「「純也」」
最新 最初 🆕
#1 [ぴんく]
 

 「純也」の続編。
 
 になるかと思います。


 

⏰:09/12/12 16:43 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#2 [ぴんく]
−−−−−−−−−−−「涙を流さない事」
「体力を使わない事」

それさえ守れば
行く事が出来ます。
−−−−−−−−−−−

⏰:09/12/12 16:44 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#3 [ぴんく]
夕方になったので
いつものスーパーで買い物をして、いつもの自転車に乗り公園の前を通過した。

いつもより子供達が多い

子供達は何かに群がっていた。


私も普通に子供が出来る身体ならあの子達くらいの歳かな なんて思う。


考えないよう通過し、にアパートの階段を上がった。

⏰:09/12/12 16:52 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#4 [ぴんく]
ドアノブに手をかけた時、薬指の指輪が光った。


「来週は結婚記念日なのに…」


旦那とは三年前に結婚した。子供はいない。
病院に通って治療を受けていたけど馬鹿らしくて止めた。

⏰:09/12/12 17:02 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#5 [ぴんく]
結婚記念日は祝っていいものなのかわからなくなってしまった。


忘れないようにって
二人でその日にしたのに
今となっては そのせいで心から祝うことができない。


私の親友の命日。


大好きだったあいみの命日に合わせたんだ。

⏰:09/12/12 17:12 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#6 [ぴんく]
それはよかったのか、悪かったのかはわからない。でも、幸せになっていいのかって 複雑な気持ちになってしまう。


記念日は二人で食事をしたあと、私一人であいみのお墓に向かうんだ。

⏰:09/12/12 17:15 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#7 [ぴんく]
台所に立ち、帰宅に合わせて料理を始めた。


いつもの時間に電話がなる。


「あ、俺だけど今から上司の接待だから飯、いらないから」


「そっか。わかった。気をつけてね」


素っ気なく電話を切った

⏰:09/12/12 17:19 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#8 [ぴんく]
せっかくの料理が台なしになるのに…最近こんなんばっかりだ。



一人の時間が多くて
寂しい。


時計ばかり気になって
帰りを待ち続けるのが辛い私はついに出会い系サイトに足を踏み入れるようになった。

⏰:09/12/12 17:24 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#9 [ぴんく]
最初から、1番になれないのは分かっていた。

だけど私が私で居られるのは純也の前でだけだった。

純也もそうだと言ってくれた。

同じ悲しみを持つ二人。
1番の理解者。
解り合える最高のパートナーになれると信じていた。

⏰:09/12/12 17:27 📱:911SH 🆔:cIbF/iNw


#10 [◆chiko/iLLQ]
あげる

⏰:09/12/30 05:57 📱:F903i 🆔:.raUT8mA


#11 [我輩は匿名である]
をいぴんきー笑

放置かゆ〜ん(T-T)

⏰:10/04/15 10:24 📱:F903i 🆔:Q4ZdGsMc


#12 [ぴんく]
続き書きます〃
ごめんね。ありがとう☆

⏰:10/04/16 00:26 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#13 [ぴんく]
子供でも居たらまた
違う世界で 楽しい毎日を送れるらず。


だから心から望んでいるのに
私達には授からない。

毎日泣いていた時もあったけど
純也は気付かって
「子供は嫌いなんだ」と言ってくれた。


あれから二年がたつ。

⏰:10/04/16 00:33 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#14 [ぴんく]
酔っ払って帰った純也は
また朝早くに出勤していった。


私はいつものサイトにアクセスした。

ふと、一人女の子のプロフが目にとまった。


貼られた写メはあいみにとてもよく似ている
19歳の学生。

⏰:10/04/16 00:37 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#15 [ぴんく]
[趣味]趣味とゆうか、息がつまりそうな時はプラプラと散歩する癖があります〃









気がついたら 私は身支度をしていて 外を歩いていた。

⏰:10/04/16 00:41 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#16 [ぴんく]
外はよく晴れていて
遠くから子供達の弾む声が聞こえる。

通りすぎる車の風が少し心地いい。

風は冷たくて 木から木へと急ぐ。


「うん!散歩も悪くないな」


弾む足は自然と いつも通る公園の方へと向かっていた。

⏰:10/04/16 00:46 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#17 [ぴんく]
そして、
はっとした。
急に頭をよぎったのは
何かに群がる子供達の光景。 昨日の光景だ。

「あれはなんだったのかな?」

なぜか妙に気になってきたので その場所へと足を運んでみることにした。

⏰:10/04/16 00:50 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#18 [ぴんく]
今日は子供達はいなかった。代わりに一人のおじいさんがいる。

近づく私に話しかけてきた。

「まったく可哀相にな」


なんのことやらわからない私は

「はあ。」

気のない返事をした。

⏰:10/04/16 11:47 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#19 [ぴんく]
覗きこむとそこには

小さい体をさらに小さく丸めた子猫がいた。


「え〜っ、かわいい!」


その声に驚いたのか、子猫はビクッと体を動かし
まるで怒られた子供のように私を見上げた。

⏰:10/04/16 11:54 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#20 [ぴんく]
その瞳。


身体の奥底から
込み上げてくるこの感情は失いかけていた母性なのか?

