*- エロチュウ -*
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#212 [亜夢]
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「だって…華はあんたたちが病室出たあと泣きじゃくって…」
「俺は華のために医療費を出して、華のことをおもってきたよ。 金の話をしていやらしいけど…あいつのために一生懸命寝る間をおしんで仕事した。 これが俺の愛情だよ…」
華さんに嫉妬しそう―…
「でも華はっ―…」
「そんなに心配なら今泣いてる華のそばにいてやれよ…」
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:10/06/08 05:00
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:1VXwHH.6
#213 [亜夢]
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タクシーに乗った瞬間、龍紀はすこし困った顔をしてあたしに笑った。
「…ごめんな…」
仕事終わってすぐ連絡に気づいて病院にむかうと目を覚ました華さんがいたらしい。
もちろん戸惑う龍紀をみて華さんはすぐに気づいたみたい。 なにを察知してか、あたしをつれてくるように彼女からお願いしてきたんだとか。
なにかの踏ん切りだったのかな…
あたしって幸せになってもいいのかな?
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:10/06/08 05:02
:F02B
:1VXwHH.6
#214 [亜夢]
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数週間後―…
「なあ、亜夢…」
講義中に裕也があたしをつついてくる。
「どしたの?」
これ、と言って指を指した先は女の子が下着でエロいポーズをしてる…
「なっなにみせるのっ…」///
違うくて、と苦笑いする裕也。
「これ…桜ちゃんじゃない?」
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:10/06/08 05:05
:F02B
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#215 [亜夢]
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あれから…華さんは栄養をつけてもうすぐ退院というところまできた。 龍紀には相変わらずちょくちょく連絡をしているみたい。
あたしはそれに対して嫌な気持ちはなかった。
それから…
裕也が見せてきた、雑誌の桜…
どうみても風俗誌だった。 下着姿で胸をつきだして可愛い笑顔の桜―…
あの日以来連絡も不通のままだった。
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:10/06/11 17:51
:F02B
:d95nv8bA
#216 [亜夢]
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受講がおわってすぐに席をたつとあたしは外にでて携帯から桜の名前を見つける。
かなり親しいわけではないけど―…けど、桜のことはもちろん心配だ。
RRRR
「―…」
受話器があがった。
「もしもしっ?」
「…亜夢…?」
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:10/06/11 17:53
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:d95nv8bA
#217 [亜夢]
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活気もない声。
「…桜?だいじょうぶ?」
「大丈夫じゃない…助けて…あたしだまされたの…」
あのキラキラ輝いてる桜の明るく通る声なんてなかった。 いつか潰れて消えてしまいそうな声…
「あれからね、響皐月にね…あやまりにいったの。 そしたら金のない女には興味ないって…」
え?龍紀が?
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:10/06/11 17:56
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:d95nv8bA
#218 [亜夢]
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「響さんってそんなひとだっけ…」
「亜夢はなにもわかってないよ。 彼の頭にあるのなんて金だよ? 家だって数件もってて、お客さんと寝て…利用してるんだよ…?」
そんなわけ…
「あたしなんて抱かれた途端、【応援してくれるよな?】て半ば強制で…いま体売ってる……」
龍紀が桜を抱いた?
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:10/06/11 17:59
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:d95nv8bA
#219 [亜夢]
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「亜夢は何もされてない?…あたし、言おうとおもいつつ、仕事でバタバタしてたから言えなくて……」
嘘にきまってる…
「響皐月に会ってもこのこと言わないでほしいの!!!! あたし殴られたり…蹴られるのは…もう、嫌だから………」
龍紀が暴力?
「皐月は…最初優しくてお前だけだよって言ってくれてたから、信じてたんだけど…こないだ店の廊下でみたの………ほかの女とキスしてるの……」
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:10/06/11 18:02
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#220 [亜夢]
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「うそっ……」
「なんで嘘つかなきゃいけないの……あたし、後でそれを言ったの。 他にも女いるんでしょって…そしたら、喧嘩になって……」
あたし以外にも?
「殴られて……」
電話先でううっ、と桜が泣き出しそうになる。
「桜……」
「亜夢もお願いだから気をつけて?」
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:10/06/11 18:05
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#221 [亜夢]
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弱々しい声…
「桜ごめん……気づいてあげられなくって……」
「大丈夫!!! 話聞いてもらったら少しすっきりした…またゆっくりお喋りしよ?」
「うん…」
そういって電話を切った。
嘘…
でも桜はうちらが付き合ってることを知らないはずだから、本気で心配しているはず。
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:10/06/11 18:07
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