*- エロチュウ -*
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#55 [亜夢]
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かけるか…
かけないか…
携帯の画面を開いたまま、アタシは何度か携帯と名刺をみた。
一度番号をいれてみても、すぐに消した。
携帯に登録する?
…あ〜、わかんない…
「はあ〜…」
何回ため息をついただろう。
気づいてたらベッドでそのまま眠りについてた。
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:10/05/19 15:58
:F02B
:aOzGAOJ.
#56 [亜夢]
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せっかくの土曜日は、自宅で携帯と奴の名刺だけで終わってしまった。
目をさましたのは日曜の昼。
「あ…やば…」
アタシは2時に高校の同級生で仲良しの桜に会う約束してたんだった―…
時計は12時半。
「よかった…」
お風呂に急いではいって、そそくさと化粧をする。 ちょうどいい時間だ。
アタシは待ち合わせ場所にむかう。
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:10/05/19 16:01
:F02B
:aOzGAOJ.
#57 [亜夢]
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響皐月のこと考えずにすむ…
アタシはいつも待ち合わせにしてる、スタバにひとり座ってチャイを飲んだ。
(あっま〜…)
またカプチーノじゃない。
今回はアリサに言われなくても気づく。
「亜夢〜!!!」
夜の仕事をしてる桜は、キラキラしたアクセ達を身にまとい、長い爪…ばさばさなまつげに綺麗にセットされた髪の毛。
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:10/05/19 16:05
:F02B
:aOzGAOJ.
#58 [亜夢]
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ひさびさの再会だから、色んな話が次から次ぎとでてくる。
「てゆうか〜…アタシ彼氏できたんだっ♪」
桜は薬指に輝く指輪をこちらにみせてニコニコとほほえんだ。
「…よかったじゃん!!!」
でも内心不安になった。
桜の言う彼氏とは、ホストのことだ。
彼女が夜を始めた理由も、最近風俗にいこうか悩んでる理由も遊ぶお金だった。
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:10/05/19 23:16
:F02B
:aOzGAOJ.
#59 [亜夢]
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きっかけはある雑誌のモデルさんだった。 そのモデルの職業がホストだったため、会えるから―…という理由でホストクラブに足を運んだらしい。
容姿も頭もいい桜は、男で困ったことはなかった。
でも何か埋められない寂しさがあったんだろう。
それを埋めてくれる居心地のいい空間がホストクラブだったんだろう。
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:10/05/20 06:02
:F02B
:uEyPQx6s
#60 [亜夢]
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>>003-060***
アタシは行ったこともない空間だからだいぶ客観視してる。
別に響皐月を知ってるからといって、ホストという職業がどんなものかはわかってない。
でも…アタシは偏見してる。
それは知らないからだと思うけれど。
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:10/05/20 06:07
:F02B
:uEyPQx6s
#61 [亜夢]
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「でねでね、彼氏ったら…過去の女が最低だったらしくて、手も繋ぎたくなければ、キスも嫌なんだけど…愛しくってえ〜…」
桜が幸せならいい。
でもアタシは心配してしまう。
正直、頑張って水商売をしている桜には、1日で給料を使ってしまうような遊び方はしてほしくなかった。
就職率のかなり低い外資系の昼職をやめて、夜の世界にはいったんだから…
「あ〜、早く結婚したいっ☆」
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:10/05/20 06:11
:F02B
:uEyPQx6s
#62 [亜夢]
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「…あれ?」
スタバのテラスは硝子張りなので歩いてるひとたちを人間観察できる。
桜はアタシの後方をみて、あ―!!!と声をかけた。
「アタシの彼氏だっ!!!!」
浮かれた様子の桜。
ぶんぶん手を振ると、響皐月のあのとんがった靴の音がした。
カツカツカツ―…
「亜夢、紹介するっ♪」
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:10/05/20 06:14
:F02B
:uEyPQx6s
#63 [亜夢]
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「アタシの彼氏の皐月クン♪」
―…
「あ、どうも。」
間違えないよね。
これはあの響皐月だよね。
少し優しくされたからって図に乗ってたのかも。
彼女いて、当たり前だよね。
「えっ…俺らいつ付き合ったの?」
響皐月はアタシには全く触れない。
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:10/05/20 06:16
:F02B
:uEyPQx6s
#64 [亜夢]
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「ひっどお―い…こないだ飲みにいったとき付き合って♪て言ったらイイよっていったじゃん。」
「まじか〜酔っぱらうと女みんなに声かけちゃうからな☆」
やっちゃった、とちゃらけて舌を出す。
「なにそれえ〜…好きじゃないの?桜のこと。」
「まだ会うの3回目じゃん!!!」
ちょっと呆れたように笑う響皐月。
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:10/05/20 06:19
:F02B
:uEyPQx6s
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