Supernova〜超新星〜
最新 最初 🆕
#17 [Mr.RabbIts!]
 
つーか、この会話邪魔くさいなー。
みんなだって気まずいだろうに。
山口はその空気に気づかないのか、はっきりしない俺にイライラしているのか声を荒げた。
 
「取りに行ってこいと言ってるんだ!!」
「いや、だから…」
 
何て説明しようか考えていると、半笑いの谷垣と目が合った。
 

⏰:10/05/28 13:50 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#18 [Mr.RabbIts!]
 
くそー
あいつ楽しんでやがる。
 
「三木!お前なめてるだろ!?たらたらしゃべりやがって」
 
谷垣を睨んでいた目で山口を見る。
 
「何だよ、その目は!」
 
俺の態度に興奮した山口は授業をする気など無くなり、俺を説教することに決めたかのように見えた。
 

⏰:10/05/28 13:56 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#19 [Mr.RabbIts!]
 
もう、素直に教室取りに行くふりしてサボれば良かった。
そんな考えが頭の端に浮かぶ。
 
「授業を受ける気が無いなら、出て行け!!」
 
凄い剣幕でまくし立てる山口に不思議なくらい、心が冷めていく。
 

⏰:10/05/28 14:00 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#20 [Mr.RabbIts!]
 
このまま言う通りに出て行くのも、黙って突っ立ってるのも嫌だな。
何か、突拍子も無いことをすれば山口もクールダウンするだろうか。
 
「先生」
 
静まり返っていた生徒の中から、ハッキリとしたよく通る声が聞こえた。
 

⏰:10/05/28 14:04 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#21 [Mr.RabbIts!]
 
山口や俺も含め、全員がそちらを向く。
 
「今日は席決めでしょう?教科書はそんなに使わないんじゃないですか」
 
スラスラとそんなことを言ってのけるのは、佐倉という男子生徒だった。
山口が顧問であるラグビー部の部員である佐倉は、他の生徒が身構えるほど山口に距離を置いていないようだ。
 

⏰:10/05/28 14:10 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#22 [Mr.RabbIts!]
 
佐倉の発言にまたピリッとした空気が流れるのかと思えば、山口は少し表情をゆるめた。
 
「…まあ、いい。次からは毎回必要だから、忘れるなよ」
 
戦意喪失。
教師相手に敵意むき出しってのも格好悪いけど、それでも教師って好きになれない。
 

⏰:10/05/28 14:14 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#23 [Mr.RabbIts!]
 
「佐倉、助かった」
 
席決めでザワザワしている連中に混じって佐倉に礼を言いに行くと、本人は驚いた表情をしてから微笑んだ。
 
「助かった?三木まじお疲れー」
 
皮肉混じりの言葉に佐倉って案外おもしろいな、なんて感じる。
 

⏰:10/05/28 14:18 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#24 [Mr.RabbIts!]
 
「部活でも、あんな感じなのか?」
「うん。まあーな」
 
そう答える佐倉には憂鬱な様子も無い。
山口に佐倉って相性良いのかもな。
 
「俺だったら毎日怒鳴らせてるだろうな」
「ははっ。たしかに」
 

⏰:10/05/28 14:20 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#25 [Mr.RabbIts!]
 
なんて感じに談笑していると、席決めも終わったらしい。
パソコンの画面に映し出されるらしい席順にみんな注目している。
 
「これってどうやって決めるんだ?」
 
ポツリと疑問を口にすると同時に画面が切り替わる。
 

⏰:10/05/28 16:47 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


#26 [Mr.RabbIts!]
 
真っ黒だったディスプレイにクラスの奴らの名前が浮かぶ。
四角く区切られた空白の中に、黒い文字でフルネームが載っていた。
 
「ああ、先生が機械的に割り振ったって言ってたぞ」
 
せっかく佐倉が疑問に答えてくれたのに、俺はディスプレイに釘付けであまりよく聞き取れなかった。
 

⏰:10/05/28 16:50 📱:P906i 🆔:yAA1s8y2


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194