太陽と夏の空
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#101 []
次の更新待ってます

⏰:06/08/29 19:41 📱:SH902i 🆔:RCquaO1w


#102 [ラビ]
麻嘩さん→ありがとうございます(T_T)☆文才があるなんて私にはもったいないお言葉…(>_<)(笑)本当にありがとうございマス☆これからも頑張って書くので応援よろしくお願いします(ノ∇≦*)

⏰:06/08/29 20:42 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#103 [ラビ]
イさん→ありがとうございます♪(〃ω〃)これから更新しますね☆頑張ります(≧∪≦*)

⏰:06/08/29 20:55 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#104 [ラビ]
【第3章―愛川高校】

父さんの死から1年…。


俺は中学3年生になり、夏を終えようとしていた。


俺達の代は“桜岡中史上最強”と言われるほどの強さで


中体連では全国出場を果たした。

全国大会では初戦から優勝候補と当たり、

惜しくも延長12回でサヨナラ負け。

⏰:06/08/29 21:04 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#105 [ラビ]
悔しかったけど…


悔いはなかった。


部活から解放された俺達に残されたのは

進路選択。


俺はとっくに進学する高校を決めていた。



もちろん、愛川高校だ。


父さんの母校…。


俺も父さんと同じように、愛川のユニフォームを着てプレーをしたかった。

⏰:06/08/29 21:13 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#106 [ラビ]
そんなある日のこと…


いつものように昼休みを過ごしていると、校内放送が流れた。


ピンポンパンポン♪♪


『え〜…野球部3年の坂本、宮本。野球部3年の坂本、宮本。職員室まで来てください』


ピンポンパンポン♪

⏰:06/08/29 21:24 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#107 [ラビ]
…野球部に坂本って


…俺しかいねぇよな…。


そんな当たり前のことを考えながら教室を出ようとすると、ヒロキが走ってきた。


ヒロキ「おい、達矢!今、オレ達呼び出されたよな…?」


達矢「おぅ…」


ヒロキ「てか、監督の声だったし…何の用だろう?」


俺は呼び出しの内容のだいたいは見当がついていた。

…たぶん、高校のことだろう。

⏰:06/08/29 21:29 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#108 [ラビ]
達矢「たぶん高校のことじゃない?推薦とか…?」

全国に出場したチームだ。

どこの高校が“欲しい”と話を持ちかけてきてもおかしくはないだろう。


ヒロキ「あ、そうかもな!…ってか悪ぃ、オレちょっとトイレ行ってから行くわ!先行ってて〜!!」

⏰:06/08/29 21:34 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#109 [ラビ]
達矢「お…おう(笑)」


俺は思わず、プッと笑ってしまった。

野球をやらせたら一流なのに、グランドを出たらちょっと天然のヒロキ。


そのギャップはなかなか面白いものだった。


ヒロキの後ろ姿を見送り、俺は一人で職員室に向かった。

⏰:06/08/29 21:37 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#110 [ラビ]
職員室の前に立ち

コンコンとノックをしようとしたその時…


「いやぁ〜モテモテですねぇ、坂本君と宮本君は。一体いくつの高校から声がかかってるんです?」

先生の声だ。


…坂本君と宮本君って…

俺達の話?


俺はちょっと気になってノックするのをやめ、立ち聞きすることにした。

⏰:06/08/29 21:42 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#111 [ラビ]
「ざっと6校くらいですかねぇ〜。しかも坂本と宮本のセットで欲しいっていう学校がほとんどなんですよ。」


…これは監督の声だ。


「ほぅ〜!!スゴいですねぇ!監督である先生も鼻が高いでしょう?」


監督「まぁ〜あれだけの選手ですからね。欲しいのは当たり前と言っちゃ当たり前でしょう。まぁこっちから言わせれば2人のセットが欲しいなんて贅沢ですよ」

⏰:06/08/29 21:47 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#112 [ラビ]
「それもそうですねぇ!それに、宮本なんて小学時代にも全国に行ってるみたいじゃないですか。」


