‐ケイドロ‐
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#1 [タカ] 09/11/21 04:45
『ジャンケン、ポン!』

『ヤッター俺勝った!ドロボウ』

『私もドロボウ!!』

『またレナ、ドロボウかよ!レナがドロボウだと捕まえられないんだよなぁ〜』

『俺警察か〜 よし!3分数えるよ! 30分で時効だからな!逃げ切ればドロボウの勝ち!』


『1・・2・・3・・4・・・5・・・・・』

#84 [タカ]
説得力のある藤田の話しに納得していたレナだったが、一つ気になっていた。

それは、夢の中でレナが叫んでいた

『助けにいくから!』

その言葉だけが消化されないまま、仕事現場に到着した。

⏰:11/03/10 11:30 📱:PC 🆔:Coy28HeY


#85 [タカ]
現場に到着したレナは初めての“対談”という仕事に落ち着かない様子でいた。

大きなソファが二つ、白い一人がけの椅子が一つ、カメラマンとアシスタント、スタッフが数名

レナはスタジオ内を確認した後、今井貴之先生を探したがまだ到着してない様子

『やっぱ初めての現場って緊張するね!』

藤田の耳元で小さくつぶやいた

「レナちゃんなら大丈夫!きもが座ってるから!」

『失礼な!!!』

⏰:11/03/11 06:20 📱:PC 🆔:2.s78JcI


#86 [タカ]
「おはようございます!!!」

スタジオ内に大きな声が響きわたる

やってきたのは、短髮で目の大きな爽やかな青年だった。

その青年は、カメラマンとスタッフに挨拶した後

レナのもとへ駆け寄ってきた。

⏰:11/03/11 06:31 📱:PC 🆔:2.s78JcI


#87 [タカ]
「はじめまして!今井貴之です。
今日はよろしくお願いします!!」

その青年は小説家の今井貴之だった。

礼儀正しく物腰の柔らかい青年で、レナが想像していた小説家のイメージとはかけ離れていた。


『あっ!はじめまして!レナって言います。』

レナのあたふたした様子に今井はニッコリとわらった。

『今日はよろしくお願いします!!』

レナは大きく頭を下げた

「ゆーへい君から話しは聞いてたよ!
こちらこそよろしく!」

⏰:11/03/11 06:45 📱:PC 🆔:2.s78JcI


#88 [ビオレ]
すてき

⏰:11/03/12 17:22 📱:SH02A 🆔:wC88JU3A


#89 [タカ]
初めて会う今井に、レナは強く感じるものかあった

レナは霊感体質でも超能力者でもないが、感じていた

今井のオーラは普通とは違う…

特別な“なにか”がある…

レナの今井への興味は、さらに強くなっていく。

⏰:11/03/14 07:08 📱:PC 🆔:cwiuk61Q


#90 [タカ]
「それじゃあ始めようか!」

スタッフの声で二人は席につく

話す内容も流れも大体はプロデューサーの仕切りで行われる

何故この仕事を始めたか、それぞれの仕事の大変さ、裏話

よくあるベタな質問を交わしあうだけ、

レナはそんな事よりも、聞きたいことが沢山あった

レナは話しの流れを無理矢理ずらして質問することで必死でいた。

⏰:11/03/14 07:19 📱:PC 🆔:cwiuk61Q


#91 [タカ]
『今井さんって小説書く時ってどんな事考えて造るんですか?』

「僕はほとんどインスピレーションなんだ!」

『インスピレーション??』

「そう!いきなりストーリーが沸き出るってゆうか、直感っていうかぁ
計算して造りあげるのは、苦手なんだ!」

『それって天才じゃないですか!』

「天才なんかじゃないよ!」

今井は少し笑いながら話しを続けた

「読む人の心に届けよう!とか、読む人の為に!とかそういう読書へのの気持ちよりも、自分の心にどう響くか、自分が描いていて楽しめるか!とか、
自分中心なんだよね!」

楽しそうに話す今井に、レナもいつのまにか微笑んでいた

「やっぱ自分が楽しくないと、読む人も楽しくないかな?って、考える甘すぎかな!?」

今井は照れながら真剣に持論ん型ってくれた、

そんな今井にレナは自分が感じていたものは間違いではないことを確信していた。

⏰:11/03/14 07:46 📱:PC 🆔:cwiuk61Q


#92 [タカ]
「逆に質問していいかな??」
レナは驚いた顔で頷く、
「この対談が決まって、レナちゃん出てる雑誌とかショーの映像とか色々拝見させてもらったんだ!」

レナはさらに驚いた表情で頷く、

「ショーによって、雑誌によってレナちやんの表情が全然違って見えるんだ!まるで違う人なんじゃないか!って思うくらい!あれは、演じたレナちやんなの?
それとも、レナちゃんそのものなの?」

⏰:12/03/06 19:25 📱:Android 🆔:aofe5J9k


#93 [タカ]
レナはイメージした。

普段の撮影での自分、ショーなどで人に見られているときの自分、レナはめをつぶって話しをはじめる、

『ん〜 あんまり考えたことなかったなぁ〜? でも!演じてるわけじゃないかなぁ〜??うまく説明できないけど!“四季”??みたいな〜」

レナの答えにかじりつく今井は、おかわりを要求して尻尾を振る犬のようだ。

レナは視線を天井に向けたまま話しつづけた、

『季節によって感じる風も、感じる思いも、全然ちがうじゃないですか、着る服も!それって自然な事で意識的にすることじゃないとおもうんですけど〜』

レナの発言に今井は、驚いた顔と納得した顔をどうじに表現した。

『なんか意味わかんなくてスミマセン!説明するのとか昔から苦手で!』

今井は強く頷いてテーブルの上の水で喉を潤した。

「思った通りの人ですね。


⏰:12/03/06 19:53 📱:Android 🆔:aofe5J9k


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