―‥ 殺したいほどに ※BL
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#90 [雪]

そんなこんなで
結局遅刻ぎみに家を出た。

誰かに送り出されるのって
いつぶりだろう‥

弁当持たされたのも
久しぶりだなー‥


「にしても、弁当
重すぎやしないか‥?」

だけどその重みが
なんだか嬉しかった

⏰:09/11/04 23:51 📱:D905i 🆔:Z2Iaeddw


#91 [雪]

ベンチに座って
例の巾着を開ける

蓋を開けると‥

「宝石箱やぁ〜‥って、
本気で宝石箱みたいだな」

そこには
テレビでしか見たことないような
豪華なおかずが詰まってた。

なんかもはやお節みたいな‥
でっかい海老とか、丸ごと入ってる

⏰:09/11/04 23:57 📱:D905i 🆔:Z2Iaeddw


#92 [雪]

誰かに見られるのは
少し恥ずかしかったけど、
正直うれしかった。

「結って料理得意なんだなぁ‥」

「新しい彼女?」

ぽつり呟いた独り言に
なぜか返事が帰ってきた。

驚いて目を向けると
「あ‥真由美ちゃん」

⏰:09/11/05 00:01 📱:D905i 🆔:9fJnHxLI


#93 [雪]

「おいしそうだねー♪」

真由美ちゃんは
同じ学部の同級生。
‥修也の元カノ

「あぁ‥うん」

もう俺と友梨が別れたって
知ってんのかよ‥。

「あ、彼女じゃないよ」

動揺を隠すために
緩く笑って見せた。

⏰:09/11/05 00:06 📱:D905i 🆔:9fJnHxLI


#94 [雪]

ふぅん と言って
流すかと思いきや‥
真由美ちゃんはそうはいかない。

「えーじゃあ友達?
お母さんとかっ?」

キャピキャピした子は
どうやら俺は苦手らしい。
今‥気付いた

「あぁー‥うん、まぁ」

適当に流して嘘を付いた。
"弟"なんて言ったら
きっと修也と同じように
食ってかかられる(笑)

⏰:09/11/05 00:45 📱:D905i 🆔:9fJnHxLI


#95 [雪]

「そうなんだぁー‥」

無理やり納得したようで
真由美ちゃんは
俺を観察するようにじっと見つめていた

「あ、そうだ
今度‥海くんデートしない?」

デ‥デート‥だと?

「海くんのこともっと知りたいし
ねぇ?いいでしょ?」

展開が早すぎてついて行けず
あほらしく
ぽかんと口を開けたままだった

⏰:09/12/04 12:40 📱:D905i 🆔:/pht6/sY


#96 [雪]

「あぁー‥えっと‥」

最近苦手になった女の子。
ましてやきゃぴきゃぴされたら
たまったもんじゃない。

そのたまったもんじゃない女の子が
俺をデートに誘っている。

断りたい‥断りたい‥
断り‥

「じゃあ決まりね♪」

「‥は?!」

⏰:09/12/04 12:43 📱:D905i 🆔:/pht6/sY


#97 [雪]

「ちょっと待って!俺‥」

マシンガン野郎だほんと。

真由美ちゃんは
無理やりだとわかっていて
話を進めているのがわかった。

「詳しいことはまた後で♪」

またねと手を振り
ヒラリとスカートを揺らし
嵐は去っていった。

その時から俺は頭をフルに使い
やんわり断る理由を考え始めた

⏰:09/12/04 12:47 📱:D905i 🆔:/pht6/sY


#98 [雪]

「まじ勘弁‥」

結に相談しようと決めて
いつもより早く帰った。

――――――‥

窓から明かりがもれていた。
結は家にいるらしいとわかったら
何だか胸が弾んだ。

ガチャ
「ただい‥「おかえりー!!!!」

玄関を開けた瞬間
勢いよく吹っ飛んできやがった。

⏰:09/12/04 12:50 📱:D905i 🆔:/pht6/sY


#99 [雪]

「た‥ただいま」

友梨とはまた違う新鮮な出迎え。
弟ににやける俺。
おい俺、しっかりしろ俺。

‥ギュウウウ
「おかえり、」

一気にさっきのテンションから
寂しそうな声を出して
結が抱きついてきた。

自然と緩んでいた口元に
俺ははっと我に返る。

⏰:09/12/04 12:55 📱:D905i 🆔:/pht6/sY


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