*- エロチュウ -*
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#81 [亜夢]
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「亜夢に嫉妬してもらいたくて…女の客連れてきてた…」
時計がカチッカチッと音をたてて動いてる。
PPPP…
もちろん出勤時間ぎりぎりのナンバーワンの携帯は鳴り始める。
「なんでこう…〜〜」
響皐月はハアとため息をついて、また名刺をつきだした。
「…やめた。 携帯貸して。」
アタシの手から取り上げて耳元にあてる。
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:10/05/21 07:32
:F02B
:na8HDJcY
#82 [亜夢]
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PPPP…
また同じ着信音が響皐月の携帯から流れる。
「俺から連絡する。」
わかった?という目でじっと見られる。
「…あ、はい…」
圧倒されてアタシ、そんなに喋れてないというかまともに顔さえみれなかった。
ジャケットを素早く羽織ると会計分のお金を置いて響皐月は急いだ。
「ありがとうございました…」
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:10/05/21 07:35
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:na8HDJcY
#83 [亜夢]
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響皐月が去ってからマスターは言った。
「やっとか。」と…
「昨日もギムレット飲みにきてたんだよ。」
月曜日。
アタシがCIELを休みな日だ。
「ここ最近の悩み事の原因は君なんだよ。」
くすりと笑うマスター。
「そ…そんなの知らないですよっ…」///
でも、まだやっぱり思う。
本当?嘘?
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:10/05/21 07:39
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#84 [亜夢]
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でも―…
アタシみたいに利用価値のない人間を騙さなくてもいいわけだもんね。
お金持ってて、自由に彼の店で飲めるわけでもない。
アタシを彼のものにしても得ではないはず。
「信じてもいいかなあ…」
ドキン―…
少しだけ携帯を確認することに過敏になった。
センター問い合わせが趣味になりそうなくらい。
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:10/05/21 07:44
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#85 [亜夢]
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あのキスのせい―…
彼を意識しまってる。
アタシは仕事を終えて鞄の中に携帯を放り込んだ。
営業中は連絡よこせないくらい忙しいはずだ。
でも何度も携帯が光っているかを確認する。
それも響皐月のせい―…
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:10/05/21 07:48
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#86 [亜夢]
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水曜日。
あのワン切り以来、響皐月は電話をかけてこなかった。
着信履歴から登録した名前。
そのまま【響皐月】とはいっている…
「はあ…」
ちらっと携帯を見る。
「恋してる子みたい♪」
右からコソコソと耳打ちするアリサ。
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:10/05/21 18:10
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:na8HDJcY
#87 [亜夢]
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「えっ…」///
アタシの顔はたぶんりんごみたいに紅く染まったんだろう。
アリサはニターとしながら指でアタシの頬をつつく。
「〜〜…」///
恋してるのかな?
でも告白された訳じゃない。
ただ、携帯の番号を知ってるのと…キスを2回交わしただけ。
だけ…じゃないのかもしれないけど…。
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:10/05/21 18:13
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#88 [亜夢]
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今日最後の講義。
アタシは外で煙草を吸う友達たちと一緒にたむろっている。
BBBB…
突然ポケットにいれてた携帯のバイブが鳴り始める。
もしかして…
知らない番号からだ。
「はい、もしもし―…」
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:10/05/21 21:55
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#89 [亜夢]
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「あ、亜夢…?」
声が、―…響皐月だ。
「ごめん…俺携帯落としちゃってさ。 ちゃんと頭にいれといたんだ、亜夢の番号。」
ドキン―…
「もしかしたら俺の連絡待ってたかな、とおもって―…」
まさかな、と鼻で笑う響皐月。
「いや―…あのっ…」///
「待ってた?」///
なんかすごく恥ずかしい―…
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:10/05/21 22:01
:F02B
:na8HDJcY
#90 [亜夢]
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「今日俺、休みなんだよね。 まあ今起きたんだけどさ―…遊びにいかないかなあ、とか思ったりして。」
響皐月からの誘い。
ちょうど今日は自宅に帰ろうとおもってたころ。
「あ、―…空いてます。」
と言った瞬間、響皐月はよっしゃと小声でいった。
それがまたアタシの気持ちをぐいぐいっとあげる。
「そしたらさ―…」
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:10/05/21 22:05
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