太陽と夏の空
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#162 [カズ]
いちようアゲアゲ(σ・∀・)σ
:06/09/02 18:27
:W41CA
:ogbf.qeM
#163 [ラビ]
カズさんアゲありがとうございます今からまた更新しますね
:06/09/02 19:25
:W32SA
:4RHgPAtg
#164 [ラビ]
ヒロキは一歩前へ出て自己紹介を始めた。
ヒロキ「桜岡中学校から来ました。宮本ヒロキといいます。ポジションはピッチャーです。よろしくお願いします!」
俺は少しビクっとした。
心なしか、“ピッチャー”という言葉を少し強調していた気がする…。
…気のせいか…?
監督「よし、全員だな?」
:06/09/02 19:39
:W32SA
:4RHgPAtg
#165 [ラビ]
俺は監督の声にハッとした。
監督「まぁ名前は後々覚えていくだろうし、1年生は早く硬式に慣れるように日々努力すること!2、3年生は新しい仲間と共に甲子園を目指して頑張ろう!以上!練習に戻る!」
こうしてミーティングが終わり、練習が始まった。
:06/09/02 20:03
:W32SA
:4RHgPAtg
#166 [ラビ]
まずはキャッチボール。
…硬式のボールは堅くて痛い。
…パシィィン!!
…いってぇ~…。
左手の痛みをこらえながらキャッチボールをした。
…やっぱ投げる感じもちょっと違うなぁ…
そんな軟式と硬式の違いを感じながら、あっという間に日が暮れていった。
『ありがとうございました!!』
:06/09/02 20:22
:W32SA
:4RHgPAtg
#167 [ラビ]
今日の練習が終わった。
部室が一斉に部室に戻る。
ヒロキ「達矢お疲れ☆」
達矢「おう!お疲れ☆」
俺達も部室に戻ろうとしたその時…
監督「おい、坂本!」
達矢「ハイ!」
俺は監督に呼ばれた。
達矢「悪い、ヒロキ。先行ってて!」
ヒロキ「わかった☆」
俺は一人グランドへ戻った。
:06/09/02 22:38
:W32SA
:4RHgPAtg
#168 [ラビ]
帽子を取り、一礼する。
達矢「っします!」
俺はかなり緊張していた。
すると監督はハハッと笑い、
監督「もっと楽にしていいぞ?」
と言ってくれた。
達矢「あ…すいません…」
俺は少しだけ姿勢をくずし、監督の話を聞いた。
監督「坂本は、本職はショートだったんだろう?たまにピッチャーで投げていたみたいだが…。お前自身、どうしたい?」
:06/09/02 22:43
:W32SA
:4RHgPAtg
#169 [ラビ]
達矢「えっ…?」
俺は一瞬固まった。
俺自身どうしたいって…?
達矢「どうしたいって…どういうことですか?」
監督「ポジションだよ。どっちがやりたいんだ?お前はショートだったみたいだが、元々はピッチャーで有名だったハズだ。そうだろう?」
監督は俺が小学時代ピッチャーでカナリ有名だったということを知っているようだった。
:06/09/02 22:48
:W32SA
:4RHgPAtg
#170 [ラビ]
…どっちがやりたいのか…?
その質問は俺の胸に突き刺さる。
達矢「俺は…」
答えに困ったが、俺はゆっくりと話始めた。
達矢「俺は…ピッチャーがやりたいです。でも…俺はショートも好きだから、どっちもやりたいです。」
言い終わってから、あんまり答えになっていないような気がした。
が、これは俺の本心だ。
:06/09/02 22:52
:W32SA
:4RHgPAtg
#171 [ラビ]
ピッチャーじゃなくてもいい。
そう言ってしまうと嘘になる。
ショートはやりたくない。
そう言っても嘘になってしまう。
俺は本当はずっとマウンドに立ちたかった…。
ずっと…ずっと…。
でも、父さんも俺のショートでのプレーをほめてくれた。
そして気付いた。
一人で野球は出来ない。
ただ一人マウンドにあがり、ただ一人投げ続けても
それは意味がないということ。
:06/09/02 22:55
:W32SA
:4RHgPAtg
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