−ミックス−
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#1 [無] 09/12/26 04:10
短編・長編
など様々な話を書いていきたいと思ってます。
所によってはQ禁な所もあると思います。
頑張って書きたいと思ってますのでよろしくお願いします。
#2 [無]
1・捨て猫の物語
:09/12/26 04:14
:W54T
:8zElusG.
#3 [無]
僕は今真っ暗な道を歩いている。
あの人に会うために。
−−−−−−−−−−−
−−−−−−−
−−−
『ニャー』
『ニャー』
ここはダンボールの中。
雨が降りダンボールが水分を吸ってふやけてしまい居心地が悪くて寒い。
僕は産まれて2ヶ月経ったある日,もう1匹の兄弟と捨てられた。
身勝手な人間に。
:09/12/26 04:14
:W54T
:8zElusG.
#4 [無]
ここがどこかも分からない。
ただひたすら鳴くだけ。
お腹も空いてきて鳴く気力さえも無くなった。
もう限界に達する時,ダンボールの蓋が開いた。
真っ暗で何も見えなかった闇に光が入ってきた。
:09/12/26 04:15
:W54T
:8zElusG.
#5 [無]
「ほら,やっぱりな!
おーい!拓也−!」
「なんだよ?」
「猫!猫!猫!子猫!」
「それがどうかしたのか?」
「どうかしたのか?
って…お前なぁ…
とりあえずタオルとか無い?」
:09/12/26 04:16
:W54T
:8zElusG.
#6 [無]
「ティッシュならあるけど」
「じゃあちょっと持って来てくれ−!」
「やだ」
「ほんっとに!愛想無い、めんどくさがり屋野郎だな!」
「…俺が動物嫌いなの知ってるだろ?」
:09/12/26 04:16
:W54T
:8zElusG.
#7 [無]
「だからって持って来てくれるぐらいいいだろ−」
ダンボールの蓋を開けてくれた人はもう1人の拓也とゆう人の所へと渋々向かった。
「ほらよ」
「おわっ!投げんなって」
「さっさとティッシュやって帰るぞ」
「は?」
:09/12/26 04:17
:W54T
:8zElusG.
#8 [無]
「……なんだよ」
「お前は…あんな小さな弱っている子猫にティッシュだけどうぞってあげて帰るってゆうのか?」
「…じゃあ光汰。お前はあの猫を拾って帰るつもりか?」
「そのつもりだけど…」
:09/12/26 04:18
:W54T
:8zElusG.
#9 [無]
「拾ってどうするつもりだ?」
「新しい飼い主を探すに決まってんだろ?」
「ハァ…どこまでお人好しなんだか…」
「けっ!お前が愛想が無さすぎるだけだろ」
「…そうだな」
:09/12/26 04:20
:W54T
:8zElusG.
#10 [無]
そしてお人好しの光汰と言う人がティッシュを持ってきた。
「寒かっただろ−?もう大丈夫だからな−。拓也−車の暖房付けてくれ!」
そう言って僕達を優しく丁寧にティッシュで包んでくれた。
暖かい…
ティッシュを通して,この人の手の体温が伝わってくる。
:09/12/26 04:23
:W54T
:8zElusG.
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