*- エロチュウ -*
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#431 [亜夢]
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「さあにゃん♪今さっき夢ちゃんと同伴してたでしょ〜…かおにゃんも同じ店なんだぞっ!!! …うん、うん。 今度同伴してね?」
かおりちゃんは早速【響皐月】に電話してる様子だ。
「えっ…お金ないよ…店いけない…」
少し声のトーンが低くなる。
「…店いかないと会ってくれないんだあ…」
龍紀はたぶん《そうだよ》と言ったんだろう。 龍紀は絶対に優しくしない。 お金を使わない客は要らないだけだと言っていた。
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:10/08/02 07:54
:F02B
:UJTKjLQY
#432 [亜夢]
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「かおり…風俗いこうかなあ…」
電話越しにグチをこぼすかおりちゃん。
こういう気をひかせるような言葉には龍紀でなく【響皐月】は普通に答える。 《そう想うならいけばいいんじゃね?》と。
「さあにゃん…そんなこと言うんだ!!!! 大嫌いっ!!!」
ぶちっと切った電話。
うるうると涙をためて今にも泣き出しそうな彼女。
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:10/08/02 07:57
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:UJTKjLQY
#433 [亜夢]
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「さあにゃんに…あたし必要とされてないの分かる。 けど…必要とされたい。 それが金のためにあたしが必要ならそれはそれでいい…」
かおりちゃんを少しかわいそうに思えた。
女の子は好きになったらなかなか抜け出せない子達ばかりだ。
水商売をしてる子には愛情に飢えてる子だって多いのだ。
「どうしたら振り向いてくれるかな…」
かおりちゃんは週6でフルに働いてるらしい。 店に行くのは週4以上。 ほぼ働いた給料すべて龍紀に使ってるみたいだ。
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:10/08/02 08:01
:F02B
:UJTKjLQY
#434 [亜夢]
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〔てか今日エンジェルズに女と入ってったけど誰あの女?〕
〔新人の夢って女。〕
〔なんでその女の店に同伴なわけ?〕
〔イロカノ?〕
〔あの子ホストいかないよ。〕
〔本カノ????〕
帰宅して龍紀の掲示板をみると炎上してた。 あたしと龍紀のこと何件もかいてあった。
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:10/08/02 08:04
:F02B
:UJTKjLQY
#435 [亜夢]
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〔どんな子?かわいいの?〕
〔普通。 スタイルはいいけどちび。〕
〔まあ可愛いんじゃね?〕
〔えーーー…たっちゃんがキャバクラに同伴してくれるとかうらやましい…〕
〔しかもシャンパン卸してた。〕
〔詳しく情報くれ。〕
〔その子サイトに顔のってる???〕
〔ぶす。〕
〔↑ひがみ乙。〕
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:10/08/02 08:07
:F02B
:UJTKjLQY
#436 [亜夢]
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翌日から見知らぬ女の子に話しかけられたり、かおりちゃんには龍紀について根ほり葉ほり聞かれた。
確かにあたし達はまた復縁できた。
けど心配なのはお互いの営業に支障がでるでないの問題だ。
第一、あたしは今の生活が気にいっている。 頑張ればがんばるほど稼げる業界だ。
そして龍紀はいまや新店club LAURAの代表取締役にまでのぼりつめていた。
恋愛より仕事…ならあたし達は成立できない、そんな気がした。
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:10/08/04 01:45
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:kiYcjHnQ
#437 [亜夢]
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「夢ちゃんホスクラ行くけど一緒にどう?」
「ごめんなさいっ…今日実家なんでお先に失礼します〜」
あたしは付き合いでもなるべくホストクラブにいくことを避けた。
もし龍紀の店なら、気まずいしまた変な噂を飛ぶからだ。
〔てかエンジェルズ夢について情報知ってる子書き込みして!!!〕
というスレまでたった。
あたし達にプライバシーなんてものはない。
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:10/08/04 01:50
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:kiYcjHnQ
#438 [亜夢]
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〔あんまり絡みないけどいい子だよっ〕
〔可愛いよね。 男より仕事て感じの子かなあ。〕
〔マイナスイメージないかも笑〕
〔皐月の彼女なの?〕
〔昔からの知り合いらしいけど〕
いろいろかかれてる掲示板。 リアルタイムでどんどん表示されてゆく。 ずうっと下を押し続けてたまたま離したところにかかれた文字をみてあたしはヒヤッとした。
〔あたし全部知ってるよ。 このふたりのことなら何でも。〕
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:10/08/04 01:54
:F02B
:kiYcjHnQ
#439 [亜夢]
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ここ数日であたしは凄く悩むようになってまた痩せてしまった。 理想体重よりも下回っている。
「…もうバラしときゃいいじゃん…」
龍紀はあたしを後ろから抱きしめながら言った。 あたしたちはキャバ嬢とホストで恋に落ちたわけじゃない…
ただあたしのバーにきてたホストだってだけ。
なのに…
なんで神様はあたし達をこうもじゃまするの?
望まれない恋愛なの?
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:10/08/04 19:08
:F02B
:kiYcjHnQ
#440 [亜夢]
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今のあたしはあきらめそうになりながら細い橋をふらふらと体力もなく進んでる状態だった。
無気力で…毎日話にでるのはあたしと龍紀のことや、あたしより【響皐月】のこと。
疲れた。
「もうやだ…」
あたしは龍紀に何度も泣きついた。 夜の商売をしてるとこんなに追いつめられるんだ。 そして相手が龍紀だからよけいにも。
「ごめんな…俺がおまえとより戻りたいからって無駄なことしたから…こんなにおまえを追いつめて…」
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:10/08/04 19:11
:F02B
:kiYcjHnQ
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