―‥ 殺したいほどに ※BL
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#354 [雪]

するとなぜか安心したように
大きく大きく頷いて
"だろーと思った"とか何とか

なぜそこで強がる(笑)


そんなことは、まぁよしとして


「弟の、結」

一応軽く紹介する
にこにこと結が頭を下げる
つられて店長も同じようにする

⏰:10/12/22 18:55 📱:D905i 🆔:POguP90A


#355 [雪]

「なんだー、双子なら早く言えよー
ったく、水臭いなぁ(笑)」


別にわざわざ言う必要ないだろ
水臭いってそんな俺ら親しかったか?


「結くん、いくつー?」

「いや、だから双子なんだってば」

天然なのか、ただのあほなのか
芸人にとったら突っ込みやすい
ありがたい人間かもしれない

⏰:10/12/22 18:59 📱:D905i 🆔:POguP90A


#356 [雪]

「あ、結くん何鍋すき?」

結まで巻き込むパターンか‥

俺が初めて来た時と同じように
レモンかミルクか尋ねていた


「んー‥今はキムチが食べたいです!」

素直に答える姿は結らしい
なんの疑いもなく答える

それにくらべりゃ
俺はかなりひねくれてるな‥

⏰:10/12/22 19:03 📱:D905i 🆔:POguP90A


#357 [雪]

店長はそれに満足げに微笑む
目尻のシワはそのたび深くなる

時々見せる柔らかな表情は
どこか懐かしくて、憎めない


「じゃあキムチねー」

その答えに首を傾げる結
今日の紅茶は少し熱かったようだ
カップを口に近づけてすぐに
結の肩がびくっと跳ね上がった

⏰:10/12/22 19:07 📱:D905i 🆔:POguP90A


#358 [雪]

「クリスマス、結予定は?」

必死に冷まそうと息を吹きかける結を
横目で俺は見つめた


「クリスマス‥うーんと」

視線を上にあげ、ぶつぶつ呟く
頭の中に手帳があるらしく
紙の手帳は持ち歩かないタイプだ


「夜の8時くらいまでは
ちょっと予定あるんだよねぇー‥」

⏰:10/12/22 19:10 📱:D905i 🆔:POguP90A


#359 [雪]

眉を下げて困ったように笑う


なんとなく予想がついてしまった
別に結を信用してないわけじゃないけど
‥なんとなく、そんな気がした


「うわー‥結くんリア充なんだぁ
おい、弟に負けてんぞ?」

肘でわき腹を小突かれる
この人がいるから冷静でいられるけど
いなかったら、問い詰めてただろう

⏰:10/12/22 19:14 📱:D905i 🆔:POguP90A


#360 [雪]

「んじゃ、予定済んだらきなよー
負け組の鍋パーティー(笑)」

いきなり肩を抱き寄せられにっと笑う
俺は今相当無愛想に違いない


煙草の染み付いた臭いがした
親父もこんな臭いだった気がする
そういえば、どこで何やってんだろ‥


「行く行く行く!
店長さん面白いから絶対行くーっ」

その言葉に気分をよくする姿は
単純そのものだった

⏰:10/12/22 19:18 📱:D905i 🆔:POguP90A


#361 [雪]

「ちなみに2人ともイブは?」

「別に何も」

「僕もイブはないです!」

にやり、髭サンタが笑う
‥いやな予感。


「じゃあ2人で客の呼び込みな♪
結くんはこれ付けて、お前はそれで」

やっぱり俺‥と言わせる隙もなく
"はい、けってーい"と締め切られた

⏰:10/12/22 19:28 📱:D905i 🆔:POguP90A


#362 [雪]

「楽しそー♪」

「だろ?絶対2人で呼び込めば客来るよ!
コイツ1人じゃ無愛想すぎて(笑)」


あんだけ最初は"美男子"だなんだと
ワッショイワッショイしてたのに‥
まぁ、否定はしないけど


案の定、髭サンタとトナカイは意気投合
それを見守る、俺

あっという間に謎の人間関係が生まれる
人の繋がりなんて、案外あっさりしてるもの

⏰:10/12/22 19:31 📱:D905i 🆔:POguP90A


#363 [雪]

―――――‥


サンタとトナカイがやってきた!

って書いてある手作りのボード
いや、そんな報告いらんだろーに


「寒いねぇー♪人いっぱいだねぇ♪」

世間様は冬休みに突入
イブともなれば昼間っからでも
カップルが絶え間なく視界に入る

そんな中、俺はノリノリトナカイを連れ
駅前で‥宣伝。

⏰:10/12/24 09:35 📱:D905i 🆔:pHbkbPM2


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