太陽と夏の空
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#245 [ラビ]
次の日の朝。

いつもと何も変わらない朝だった。


達矢「ふぁぁぁぁあ…眠ぃ…」


あくびをしながら着替えを済ませ、部屋を出ようとした時…



「達矢ー!!達矢ぁー!!」


と母さんの声が聞こえた。

⏰:06/09/05 19:06 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#246 [ラビ]
達矢「起きてるー!!」


そう言い返して部屋を出た。



階段を降りると、母さんが慌ててとんできた。


「達矢っ!!早く車に乗って!!」


母さんの慌てように俺も驚いた。

達矢「なっなしたんだよ!?」

⏰:06/09/05 19:09 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#247 [ラビ]
母さん「いいからっ!!」


俺は言われるままに車に乗る。


…一体…何の騒だ…??


しばらく車は走り続け…


そうして着いた場所は…





…病院。

⏰:06/09/05 19:12 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#248 [ラビ]
…ゾクッ


俺は寒気がした。


この嫌な感じ…


前にもあった…。



…そうだ…



父さんのときだ…。

⏰:06/09/05 19:13 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#249 [ラビ]
車から降りると急いで病院の中に入った。


無我夢中で走る。


そして…ある病室の前に案内された。



病室のドアに手を伸ばす…。


…あぁ…この感じ…。


父さんのときと一緒だ…。


俺は頭が真っ白で、何も考えられなかった。

⏰:06/09/05 19:18 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#250 [ラビ]
このドアの向こうで何が起こっているのかはわからない…。

だが、良くないことであるのは確かだ。



…俺の手が震えてきた。



…嫌だ…。

開けたくない…。


真っ白な頭の中で

考えることはそれだけ。

⏰:06/09/05 19:23 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#251 [ラビ]
…でも、開けなければいけない…。


震える手を握り、ノックする。


…コンコン…


そして次に冷たいドアノブに手をかけた。



…ガラガラガラ…



俺はゆっくりとドアを開けた。

⏰:06/09/05 19:29 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#252 [ラビ]
静かに病室に入る…。


達矢「…………」


俺は言葉を失った。


…何で?



深く深呼吸をして


ベッドに近付いた。

⏰:06/09/05 19:40 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#253 [ラビ]
俺は…目の前の真実を受け入れられなかった…。



ベッドの中では…








ヒロキが眠っていた。

⏰:06/09/05 19:43 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


#254 [ラビ]
達矢「おい…?」


俺はゆっくり手を伸ばし、ヒロキの体に触れた。



…氷のように冷たい。


父さんのときと同じ冷たさだ。



…嘘だろ?


誰か嘘だって言えよ…。

⏰:06/09/05 19:46 📱:W32SA 🆔:pFuM3zxU


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