あ、ネコ…。
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#1 [シャム] 09/12/12 20:26


私の知ってる
ネコは
気ままだ。


#2 [シャム]


あの通り

⏰:10/01/14 03:28 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#3 [シャム]


いらっしゃいませ。


木製の押し扉を開くと、若いお兄さんの溌剌とした声が店内に響いた。


「中谷さん、今日も来てくれたんだね。ありがとう。」
次に落ち着いた低い声が私の名前を呼んだ。
店には若い男の他に、
浅い皺が出来だした男とがいた。

私は彼の長年の付き合いがあり、いわゆる幼なじみであった。

⏰:10/01/14 11:37 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#4 [シャム]


「今日もって、昨日は珈琲飲まずに帰ったじゃない。ゆっくりして行こうと今日は思って。」


昨日は仕事の帰りに寄って、彼から預かり物をしたのだ。


私がそう言うと、彼はメニューを手のひらで向けてにっこりと笑った。


「お客様、何にしますか?」


「ブレンドで。」

私は彼の指に光る銀の鉄を、つい見ていた。

⏰:10/01/14 11:49 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#5 [シャム]


彼の店は客が注文してから珈琲を立てるのだ。
前にそれで店が回るのか疑問に思い聞いて見たことがある。


「そうだね。提供一人ひとりに手間はかかるけど、あんまり混雑した試しがないからね。それに、出来たての方が美味しいからいいんだよ。」


こだわりだろうか。
この発言は彼らしい気がした。
私なら忙しい社会人達に利用率を上げて貰いたいが、そんな客はこの店は欲してないようだ。

若いお兄さんが私の珈琲を立てている間に、左奥の席へと着いた。

⏰:10/01/14 12:07 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#6 [シャム]



この店は椅子や机の形が一席毎に違っていた。
ただし、色は揃えてあるようで落ち着いたブラウンを基調にしている。

私は1人用の脚の高い椅子に座り、小さな丸い机に珈琲が来るのを待った。

店の中は休日にしては、やはり人が少ない気がする。

店を見渡すと女性2人組と年老いた夫婦が2人。
この店には珍しい若い男の子が1人いた。


本でも読みながら待っていると、先ほどの若いお兄さんが出来上がった入れたての珈琲を持って、私のところへやってきた。



「お待たせしました。ごゆっくり、どうぞ。」


彼は木製のトレーからティーカップを静かに置くと、軽く会釈をして去っていった。


⏰:10/01/14 17:53 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#7 [シャム]


店はBGMこそ流れているが辺りの店に比べても静かだ。

小さな話し声さえ、なんとなく聞こえるほどである。

私の携帯がブーンと、静かになった。
見知った人物からの着信が入っている。


「はい、どうしたの?」



⏰:10/01/14 18:46 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#8 [シャム]



『中谷さん!すみません。この前出したデータ何ですが、』



会社の後輩からの電話に返答しながら、休みの日まで働かされていることへ少し不満を感じていた。


「分かったわ。今日丁度会社の近辺にいるから、後は私が行ってやっておく。次はミスしないよう気を付けて。」

出来るだけ、責めないように注意をして電話を切った。
会社へ行く前に上司に連絡を取らなくてはならない。
その為の番号を見つめながら、

「珈琲を一服したら仕事か」

とため息を付きながら実感していた。

⏰:10/01/14 18:51 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#9 [我輩は匿名である]



⏰:10/01/19 13:33 📱:N04A 🆔:☆☆☆


#10 [シャム]



学生だったあの頃は、今となっては懐かく、どの出来事も私にとっては思い出深い気がする。


⏰:10/01/25 21:56 📱:N04A 🆔:☆☆☆


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