ポーカーフェイス
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#1 [you◎] 10/02/09 18:34
#2 [you◎]
:10/02/09 18:35
:N906imyu
:5k1vRpP6
#3 [you◎]
:10/02/09 18:59
:N906imyu
:5k1vRpP6
#4 [you◎]
初めから分かっている。
僕が彼女に振られるということも。
彼女がこれから先、
僕に振り向くことなどないことも。
だけど、僕は懲りずに
この胸の張り裂けそうな思いを
何度も何度も伝えるのだ。
:10/02/09 19:02
:N906imyu
:5k1vRpP6
#5 [you◎]
友人の木田と三村が
言っていたっけ…
「お前今日の告白で
101回目だな!!
これじゃあ101回目の
プロポーズだ。」って。
第一、
これはプロポーズでなはない
と突っ込もうかと思ったけれど
止めておいた。
それにしても、僕がこんなにも彼女に気持ちを伝えても毎回毎回ご丁寧にお断りしてくるのだ。満面の笑みで。
:10/02/09 19:06
:N906imyu
:5k1vRpP6
#6 [you◎]
ほら。やっぱり目の前の彼女は満面の笑みで、これから振られるというのに僕までつられて笑ってしまう。
早く、早く。
言うならさっさと言ってくれ。
そう思うと目の前の彼女が小悪魔に見えてくる。
そうして、彼女は口を開いてこう言った。
「宜しくお願いします。」と
:10/02/09 19:09
:N906imyu
:5k1vRpP6
#7 [you◎]
「え、嘘…。」
信じられなくて思わず出る言葉に彼女は顔を赤くして、
「何度も言わせないで」と言う。
ああ、やっぱり彼女は小悪魔だ
っとここで再確認。
ちゃっかり放課後一緒に帰る約束をしてそれぞれの教室に戻った。
やっぱり、信じられない。
だって長年の片想いが
叶ったのだから。
:10/02/09 19:14
:N906imyu
:5k1vRpP6
#8 [you◎]
僕が教室に戻ると木田と三村がどっだった?と云わんばかりの顔でこちらを見てきた。
二人ともなんだか
ニヤニヤしている。
「愁、云わなくていい。
今日だけは俺の肩を貸してやるから元気だせ。」
と木田が云う。
「いや、それが今日「あれはレベルが高すぎるからな。いくらお前でも無理だ。だが愁がモテるのは認めるよ。」
と木田が続けて云う。
どうやらこのニヤニヤコンビは僕の話に聞く耳をもたないようだ。
:10/02/09 19:19
:N906imyu
:5k1vRpP6
#9 [you◎]
確かに、
僕が長年片想いしていた彼女
───吉田 葵
はレベルが高いことで有名だ。
この西高校始まって以来の
美少女と皆が認め、
勉強、スポーツ、そして性格よし
の所謂才色兼備なのだ。
そして男なら一度は好きになる…
という伝説まで持っている。
その吉田 葵と僕がめでたく付き合えました!なんて言っても二人は信じないに違いないのだ。
:10/02/09 19:24
:N906imyu
:5k1vRpP6
#10 [you◎]
─次の日
学校中は"ある"話題で
いっぱいだった。
それは、吉田と僕が昨日から付き合い初めたということだ。
きっと一緒に帰っている所を見たに違いない。
まあ、それが目的で一緒に帰ったんだけど(笑)
だって、そうしないとみんな信じないだろ?
と内心作戦が成功したことに一人でニヤけた。
その中でも一番驚いていたのはあの「ニヤニヤコンビ」だった。
:10/02/10 08:34
:N906imyu
:nZ/HVINg
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