ガギドレンの絶壁から-BL-
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#1 [雲朔] 09/10/02 19:28
「ガギドレンの絶壁から」
※フィクションのBL物語を書かせて頂きます。苦手な方はお引き取り下さい。
#138 [雲朔]
呼吸をするのも儘ならない躰。
俺は藤間に翻弄されるばかりだ。
いくら躰をひねって奴の腕から
離れようとも逃がす気など
はなから無いらしい。
岡崎「馬鹿言うなよ!!藤間っ…」
ズボンを脱がされた姿で男同士
抱き合う姿なんか見られたら
それこそ本当に終わりだ…。
:11/06/16 00:18 :S003 :dsuamrxo
#139 [雲朔]
身に纏う最後の布。
その上から優しく撫でるように
俺のを扱う藤間は
楽しんでいるようにも窺えた。
いや、違うな。確実に楽しんでいた。
―声なんか出すものか…。
そんなことしたらアイツの思うツボだ。
藤間「相変わらず強情だな。今更、何を恥じる必要があるんだ?」
俺の反応を見るなり
俺のを扱っていた手の動きを速くする。
―布越しがキツイ…。
そんなはずない。感じてるわけがないと
否定する反面、直に触れて欲しいという
気持ちがふつふつと沸き上がる。
:11/06/16 00:26 :S003 :dsuamrxo
#140 [雲朔]
顎に添えていた片手を離し
シャツの隙間から這うように
俺の胸の突起を転がす。
上から下まで支配する気なのか
奴は器用に玩ぶ。
岡崎「っ……。や…、やめろ、俺はお前の玩具じゃない!こんな事したけりゃ、他当たれっ………」
言った瞬間。下腹部に刺激が走った。
思わず、うっ…と息が漏れる。
藤間が俺の物を強い力で握り締める。
痛いのと、苦しいのと、吐き出したい
気持ちが入り交じって、変な汗が出る。
:11/06/16 00:36 :S003 :dsuamrxo
#141 [雲朔]
なんで……なんで
俺なんだよ…くそっ…。
心で呟いたつもりが声に出ていたらしい
藤間がまた強く握りしめる。
藤間「本当に分からないのか?俺がお前に執着しているわけが…」
岡崎「わかるわけ、ないだろ…」
何とか声に出せた。
藤間は眉を寄せて見据える。
藤間「出会っただけじゃ思い出せないようなら、躰で思い出すのが一番早いと思ったんだが、それもアンタには無理だったみたいだな。」
:11/06/16 00:44 :S003 :dsuamrxo
#142 [雲朔]
岡崎「思い出す……?なにを…」
ふと風が俺たちの間を通り抜ける。
一瞬古い記憶の香りがした気がした。
揺れる藤間の髪や白い肌。
何故か少し懐かしい気がして驚く。
藤間が手を離した。
そして一歩下がり遠くを見つめて言った。
:11/06/16 00:55 :S003 :dsuamrxo
#143 [雲朔]
藤間「…約束。。生まれ変わっても、また二人で幸せになろうと。俺は、ずっと…待ってたんだ。愁也とこうしてまた逢える日を。あのガギドレンの絶壁から身を投げた日から…ずっと…ずっと…」
:11/06/16 00:58 :S003 :dsuamrxo
#144 [雲朔]
背を向けた藤間はそう言い残し
去って行った。
その背中が何だか俺には
泣いているようにも見えた。
―「ずっと待っていた」と言っていたな。
ガギドレンの絶壁から身を投げたとも。
あと…幸せになるという約束。
そのどれもが俺には検討がつかなかった
だが、藤間が言った言葉のどれもが
ただならぬ感情の上で成り立っていると
いうことだけは感じとれた。
:11/06/16 01:05 :S003 :dsuamrxo
#145 [マヨイ]
頑張ってください(≧∇≦)
:11/06/17 01:15 :W61T :rtSkrDhw
#146 [我輩は匿名である]
あげっ( ´ ▽ ` )b
:11/08/13 23:42 :iPhone :oF8I.O8k
#147 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)↑
:22/10/20 21:44 :Android :nvDpRiyU
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