監督「宮本と坂本は小学時代に全国をかけた試合で当たったそうだよ。宮本が制したようだが」


「そういえば、坂本も小学時代、ものスゴいピッチャーだって有名だったみたいじゃないですか!!坂本より宮本のほうが良かったんですか?」

⏰:06/08/29 21:53 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#113 [ラビ]
この質問に俺はドキッとした。


俺よりヒロキのほうが良かったのか…。

俺はさらに耳を近づけて、監督が話出すのを待った。



監督「坂本と宮本かぁ〜。」


ひと呼吸置いて監督は話だした。

⏰:06/08/29 22:05 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#114 [ラビ]
監督「確に坂本もスゴいピッチャーだった。中学に来てもすぐに戦力なれる実力だったし、たぶん、高校に入ってもピッチャーとして即戦力になるだろう。」


「じゃあなんで宮本を??」


…そうだよ監督。

じゃあなんで俺をピッチャーにしなかったんだ…?

⏰:06/08/29 22:19 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#115 [ラビ]
その質問に監督はすぐに答えた。

監督「本当は坂本をピッチャーとして使ってやりたかった…。だから最初は宮本と坂本で2人でピッチャーをやらせようと思ったんだが…

なかなかいい内野の選手が見付からなくて、試しに坂本にショートをやらせてみたんだ。

そうしたら坂本もなかなかいい才能の持ち主でな…そのままショートとして使ってみることにしたんだ。

宮本は宮本でピッチャーとしてスゴい才能があるし、文句のつけようがない。

⏰:06/08/29 22:31 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#116 [ラビ]
だから、宮本のほうが良かったとか、そういう訳ではないな。」


俺は少しホッとした。

良かった…俺に実力がなかったわけじゃなかった…。


「へぇ〜そうなんですかぁ。でも坂本はずっとピッチャーで周りから騒がれていたのに、いきなりショートやらされたりして、部内で衝突とかなかったんですか?」

⏰:06/08/29 22:39 📱:W32SA 🆔:DG9yfLs.


#117 [ラビ]
監督「それがなかったんですよね。二人は仲が良かったし。でもなぁ…」


俺とヒロキが仲が良いのは本当だ。


“でもなぁ…”?

なんだろう…?気になる…。


監督は言いづらそうに言った。


監督「こんなこと本当は言ったらダメだと思うんですがね、坂本は…宮本がいなかったら確実にエースでしたよ。」

⏰:06/08/30 05:24 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#118 [ラビ]
その言葉を聞いた瞬間、胸がズキズキと痛んだ。


…え…?


今なんて言った?


宮本がいなかったら…


ヒロキがいなかったら俺はピッチャーやれてたってことなのか…?


俺はなんとも言えない気持ちになって…


その場から動けなかった。


悔しいのか…?


なんなんだこの気持ち…?

⏰:06/08/30 06:47 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#119 [ラビ]
ピッチャーをヒロキに取られたことなんて

なんともないと思ってた。


ピッチャーに未練なんかないって思ってた。


でも俺…



きっと、心のどこかではピッチャーがやりたかったんだ…。


ヒロキの後なんかじゃなく、


誰の足跡もついてない


キレイなマウンドに…

立ちたいと思ってたんだ。

⏰:06/08/30 06:53 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#120 [ラビ]
自分の気持ちに素直になってみると

胸が苦しくなった。


“ヒロキに取られたことなんて悔しくない”?

“ピッチャーに未練なんてない”?

