―‥ 殺したいほどに ※BL
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#271 [雪]
「え、なんで?」
「え、なんで‥?」
そのくせこのとぼけた奴は
パーマだか天パーだかわからん
寝癖かもしれない黒髪に
放置プレイな髭にひょろい体型
ホームレス?何こいつ
てか、なんで?って何だよ
:10/12/17 15:49
:D905i
:ic0DbgC.
#272 [雪]
アクセサリーと言えば
ポケットからはみ出た
わけのわからん人形のストラップだけ
野暮ったい感じがにじみ出ていた
「何で嫌?何がダメ?」
まるで別れを拒む重い女のように
動揺しながらの質問責め
"あんたが怪しいから"とは
さすがに可哀想で言えなかった
:10/12/17 15:52
:D905i
:ic0DbgC.
#273 [雪]
「何かもうバイトやってんの?」
「まぁ‥パスタ‥」
「パスタ?!」
大学入ってから始めたバイトで
単に給料がいいから始めて
まかないも食えるしうまいし
今はたまに期限切れそうな食材貰って
結に飯作ってもらったり
何かとお得なバイト
:10/12/17 16:01
:D905i
:ic0DbgC.
#274 [雪]
「パスタかぁああ‥」
「パスタです」
うーんと唸る男は
何かぶつぶつと言っていた
‥そろそろ帰りたい
「よし、そこ辞めちゃおう!」
「は?」
あまりにもあっさりすぎて
一瞬頷きそうになっちまった
:10/12/17 16:04
:D905i
:ic0DbgC.
#275 [雪]
実は辞めようかなやんでたとこでもあった
いろんなバイトしてみたいし
最近人間関係に疲れてきたのが本音
だけどいろいろ助かってるし
結のことも考えると
下手に低賃金なのは無理だし
時間とか考えると抜け出せなかった
「‥てか、何の店?」
「セレクトショップ!」
‥無理っぽい
:10/12/17 16:08
:D905i
:ic0DbgC.
#276 [雪]
「雑貨とか服とかーアクセサリーとか
それは1階で、2階はお茶が飲める」
2階建てなんだ‥
だけどやっぱ無理っぽい
「何で俺?」
「イメージにぴったりだから」
「‥」
「特別給料高めにするからさぁ」
現実、世の中は金だと思うわけで
:10/12/17 16:11
:D905i
:ic0DbgC.
#277 [雪]
――‥
「えぇ!いいじゃんいいじゃん!」
真っ白なシーツが宙を舞う
ふわっと膨れて、しぼむ
「お洒落なお店って憧れるなー」
ベッドメイクしてる結は器用にそれをこなす
「給料よくて、お洒落で
店長さんもいい人そうで、うん、いい」
:10/12/17 18:02
:D905i
:ic0DbgC.
#278 [雪]
「いや‥でも食料は貰えねぇよ?」
ちょこまかと動く結を
胡座をかいて眺める俺
「んー‥。」
やっぱり食料は大事だ
こいつは食べ物に目がない
「でも蹴るのは勿体ないよー
試しにやってみたら?」
:10/12/17 18:04
:D905i
:ic0DbgC.
#279 [雪]
「僕もいい加減
ちゃんとした仕事、探そうと思って」
にっと笑う
"ちゃんとした仕事"と言うのはつまり
"ちゃんとしてない仕事"があるのを意味して
結はそれを断ち切ったと取れる
「そっか‥助かる」
できたてのベッドにダイブする
洗剤の香りは妙に落ち着く
:10/12/17 18:09
:D905i
:ic0DbgC.
#280 [雪]
"じゃあ、試しに"と返事をした
先に"合わなかったらすみません"と
断りの言葉も伝えておいた
今のバイトは
少しシフトを減らすとして
あとは、様子見
:10/12/17 18:11
:D905i
:ic0DbgC.
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