―‥ 殺したいほどに ※BL
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#247 [雪]

真由美ちゃんの手が止まる
少しだけ‥間に合わなかった

思わず「あ‥」と漏らす


躊躇いながらも自らの恥部に目をやると
だらしないままだった


まるで‥

「これじゃぁ、ただのお飾りね」

図星だ。‥急に申し訳なくなった

⏰:10/12/10 18:36 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#248 [雪]

「ごめんね‥なんか最近‥」

必死に言葉を繕おうとしても
空回りして口元が浮ついた


「‥もういらない?」

「そ‥そうじゃないよ!これは‥」

真由美ちゃん‥泣いてるの?


シーツにぽたっと一粒落ちる
じわり染みを作った

⏰:10/12/10 18:41 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#249 [雪]

「ただ‥僕ね」

「結まで見捨てるの?」


胸がえぐられるように痛くて
なぜ泣かせてしまったんだろって
僕は自分を責めた


「見捨てないよ!
真由美ちゃんは‥僕の恩人だもん」

女神さまだよって、
昔は無邪気に笑って言ってたな‥

⏰:10/12/10 18:45 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#250 [雪]

急に彼女は僕の肩を掴み、揺さぶった
強く、激しく揺さぶった

「どうして?!
どうしてみんなそうやって離れるの?!
どうして愛してくれないの?!」

奇声混じりの声は鼓膜を突き破りそうで
脳みそがごちゃ混ぜになりそうだった

「あたし何かした?
ねぇ結‥教えてよ‥
生まれて来なければよかった?」


彼女は、大人に壊されたんだ

⏰:10/12/10 18:50 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#251 [雪]

僕の視界は一転して、天井が見えた

お腹のあたりに重みを感じる
涙でぐちゃぐちゃになった顔で
彼女は必死に何かを訴えてた



だけど何も聴こえなかった
ただ頬に走る痛みだけが残った

僕も‥壊れちゃいそうだよ

⏰:10/12/10 19:05 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#252 [雪]

――――‥


鍵‥開いてる。

なんだか泥棒みたいじゃんか、俺

なぜか忙しなくなる心臓を抑えて
明かりのついていない部屋に入る


「‥た、だいま」

明かりをつけて一応言ってみたものの
あの可愛い愛犬は顔を出さなかった

⏰:10/12/10 19:08 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#253 [雪]

"おかえり〜♪"って吹っ飛んでくるのを
密かに楽しみに帰ってきてるんだなって
自分のあほみたいな本心を知る。

「‥ばか」

自分にそう呟いた


どっか隠れてんじゃないか?
脅かすために、どっかに‥

⏰:10/12/10 19:11 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#254 [雪]

結の部屋を覗く

なんだ‥やっぱり


入ってドアのすぐ横に
愛犬はうずくまってた。

驚かそうとしてたのに
疲れきって寝ちまった‥ってとこか?


呆れ笑いがでる
想像したら結らしくて、微笑ましかった

⏰:10/12/10 19:14 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#255 [雪]

「‥い」


何か聞こえる‥



「ごめ‥なさい、ごめん‥い」



自分がお気楽人間すぎて冷や汗をかいた

こいつは、犬じゃない。
感情を持った人間だ

⏰:10/12/10 19:16 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


#256 [雪]

思わず、言葉を失う



ぺたんと壊れた人形のように座り込んで
若い女の子が肌で寝そべってたり
かと思えば、密部だけが撮された写真集を
右手でペラペラと捲り‥凝視している。

左手は‥股間に添えられていた

⏰:10/12/10 21:11 📱:D905i 🆔:Dx5Kyx0I


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