既にエンジンがかかってしまった俺は
素直肩を落とした

行為中は邪魔しちゃいかん。
男同士の暗黙の了解だろう

⏰:10/12/10 21:15 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#258 [雪]

しかし、
呪文のように結の口から零れる言葉が
気になって気になって仕方なかった


"ごめんなさい"


確かにそう言っている

⏰:10/12/10 21:16 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#259 [雪]

俺はバカだ。異常だ。

実の弟の自慰行為から目を放せない
末期だ‥変態だ



しかし添えられた左手は
ぴくりとも動かない。

なんかの宗教か?新しい遊び?
さらに訳が分からなくなり唖然とする

⏰:10/12/10 21:19 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#260 [雪]

「‥か、海。おかえり」

気付けば目が合っていた。
結にピントを合わせる


「あ、あぁ‥ただいま」

やべ‥。
動揺を隠せない


「あ‥あは、恥ずかしいよっ
見ないで見ないでっ!」

急に照れくさそうに笑い
写真集を閉じて隅に置いた

⏰:10/12/10 21:23 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


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