乾いた空気

本当の話ですが、
少し変えて書くので
フィクションに
書きます。

３人で暮らしたあの時‥楽しかったなぁ

目を閉じるとあの頃の弟と妹が笑って飯を食う姿や、妹が走って駆け寄る姿が思い出される。

まいったなぁ‥

今まで仕事ばかりやって考える事などあまりなかったが、
仕事以外の時間が増えて弟が猫にメユと名付けてから、俺の中に溢れるような感情が流れたような気がした。

苦しかったが、乗り越えるしかなかった。

沖縄の生活は俺にとっては暇だったのかもしれない。

けど弟を見てると沖縄からまた都会に戻るより、このまま沖縄にいたほうがいい気がした。

弟が結婚したら都会に戻ろうと考えるようになった。

俺『お前早く彼女つくれよ』

弟『なんで？(笑)』

俺『‥女いねぇのかよ』

弟『今いないけど。‥ってかさぁ俺より、にいちゃんだろ？彼女つくりなよ。』

俺らがこうゆう話をするのは珍しい。

俺『俺結婚とか興味ないし。』

弟『俺も。』

俺『‥‥は？』

俺は焦った。

弟『なんだよ、厄介払いしたいの？』

俺『ちげぇよ。でもお前、いつかは結婚しねぇのかよ』

弟『まだ考えた事もありませーん！俺まだ若いし♪』

弟『それよりさ。にいちゃんって彼女とかいた事あんの？』

俺『あるよ』

弟『まじで！ホモじゃなかったんだ！』

弟は爆笑した。

弟『でもさ、にいちゃんって彼女とか、ちゃんと作らないイメージだからさ』

俺『仕事忙しくて時間ねぇよ。』

弟『そっか』

弟は、メユを抱っこしながら、テレビを見だした。

俺は、焼きそば作って
猫のカリカリをふやかした。