…くそ。

悔しくないわけねぇじゃん…。


黙って下を向き、いろいろ考えていると、後ろから足音が近付いてきた。

⏰:06/08/30 07:01 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#121 [ラビ]
「おい?」


呼び掛ける声と同時に肩をポンと叩かれた。


達矢「うわぁ?!」



ビックリして後ろを振り替えると、ヒロキがキョトンとして俺の顔を見ていた。



ヒロキ「あははは(笑)どうしたんだよ??(笑)」

⏰:06/08/30 08:10 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#122 [ラビ]
ヒロキは俺の顔を見て笑った。


俺は相当すごい顔をして驚いてたんだろう。

ヒロキは爆笑だった。


ヒロキ「入らないのか?」


ヒロキはドアに手をかけて俺に言う。


達矢「あ…入る入る…」

俺は動揺しているのがバレないようにした。


ヒロキも気付いていないようだ。

…良かった。

⏰:06/08/30 21:55 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#123 [ラビ]
ガラガラ〜…


ヒロキ・達矢『失礼しまーす』


挨拶をして中に入ると、監督と先生がいた。


監督「おー来たかぁ。ちょっと相談室に行っててくれ」


達矢「あ、ハイ。」


俺達は相談室に行き、監督を待った。


俺はさっきの監督と先生の会話を思い出し、ちょっとヒロキと2人きりなのは気まずかった。

⏰:06/08/30 22:00 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#124 [ラビ]
ヒロキ「なぁ、やっぱ高校の話だよな?♪」

達矢「たぶんな…。」


俺の気持ちとは逆に、ヒロキはニコニコして監督の話は何かとワクワクしているようだった。


ヒロキ「推薦とかきてるかなぁ?♪」


…お前にこないワケがないだろう…。


そんなことを思っていると…


ガチャ…


監督「待たせたな」


監督が入ってきた。

⏰:06/08/30 22:05 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#125 [ラビ]
俺達は背筋を伸ばし、姿勢を正す。


監督が俺達の向かいに座り、用件を話始めた。


監督「話とはな…だいたい想像がついてると思うが…高校の話だ。お前達はどうするんだ?」


…やっぱりな。

俺の予想は的中した。


達矢「推薦はきてるんですか?」

俺は愛川以外あまり興味はなかったが、一応聞いてみたかった。

⏰:06/08/30 22:11 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#126 [ラビ]
監督「公立では東商業、愛川高校、私立では白石学園、八雲高校、柴田工業、地方からは北澤学園だ。」


全部で6校か…。

白石・八雲・愛川・柴田と地元のベスト4がそろっている。


地元以外からは北澤学園…

甲子園常連校であり、常に甲子園ベスト8以上という強豪校からも声がかかっているなんて…。

予想以上だ。

⏰:06/08/30 22:20 📱:W32SA 🆔:2IODb7d6


#127 [ラビ]
達矢「俺、愛川に行きます。」


俺はハッキリと言った。


もうここ以外に行く気はない…。





監督「そうか。」


監督はすでにわかっていたような返事をした。


俺が父さんと同じ高校に入りたいと思っていることを知っていたのだろう。


監督「宮本はどうするんだ?」

監督は今度はヒロキに顔を向けた。

⏰:06/08/31 23:27 📱:W32SA 🆔:j78ObfgE


#128 [ラビ]
今日はバイトで疲れてもう眠いので明日書きますね↓(;_;)ごめんなさい↓(>_<)
今日書けなかった分、明日頑張っていっぱい書けるようにしたいと思うので、また明日も見に来て下さい☆

⏰:06/08/31 23:36 📱:W32SA 🆔:j78ObfgE


#129 [とも]
楽しみにまってます(-^□^-)

⏰:06/09/01 01:25 📱:P701iD 🆔:P1CDa9eg


#130 [ラビ]
ともイサン☆ありがとうございます(*^^*)楽しみにしただけるなんてホントに光栄です(T_T)☆頑張っちゃいます!!(笑)書きます((φ( ̄ー ̄ )

⏰:06/09/01 18:02 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#131 [ラビ]
ヒロキ「俺は…」


ヒロキは少し顔を曇らせた。

そして言いづらそうに口を開いた。


ヒロキ「俺も…愛川に行きます…。」


…え?

ヒロキも愛川?


