君に伝えたいこと
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#1 [ひな] 09/09/23 16:44
#15 [ひな]
私はユイ達に先に行っててもらうことにした。
「さっきは大丈夫だった?」
私はしゃがみこんでいる
子猫ちゃんに聞いた。
『…す、すみませんでした。』
私は頭に?マークが付いていた。
「…なにがっ?」
『いや、脱げなくて…。』
私は声を出して笑った。
だってこんなこと真剣な顔して言ってくるのだもの。
:09/09/24 00:34
:N906imyu
:☆☆☆
#16 [ひな]
なんて純粋な女なんだろう。
でも、このとき思ったんだ。私にはこの子猫ちゃんのような純粋な心は
なくなっているってことを。
「…はいっ」
私は子猫ちゃんに手を
のばした。
:09/09/24 00:40
:N906imyu
:☆☆☆
#17 [ひな]
それはごく普通に。
わざと手を出したとか
計算で手を差し伸べてあげたとか、じゃなく
自然と手が出ていた。
そんな自分に驚いた。
でも子猫ちゃんなんてなおさら驚いていた。
『……………』
子猫ちゃんはどこか微笑んでいた。
「勘違いしないで。」
…どこか隙をみせてしまった気がした―
…なめられた気がした―
…恐くなった―
自分で自分をコントロール出来なくなっていた。
:09/09/24 00:51
:N906imyu
:☆☆☆
#18 [ひな]
私はその場から去った。
「…今日の自分、いつもと違う。」
私はトイレの鏡に向かって呟いていた。
何故か苦しくなってきて
一人でいるのが恐く
なってきていた。
その時…
携帯で時間をみようと思ってあけたら、
一件のメールが入っていた
ーーーーーーーーーーーー

2009 / 14:14
FROM 神谷 ヒカル
音楽室来い。
-END-
ーーーーーーーーーーーー
:09/09/24 01:02
:N906imyu
:☆☆☆
#19 [ひな]
この男はチャラくて
ヤれれば誰でもいいって奴。
私はこいつのセフレみたいなモノだった。
でも今は一人でいるよりこいつと居たほうがいいって思えた。
今まではこんなことなかったのにね。
こんな短時間で人って変化するモノなの?
:09/09/24 01:06
:N906imyu
:☆☆☆
#20 [ひな]
私は音楽室に入るとき
には携帯の電源を切った。
どうせあの男とヤると
思ってたから。
ヤるんだったら邪魔されたくないでしょ?
「…来たよ。」
私が呟くと、
『こっちおいで?』
ヒカルがそう言うと手で
“来い”と合図している
:09/09/24 15:21
:N906imyu
:☆☆☆
#21 [ひな]
『オレ、美央のことすっげぇ好きなんだよね。』
突然抱きしめられこんな臭い言葉を言われた。
こんな言葉、こんな奴に言ってほしくない。
嬉しくもなんともないのに、男ってバカだよね。
「…うん」
私が素っ気なく言うと、
『お前オレに惚れてるだろ?』
:09/09/24 15:29
:N906imyu
:☆☆☆
#22 [ひな]
はっ?バッカじゃないの?
誰があんたみたいな奴
好きになるかっつーの。
どこまで鈍感な奴なんだろ。
「…もうそんなこといいから」
私はそう言ってヒカルを押し倒した。
『…大胆だな。』
:09/09/24 15:32
:N906imyu
:☆☆☆
#23 [ひな]
「…でもやっぱやめた。」
…はっ?と言わんばかりの顔をしてこっちをみている。
なんか飽きた。
この男は何をやっても
いつもワンパターン。
つまらない…。
役にたたない奴はただの
干からびた魚のようだった。
:09/09/24 15:39
:N906imyu
:☆☆☆
#24 [ひな]
「…ごめん。用事思い出したから
帰るわ。」
そう言って去った。
あいつは何か言ってたみたいだけど
眼中にない。
どうでもいい。
ただの役にたたない魚
なんだからね。
私は冷たい水で手を洗った。
気持ち悪かったから。
生理的に無理だし。
自分から行っといてなんだけどね。
:09/09/24 15:43
:N906imyu
:☆☆☆
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