太陽と夏の空
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#365 [ラビ]
…ヒロキ…。


お前にも見せてやりたいよ。


めちゃくちゃ感動するぜ…?


お前…


あのマウンドで投げれるなんて


これほどない幸せだろ…?


投げたかったよなぁ…?


ヒロキ…。

⏰:06/09/10 22:36 📱:W32SA 🆔:hksmURtU


#366 [ラビ]
ずっとそんなことを考えながら

球場を見回していた。


監督「バスに戻るぞぉ〜」


監督の指示に従いバスに戻る。


これから泊まるホテルへ向かうようだ。



開会式は明日…。


いよいよ“夏の甲子園”が始まる。

⏰:06/09/10 22:45 📱:W32SA 🆔:hksmURtU


#367 [ラビ]
―次の日

ホテルで一夜を過ごし、甲子園に戻って来た。


俺達が着く頃には、すでにたくさんの学校が来ていた。


ハンパないバスの数。



バスを飾る文字たちは


“北澤学園”


“西ノ宮高校”


“田島商業”


などなど…全国に知れ渡る名門ばかりだ。

⏰:06/09/10 22:52 📱:W32SA 🆔:hksmURtU


#368 [ラビ]
もちろん、TV局も来ている。


俺は今までにないほど緊張していた。


バスを降り、球場へ入って行く。


昨日とは違って、観客席も満員。


すでに会場の雰囲気に押しつぶされそうだ。

⏰:06/09/10 22:56 📱:W32SA 🆔:hksmURtU


#369 [カズ]
アゲアゲ

⏰:06/09/11 11:56 📱:W41CA 🆔:Z95XGhJ.


#370 [ラビ]
カズさん~アゲありがとうございます咐~

⏰:06/09/11 22:32 📱:W32SA 🆔:8KaupdBM


#371 [ラビ]
「出場校の選手は整列して下さーい」


係員の声が響く。


俺達は“愛川高校”と書かれたプレートの前に並ぶ。



どんどん鼓動が早くなる…。


緊張する…。


その時。



「おい、坂本」


監督が俺の名前を呼ぶ。

⏰:06/09/11 22:43 📱:W32SA 🆔:8KaupdBM


#372 [ラビ]
達矢「はい?」


振り向くと、監督は俺に何かを手渡した。


監督「これ、持って歩け。」


そう言って渡されたのは…


ヒロキの遺影だった。



監督「緊張してコケんなよ」



それだけ言って監督は立ち去って行った。

⏰:06/09/11 22:47 📱:W32SA 🆔:8KaupdBM


#373 [ラビ]
わぁぁぁぁぁぁぁぁ…


急に会場が沸く。


開会式が始まったようだ。



俺はヒロキの遺影をぎゅっと抱き締め、愛川高校の先頭を歩いた。

⏰:06/09/11 22:49 📱:W32SA 🆔:8KaupdBM


#374 [ラビ]
…開会式が終わり、監督の元へ戻る。


監督「これから地元の高校のグランドを借りて調整程度に練習する。いよいよ本番だからケガはするなよ。」


部員『おっす』



全員バスに乗り込み目的地へと向かう。

⏰:06/09/11 22:53 📱:W32SA 🆔:8KaupdBM


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