俺は正直驚いた。

ヒロキはもう白石に決めているのだと思っていた。

だってヒロキの父さんが…


白石だったから。

⏰:06/09/01 18:11 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#132 [ラビ]
俺の父さんとヒロキの父さんは同期で、夏の甲子園をかけた大会で戦ったらしい。


俺の父さんは愛川でピッチャー、

ヒロキの父さんは白石でキャッチャーだった。


てっきり俺はヒロキは父さんと同じ高校に行きたいと思ってるんだと思ってた。

俺が父さんと同じ愛川に憧れているように…。

⏰:06/09/01 18:19 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#133 [ラビ]
監督「そうか、宮本も愛川か…。まぁ、まだまだ時間もあるし、まだまだこれからいろいろな学校からも来るだろうから、二人ともゆっくり考えなさい。」


ヒロキ・達矢『はい』


監督「じゃ、戻っていいぞ」


ヒロキ・達矢『ありがとうございました!』


…こうして監督との面談を終えた。

⏰:06/09/01 18:23 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#134 [ラビ]
相談室を出たあと、俺はぼんやりと考えていた。


…ヒロキも愛川か…。

別に嫌なわけではない。

嫌なわけではないんだけど…


なんだか心にモヤモヤが残る…。


「おい」


達矢「うわぁ?!」


また驚いて振り替えるとヒロキがケタケタ笑っていた。


ヒロキ「お前、今日驚きすぎだぞ(笑)」

⏰:06/09/01 18:30 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#135 [ラビ]
達矢「いや…悪ぃ」


ヒロキ「オレってそんなに怖い…?」


達矢「いや、そういうわけじゃないからさ」

ヒロキ「そう?なら良かった☆」

ヒロキは笑って言った。

…が、すぐにその笑みは消え、急に真面目な顔になった。

真面目というか…


どこか悲しそうだった。

⏰:06/09/01 18:36 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#136 [ラビ]
ヒロキ「俺さぁ…」

とても申し訳なさそうに話すヒロキ。

俺は目線をそらさずにヒロキを見つめて話を聞いた。


ヒロキ「俺さぁ…結構ちょっと前から愛川に行きたいと思ってたんだ。
最初は白石を考えてたし…自分は白石だろうって思ってたときもあったけど…

でもやっぱ父さんと同じばっかじゃなくて、自分で新しいことしたいなぁって思ってさ…

⏰:06/09/01 19:01 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#137 [ラビ]
でも…達矢は親父さんと同じ高校に行きたいって思ってるの知ってたから…。

オレについて来られるの嫌がるんじゃないかと思ってずっと言えなかったんだ…。」

俺はヒロキの話を黙って聞いていた。

やっぱり俺…


ヒロキにもそう思わせちゃう態度だったのかな…。

そうだと思うと、ヒロキにすごく申し訳ない気持ちになった。

⏰:06/09/01 19:13 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#138 [ラビ]
達矢「別に、迷惑じゃねぇよ!全然言ってくれて良かったのに…」

ヒロキ「ホント?!あのさ…これもずっと前から思ってたんだけど俺…高校でも達矢と野球がしたいんだ!」


ヒロキのその言葉に俺は嬉しくて…胸がいっぱいになった。

俺だって…まだまだヒロキと野球がしたい。


達矢「一緒に愛川行こうぜ」

⏰:06/09/01 19:17 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#139 [ラビ]
俺がヒロキに言えた言葉はその一言だった。


ヒロキ「本当に?!ありがとう!!」


ヒロキは満面の笑みを浮かべた。




『甲子園行こうぜ』



二人の声がそろった。


俺達は笑いながら教室へと戻った。


そしていつの間にか、あの心に残ったモヤモヤも消えているのに気がついた。

⏰:06/09/01 19:21 📱:W32SA 🆔:tJU7WrdY


#140 [カズ]
楽しかったよ
更新楽しみに待ってる

⏰:06/09/02 02:19 📱:W41CA 🆔:ogbf.qeM


#141 [ラビ]
カズさん~ありがとうございますュ@本当に嬉しい限りですK~楽しみにしていただけるなんて本当に感謝感激です更新頑張りますツヘ(笑)

