*- エロチュウ -*
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#15 [亜夢]
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と、ダーツもありカラオケのある店を後輩ホスト君達も気にいった様子。
「しかもマスターのご飯まじうまあい!!!」
ココにはBAR CIEL特製の一品料理なんかもおいてある。
日によってマスターの腕と食材でかわるけれど。
マスターは愛嬌はいいし、サービス精神あるし、料理もうまけりゃ、カクテルつくらせれば最強だったり。
おまけにダーツはカウントアップで700をゆうにこえたりもする。
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:10/05/17 06:00
:F02B
:Za81RYNg
#16 [亜夢]
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「今日は俺のおごりだから、じゃんじゃん飲んで遊べよ。」
響皐月はそういうと、いつも通り一差し指でロックアイスをカラカラとグラスの中で遊ぶ。
「…皐月君、今日は何を悩んでるの?」
マスターと響サンは意外と色んな話をしてるみたい。
「わかった。 また《あの子》のこと?」
その質問にも答えない響皐月。
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:10/05/17 06:03
:F02B
:Za81RYNg
#17 [亜夢]
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[あの子って誰だろ…]
思わず気になりながらもアタシはほかのホスト君に頼まれて、ブルドックを作る。
[まさか響皐月、ちゃんと本命いるんじゃないの―?]
フフン、意外と純情なんだなあとおもいながら出来上がったブルドックをホスト君に渡す。
「お姉さん彼氏いるの?」
「いませんよ―…」
そんな軽いやりとりをしてる。
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:10/05/17 06:06
:F02B
:Za81RYNg
#18 [亜夢]
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カランカラン♪
「わっ―今日は混んでるね〜…」
中谷サンと同僚のひとが店にはいってきた。
アタシはすぐにおしぼりを渡して、いらっしゃいませ、と声をかける。
「亜夢チャンはいつみても元気でかわいいね。 癒される。」
ニコリと微笑む中谷サン。
アタシはその笑顔だけで元気になれます〜!!!
と…
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:10/05/17 06:09
:F02B
:Za81RYNg
#19 [亜夢]
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「お兄さんの左手の薬指って―…」
「あ、え…」
突然ロックグラスを持ったまま、響皐月が中谷サンに声をかける。 左手の薬指―…?
「中谷サン、新婚だもんなあ〜」
ほろ酔いの同僚がそう言う。
いつも中谷サンは家族の話はしないし、アタシには『一人は寂しいよ』と愚痴ってたのに、うそだったんだ―…
ううん、アタシが勝手に独身ておもってただけだ―…
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:10/05/17 06:13
:F02B
:Za81RYNg
#20 [亜夢]
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トイレで少し深呼吸する。
馬鹿だ、既婚者に恋してしまうところだった。
ハアと息をはいた瞬間に溜まってたもの一気に出ていったからか、涙もぶわあってあふれ出した。
「亜夢のばかあ〜…」
コンコン。
「いまでます―…」
アタシは涙をふいて、
「ごめんなさ―…」
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:10/05/17 06:15
:F02B
:Za81RYNg
#21 [亜夢]
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「わっ!!!」
出ようとしたのに響皐月にトイレにまた詰め込まれた。
「さっきの客帰ったぞ。 どうせ泣いてたんだろ…?」
「なっ、泣いてないもん…」
「強がるなよ。 目元みてみろよ。」
アイラインが崩れてこすった後が出来てる。
「だっ…あた…エーン…」
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:10/05/17 06:18
:F02B
:Za81RYNg
#22 [亜夢]
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「ほら。」
ふわっと、自然に響皐月がアタシを胸の中に包み込む。
「ちょっ…」
「このほうが泣きやすいだろ。」
確かにそうだ。
あったかくて、ほっとするからクシャクシャになるまで泣いた。
「大丈夫になった?」
眉頭を落としながら聞く響皐月…心配してくれてんだ。
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:10/05/17 06:20
:F02B
:Za81RYNg
#23 [亜夢]
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「お礼はチュウでいいよ。」
「冗談はやめてくださいっ…そんなファーストキスは簡単に奪わ―…」
あれ?
響皐月の顔がすごくちかくにある。 ながいまつげ。 お人形サンみたい…じゃなくて!!!!
く、く、唇が…!!!
「ファーストキスがどうしたって?」
「―――」///
アタシのファーストキスさよなら…
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:10/05/17 06:23
:F02B
:Za81RYNg
#24 [亜夢]
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「憂鬱だ…」
大学の授業中にアタシは、ぼそっと呟く。
「アンタ今日はさっきから上の空じゃん〜〜どしたの?」
右から高校からの親友アリサ。
「アリサ、たぶんアレだよ。 愛しの中谷ッチに、嫁がいた〜〜とかじゃにゃい?」
ちゃらけて左から幼なじみの裕也がそういった。
「…裕也ってまじKYだわ。」
アタシはそういって深くため息をついた。 冗談でいったことがリアル…笑いとれないよね。(苦笑)
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:10/05/18 03:08
:F02B
:2tMYvgRI
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