私の心は一瞬にして
その子猫に吸い込まれた


抱きあげると 子猫は気持ち良さそうに目をつむり、ゴロゴロと喉を鳴らした

⏰:10/04/16 12:01 📱:911SH 🆔:2yZAKuQM


#21 [ぴんく]
よくみると、子猫の入っていた段ボールの中には パンやミルク、焼き魚などが置かれていた。


おじいさんが与えたのか、または、子供達が与えたのか…

ふと隣を見るとおじいさんはいなくなってしまっていた。

⏰:10/04/17 00:21 📱:911SH 🆔:Et7b5Me.


#22 [ぴんく]
周りには誰もいない。

こんな可愛い猫、すぐに拾われるはず。
一歩遅かったなんて、絶対いや。






私は子猫を手に抱きながら 来た道を戻った。

⏰:10/04/17 00:25 📱:911SH 🆔:Et7b5Me.


#23 [ぴんく]
アパートに着くとすぐに電話を入れた。


「純也?仕事中ごめん。今ね、子猫拾っちゃった。すごく可愛いから、うちで飼わない?」


純也の返事が待ち遠しい私は子供のように、いいでしょ?いいでしょ?と急かした。


「りょうさんに聞かないとまだわかんねぇけど、聞いてみるだけ聞いておくから、とりあえず帰るまで待っててよ」


アパートは純也の先輩のりょうが大家さん。

⏰:10/04/17 00:32 📱:911SH 🆔:Et7b5Me.


#24 [ぴんく]
電話の様子だと 純也はあまり興味がなさそうだった。



それでも私は自転車に乗って 子猫にミルクと買いに行く準備を始めた。


子猫を見ると私が乗せたソファーの上にチョコンと座り、壁側のカレンダーの方を向いていた。

⏰:10/04/17 00:37 📱:911SH 🆔:Et7b5Me.


#25 [ぴんく]
「ミーちゃん!買い物行ってご飯買ってくるからちょっとだけ待っててね!」


玄関から子猫に向かって声をかけると ちゃんとこちらに振り向いた。


猫に言うのはおかしな言葉だけど「美人」という言葉が似合う顔立ち。


私は忙いでコンビニへ向かった。

⏰:10/04/17 00:42 📱:911SH 🆔:Et7b5Me.


#26 [ぴんく]
「ミーちゃん、ただいまー!!」


玄関を開けるとミーちゃんは玄関の前でスヤスヤと眠っていた。

あまりの可愛さにツンツンと軽くつつくと
コロンと体制を変えたが
尚も眠り続ける。


「ミーちゃん?」


小さな耳のに口を近づけて呼びかけてもびくともしない。


「お腹空いてないの?
きっと外にずっといたから疲れちゃったんですかー?」

⏰:10/04/19 10:30 📱:911SH 🆔:AhoHGgOQ


#27 [ぴんく]
そんなミーちゃんをお腹の上に乗せて愛おしい気持ちを高めながら眺めていた










ミーちゃんが動く。
ミーちゃんは今まで深い眠りに入っていたのが嘘かのようにパチリと目を開けて 私をしっかりと見ていた。

⏰:10/04/19 10:36 📱:911SH 🆔:AhoHGgOQ


#28 [ぴんく]
「あれ?ミーちゃん!お目覚めですかー?」


嬉しくて顔がつい緩んでしまう。


「うん!いっぱい寝たからスッキリしたよー」


ミーちゃんは 細くて高い声で答えた。


「ミーちゃん、あなたお話できるの?」


驚いた私にコクリと頷く。

⏰:10/04/19 10:41 📱:911SH 🆔:AhoHGgOQ


#29 [ぴんく]
「あっそうだ!
ミルクとご飯買ってきたんだよー!食べる?」


私はミーちゃんをお腹の上からソファーへ降ろし
買ってきた缶詰とミルクを出してきた。


「りんちゃん。まだ缶詰は食べれないよ。パンとミルク食べたい」


とても綺麗な姿勢で
しっぽを丸めながら言った。

⏰:10/04/19 10:45 📱:911SH 🆔:AhoHGgOQ


#30 [ぴんく]
「そうなの?ごめん。
じゃあ、旦那さんにパン頼むからもうちょっと待っててね。」











旦那さん?
旦那。旦那…






はっっ!!

⏰:10/04/19 10:47 📱:911SH 🆔:AhoHGgOQ


#31 [ぴんく]
今何時?!