⏰:06/09/02 08:54 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#142 [ラビ]
こうして、俺達は中学を卒業。

愛川高校へ特待生として入学した。


真新しい制服に身をつつみ、胸を踊らせながら愛川の校門を抜ける。


愛川は昔からあるわりには、改装を繰り返しているからか、校舎はなかなか綺麗だった。


ここで3年間…俺達は甲子園を目指す。


待ってろよ、甲子園。

⏰:06/09/02 09:05 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#143 [ラビ]
【4章―夢の始まり】

入学してから1週間後。

部活見学期間を終え、正式に入部を認められた。


緊張しながらグランドに入る。




カキーン!!

「いったぞー!!」

「島田ー!つっこめー!!」


「ナイスプレーナイスプレー!!」



…スゴい。

当たり前だが、中学と比べ物にならない練習内容とレベルの高さ。

⏰:06/09/02 09:15 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#144 [ラビ]
中学レベルの俺の頭で言わせてもらうと、これで甲子園に行けないというのが不思議だった。


…もっと上がいるということか…。


現在、地元トップで甲子園出場を果たしている白石学園のことを考えると…

ゾクっとした。

⏰:06/09/02 09:19 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#145 [ラビ]
「1年生だよね?」

誰かが声をかけてきた。


振り向くとそこには、土で汚れた練習着を着た選手が立っていた。
練習着には“愛川高校”と書かれている。

…先輩だ。



「入部希望者?」

先輩はニコっと笑い、俺達に尋ねる。


ヒロキ・達矢『ハイ!』


元気に返事をすると先輩はまたニコっと笑って

「こっちにおいで☆」

と案内してくれた。

⏰:06/09/02 09:26 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#146 [ラビ]
てくてくと俺達は先輩の後ろをついて歩いた。

先輩「…ってゆうかよく見たら坂本君と宮本君じゃん!!(笑)」


『へっ?』

俺達は驚いた。

達矢「俺達のこと知ってるんすか?」

先輩「知ってるもなにも地元じゃ結構有名人でしょ?(笑)いや〜坂本君と宮本君のセットで愛川来てくれるなんて嬉しいよ☆」

先輩はまたニコニコしながら言った。

⏰:06/09/02 09:33 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#147 [ラビ]
自己紹介の前に名前を言われるなんてこと…前にもあった気がする…。

まぁいっか。

とりあえず俺達は歓迎されているようだった。


達矢「いや、俺なんて対したことないです。」

そういうと先輩は俺の頭をパシっと叩いて

先輩「何言ってんだよっ☆まぁちょっと中学と高校じゃ違うけどさ、すぐ慣れるよ☆」

と言ってくれた。

⏰:06/09/02 09:39 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#148 [ラビ]
そんな話をしていると、いつの間にか野球部の部室に到着した。

先輩「ここが野球部の部室ね☆着替えたらグランドにおいで☆」

ヒロキ・達矢『ありがとうございます!』


俺達はお礼を言って部室のドアを開けた。


…ガチャ…

⏰:06/09/02 09:47 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#149 [ラビ]
中には一人…1年生と思われる人がいた。


「あ…」


目が合い俺達3人はどーも、と頭を下げた。


「…お先に」


そいつは先に着替えを済ませ、部室を出ていった。


体格がかなりいいし、背も高い。

高校はこんな奴がゴロゴロいるのか、と思うとこの先が不安だった。

⏰:06/09/02 12:07 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


#150 [ラビ]
そんなことを考えていると、ヒロキがボソっと言った。


ヒロキ「なぁ…今のヤツめっちゃ体格いくねぇ?!どーしよ、オレ…」


…ヒロキも俺と同じ不安を感じていたようだった。


達矢「大丈夫だろ。体格で負けてるなら技術で勝負だ!」


ヒロキと気合いを入れなおし、着替えを済ませグランドに向かった。

⏰:06/09/02 14:38 📱:W32SA 🆔:4RHgPAtg


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