*- エロチュウ -*
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#105 [亜夢]
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取り上げた携帯を彼女にかえす。
「じゃあな。」
「皐月っじゃあなって―…」
龍紀は彼女の腕を振り払う。
「爆弾したり、店に迷惑かけたり、そういうことする客は俺は要らない。」
龍紀はポケットから煙草をとって火をつける。
「俺…人のことを金と思えるほど人間腐ってないけど、普通にできないやつは死ぬほど嫌いだ。」
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:10/05/23 23:55
:F02B
:UUkC3.iQ
#106 [亜夢]
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あやのって女の人は泣いてそのまま走っていった。
確か彼女は龍紀の大事なお客さんだったはず…なのに―
「亜夢? もういいよ。」
アタシはきょろきょろしながら龍紀のそばによった。
「龍紀…大丈夫?」
「ん…」
少し苦笑する龍紀。
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:10/05/23 23:58
:F02B
:UUkC3.iQ
#107 [亜夢]
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「大丈夫♪俺には亜夢がいるからさっ☆」
困った顔から一瞬に可愛い笑顔にかわる龍紀。
「…告白がこのビルってのは嫌だから…仕事休みになったことだし、ご飯いこっか☆」
龍紀はしっかりアタシの手を握って駐車場にむかう。
「なに食べる?」
「なに食べる?」
ふたりで恋人みたいに時間を過ごす。
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:10/05/24 00:05
:F02B
:mV7d2WvI
#108 [亜夢]
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龍紀が連れてってくれたご飯屋さんは、綺麗で少し暗めの洒落たお店だった。
海辺の近くで、barカウンターから見える景色は夜でも最高だ。
「おなか空いたっしょ?何でも食べなさい☆」
すっとアタシの座ってる椅子に手を置く龍紀。 アタシは背中にその存在をかんじてドキドキする。
いまもたれ掛かったら…肩抱かれるのかな、とかいろいろ。 短い時間に考えてしまう。///
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:10/05/24 03:28
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:mV7d2WvI
#109 [亜夢]
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好きなものをお互い頼んで、アタシがワイン好きだからといって、白を一本空けてくれた。
ふたりで乾杯をする。
薄い照明で見える彼のまつげ、鼻、瞳、くちびる―…
いつからアタシはこんなに意識するようになんだろう。
やっぱりあのキスの日から?…
「ん、これ美味しいね。」
あーんして、といってくる龍紀の言うことをきいて口を開けるアタシって、なんだか自然だった。
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:10/05/24 03:31
:F02B
:mV7d2WvI
#110 [亜夢]
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「門限とかないの?」
「ないよ。 いつも朝まで仕事してるからぜんぜん。」
「…じゃあもうちょっとだけ、ゆっくりする?」
龍紀はグラスをまわしながら言う。
彼の癖だ。
「うん―…」///
「亜夢。 俺、好きだよ。 亜夢のこと…」
ドキン―…
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:10/05/24 03:34
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#111 [亜夢]
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「今すぐ自分の物にしたい。 ほんと、…会ったときからずっと、気になった。」
初めてアタシ達が会ったのは店じゃない。
たまたま、酒屋に行ってたアタシが戻ってくるときにエレベーターの前にいたのが【響皐月】だった。
エレベーターのなかで話しかけてきて「今度いくね☆」といわれてから同伴の待ち合わせでよく使われるようになった。
「俺は亜夢がホストを偏見してると思ってたから、正直こわかったよ。 亜夢を好きになることも。」
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:10/05/24 03:38
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#112 [亜夢]
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「でも―…もうどうしようもないんだ。 好きな気持ちを食い止める自信がない。」
男の人からの告白。
こんなに心臓がバクバクして、どうしようもないものなの?
「大事にする自信はあるよ。 でも―…仕事のことは理解してほしい…亜夢に理解してもらえたらそれが支えになる。」
透明にすきとおった白ワインをのどに通す。 ひんやりして思考回路をまともにしてくれる。
いまのアタシはパニックだ。
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:10/05/24 03:41
:F02B
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#113 [亜夢]
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「つきあってくれないかな…?」
龍紀はアタシの手を握りしめて言った。
「―…」///
アタシは火照ってる。
たぶん答えは決まってるけどでてこないんだ。
「駄目?…」
肩を落とす龍紀。
「………さい。」
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:10/05/24 03:44
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#114 [亜夢]
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ちょっとまって、俺…
今“ごめんなさい”って言われた?
最後の語尾しか聞こえなかった。
たぶん嫌々て今日もきてくれたんだろうし、彼氏いないとかいって、居たりするんだろうなあ…
聞き直したほうが余計傷つくかなあ…
「なんて?…」
「だ、大事にしてください…〜」///
え///
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:10/05/24 03:47
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