ぱっと時計を見ると
5時を回っていた。
お腹が温かい。
お腹の上にはミーちゃんがスヤスヤ眠っている。

コンビニから帰ってきたのは3時くらいだったのに。

眠っていたみたいだった

テーブルの上にはビニール袋。
出したはずの缶詰もまだ袋の中にあった。

⏰:10/04/19 10:55 📱:911SH 🆔:AhoHGgOQ


#32 [ぴんく]
感想板 作りました〃

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4751/

⏰:10/04/19 18:09 📱:911SH 🆔:AhoHGgOQ


#33 [ぴんく]
「はぁ。夢かよ」


そろそろ純也から電話が入る時間だと考えていると、見事に電話が鳴った。
どうせまた遅くなるって言われるんだろうけど
不思議と今日は優しい気持ちのまま電話をとった


「はいはい〜お疲れ様」


「おう!俺だけど
今日は今から帰るから」


「わかった。珍しいね!
てゆーかりょうさんなんだって?」


「りょうさんとかの前に、俺は生き物飼うのは嫌だから。
まぁとにかく帰る」

⏰:10/04/20 17:41 📱:911SH 🆔:rfFEXps6


#34 [我輩は匿名である]
あげます。

⏰:10/05/18 03:55 📱:F02B 🆔:KDPwOjj6


#35 [ぴんく]
しばらくすると
純也は帰宅した。

なにやらブツブツ文句を言っている。

靴を脱いでこちらに向かってきた次の瞬間、
猫を見るなり 固まった



「なんだこの猫…
これは、俺の負けだわ」

純也はみーちゃんを抱き抱えた。

⏰:10/06/22 09:24 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#36 [ぴんく]
そんな純也を見て
私も嬉しくて純也に抱き着いた。

「ありがとー!」

みーちゃんも 気持ち良さそうに純也の指に顔を擦り寄せている。


純也が、大家のりょうさんに頼み込み、了承してもらえたので みーちゃんは私達のものになった。

⏰:10/06/22 09:28 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#37 [ぴんく]
その日を境に、
純也はまっすぐ帰ってくることが多くなった。

それが何より嬉しい。

みーちゃんと純也と私の三人の幸せな時間。

みーちゃんが私達夫婦にたくさんの笑顔をくれた

純也がミルクをあげて顔を近づけて見ていると、いきなりくしゃみをしてミルクを純也の顔面にぶちまいたり

⏰:10/06/22 09:33 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#38 [ぴんく]
寝ぼけたみーちゃんが
フラフラ歩いて、柱にぶつかって転んだり、

ニャオニャオと寝言を言ったり


とても和やかで楽しい時間が増えた。

⏰:10/06/22 09:35 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#39 [ぴんく]
みーちゃんは
疲れやすいのか、遊んでいてもすぐに眠ってしまう。


遊んでいたフワフワのおもちゃを抱き抱えながらスヤスヤと眠り始めた。


そんなみーちゃんの姿を
愛おしく想いながら
二人、静かに見つめていた。

⏰:10/06/22 11:16 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#40 [ぴんく]
すると純也は
私の肩を抱き寄せた。
少し照れ臭そうに頭をかきながら小さな声で言った。

「結婚記念日、旅行に行こう。」

私はすごく嬉しかった。

「行きたい!でも…
みーちゃんどうしよう」


純也は子供みたいに無邪気な笑顔を作りブイサインを向けてきた。


「ペットOKのところに決まってんじゃん!」

⏰:10/06/22 11:22 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#41 [ぴんく]
幸せな気持ちがお互いに高まり、そのままベットに行き、深く愛し合った


そう。
たったの数日だけど、
みーちゃんはいつのまにか家族の一員だった。

みーちゃんの存在ひとつで、こんなに夫婦仲がよくなった。

きっと純也もみーちゃんを、自分の子供のように思ってくれていたんだ

⏰:10/06/22 11:26 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#42 [ぴんく]
純也の寝息を感じながら
いろいろな想いが
込み上げてきた。


やっぱり純也は
本心では、子供が欲しいって思っているに違いない。
今日も帰ってくるなり、
「お腹すいたか?」「ちゃんとトイレでおしっこしたか?」なんて、みーちゃんに話しかけている姿を見て、
そんな純也が愛おしい半面、虚しさを感じた。

⏰:10/06/22 11:31 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#43 [ぴんく]
みーちゃんがやってきて、妊娠しない事実を久しぶりに悔やんだ。

病院では原因がわからないから旦那さんを呼んでくださいと言われた。
純也に問題があるなんて思いたくないし、
検査だってさせたくない。
私の身体のせいなんだ。

二人で居たって幸せなんだからそれでいいんだ。


そう 言い聞かせてきた。

⏰:10/06/22 11:36 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#44 [ぴんく]
涙を抑えられなくなり、
そっとベットを抜け出した。

リビングで腰かけると、私の気配に驚いたのかみーちゃんが目を覚まし、
近づいてきた。
スリスリと顔を擦り寄せてくる。


慰められている気がして
余計に涙が出た。

⏰:10/06/22 11:39 📱:911SH 🆔:yZbalwwY


#45 [ん◇◇]
↑(*゚∀゚*)

⏰:22/11/02 18:26 📱:Android 🆔:v6aTTZj2


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