*- エロチュウ -*
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#381 [亜夢]
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メール…一番みてはいけないもの。 俺はその掟を破ってしまった。

受信メールの下に何個か振り分けでメールボックスがあった。

一番上には、りきにゃん…それをみて安心したのもつかの間、俺の下には

さあにゃんと合った。

女かもしれない。

内容は男はふつうだったが、佳織が可愛いように思われたい感があふれ出てた。

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⏰:10/07/15 04:02 📱:F02B 🆔:rTWU1lSc


#382 [亜夢]
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翌日にホストに行ってることを説教したら「もういいっ、別れよ!!!!」と、あっけなく2年の恋が終了したんだ。

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「イケメンに負けるなら納得かも……」

ははっと笑う夏川くん。 彼自身イケメンで優しく気配りもできるいい子なのに。

「…わかんない…あたしの彼氏、ホストだったけど、悪いひとじゃなかったよ。 あたし最初は軽蔑してたけど、そうじゃないひともいるから……」

狂ってしまう本人責任だよ。

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⏰:10/07/15 04:05 📱:F02B 🆔:rTWU1lSc


#383 [亜夢]
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あたしと龍紀との間であった出来事なんて隅から隅まで話せる自信がなかった。

ちょっとの期間でも事件がおおすぎて…

「あ〜でも海みてると、どうでもいいやっ!!! てなる…」

あたしはそのまま背中を倒して綺麗にひかる星たちを眺めた。

月があるからこそ輝ける星……

あたしには月の存在が必要なんだ。

あたしみたいな不器用なひとに大丈夫な道を教えてくれる月の光が。

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⏰:10/07/15 04:09 📱:F02B 🆔:rTWU1lSc


#384 [亜夢]
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「だな…」

アホらしいよな!!!と元気に声をかけてくれる夏川くんにあたしは同じように元気よく返事をした。

「いい恋愛ってどんなだろうね…悩まない恋なんてあるのかな?」

「どーだろ…俺はいつも悲しく終わる恋だなあ。」

なんでだろ?と首を傾げる夏川くんが可愛くてあたしはケラケラと笑った。

「楽しい恋がしたいねっ!!!!」

ほんとに!!!!

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⏰:10/07/15 04:12 📱:F02B 🆔:rTWU1lSc


#385 [亜夢]
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「今度飲み会しようよ!!!! そんときに俺男メンツあわせるし、軽い合コンのりで★」

「いいねっ!!!! 来週の土曜は?」

いいじゃん、と言ってあたしは夏川くんと連絡先を交換した。

気づいたらもうすぐ日の出がみれる時間にまでなってしまっていた。

海がどんどん赤とオレンジを綺麗に混ぜ合わせた色になっていく―…

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⏰:10/07/15 04:15 📱:F02B 🆔:rTWU1lSc


#386 [亜夢]
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よし、と言うと両手を広げて夏川くんは腕をのばした。

「おしっ…電話帳からさよならしよ!!!!」

携帯をすっと出すとあたしに【佳織】ていう電話帳の1ページをひらいて消した。

《消去しました。》

「俺は新しい恋をするっ!!!! 過去にしがみついたらろくなことにならない〜でしょ?」

過去にさよなら…か。

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⏰:10/07/15 04:17 📱:F02B 🆔:rTWU1lSc


#387 [亜夢]
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夏川くんはさわやかすぎるほど笑顔であたしにそう言って笑った。

「正直…2年間なんでこんな女が好きだったんだろ?って思った。 後悔だってもちろんしたよ…」

けど、と続けた。

「俺もいいよ、別れよってすんなり言ったときに思ったんだ。 意地なのかわかんないけれど… そこまで好きじゃなかったんじゃないかって…」

龍紀もそこまであたしを必要としてなかったの―?

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⏰:10/07/19 23:13 📱:F02B 🆔:7ReKU.y2


#388 [亜夢]
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と、夏川くんの左手が明るく光った。

「知らない番号から…―て言いたいとこだけど、佳織だ…」

先ほど話にでてた彼女だった。

「…もしもし。」

少しためらった顔をしながら夏川くんは電話をとった。

うん、うん…と話を真剣に聞いてる夏川くんが突然立ち上がった。

「…相手と連絡がとれないから戻るってこと?」

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⏰:10/07/19 23:16 📱:F02B 🆔:7ReKU.y2


#389 [亜夢]
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「俺はもう戻る気ないよ…佳織のメモリーも消したからかけてこないで欲しい。」

いつも笑顔で爽やかな彼が見せた冷たい笑顔にあたしはヒヤッとするものを感じた。

嫌なことは顔にでるんだよ、やっぱり……

「じゃあ…」

夏川くんは一方的に電話を切ったように思えた。 パチッといって折りたたみを閉じたのに、またイルミネーションが光る。

「おかしいよね…自分のものじゃなくなった途端戻りたいなんて……」

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⏰:10/07/19 23:19 📱:F02B 🆔:7ReKU.y2


#390 [亜夢]
夏川くんは少し疲れたように笑った。

「夏川くん…佳織さんは大事なものに気づけたんじゃない? ただ寂しさを埋めるなら…誰だって埋めてくれるはずじゃない。」

「そうかもしれない…でもさ、大事なものって失ってから気づいても遅いってことくらい、誰だってわかってるはずだろ?」

確かにそうかもしれない。

「でも学べないから…人間て失敗してきづくんじゃないの?」

そうだよ…龍紀だって今一生懸命かんがえてるんだよ。

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⏰:10/07/19 23:24 📱:F02B 🆔:7ReKU.y2


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