オッサンと高校生
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#150 [c]
雅也があたしの頭を撫でた瞬間、涙があふれでてしょうがなかった。
「ッ‥」
「我慢すんなや?
お前のこと分かってるから。今は何も考えんと出すもん出しや。」
雅也はそう言ってあたしを抱えて部屋に連れて行ってくれた。
:10/08/13 03:01
:P906i
:☆☆☆
#151 [c]
ソファに座って静かな部屋の中にはただあたしの泣く声だけが、響いてた。
「あたし悔しかった…。あんな奴でもあたしはアイツの血の繋がる子供で‥あんな奴におばあちゃんはああ思われて、挙げ句の果てには…分かってたけど、あたしはいらん子。笑えるわ、ほんま。」
あたしはもうどうでも良かった。
どこかで誰かに必要とされてて欲しくて、でも現実はやっぱり違ってた。
:10/08/13 03:10
:P906i
:☆☆☆
#152 [c]
沈黙が流れた。
雅也も迷惑に決まってる。
たかがお隣さんの妹みたいな高校生相手、しんどいはず。
雅也の優しさにあたしは、気づかずに甘えてしまってる。
:10/08/13 03:12
:P906i
:☆☆☆
#153 [c]
涙を自分の指ですくって、
あたしは立ち上がった。
「ごめんな?
あたしは大丈夫やから、
早く奥さんの所帰ってあげて?
さっきはあたしの前に立ってくれて、ありがとう」
あたしは精一杯笑った。
:10/08/13 03:15
:P906i
:☆☆☆
#154 [c]
雅也は下をうつむいて、
少ししてからゆっくり
顔をあげた。
「お前な、ほんまに独りや思うんか?目瞑ってな、真っ暗な中に浮かんでくる人おるやろ?
…おらんか?」
…そんなん、
あたしには誰もおらん。
:10/08/13 03:19
:P906i
:☆☆☆
#155 [c]
目瞑って、真っ暗な中…
…なんでや……?
なんで、雅也がそこに浮かぶんやろ。
:10/08/13 03:20
:P906i
:☆☆☆
#156 [c]
「‥ッさや…」
振り切った小さなあたしの声
「へ?何て?」
「ま…さや!!」
「俺…?」
:10/08/13 03:23
:P906i
:☆☆☆
#157 [あゅ]
:10/08/13 15:38
:N2102V
:I4PK3JzE
#158 [c]
ありがとうございます

途中で止めてすみません


更新します

:10/08/13 21:33
:P906i
:☆☆☆
#159 [c]
「うん‥
あたし…
こんなに誰かを必要としたの、初めて…。」
心臓がドキドキしてる。
雅也は驚いた顔をして、
でもすぐに下を向いた。
「ごめん」
予想していた言葉。
:10/08/13 21:36
:P906i
:☆☆☆
#160 [c]
「ごめん、綾…
俺、初めてお前に会ってお前の目を見たとき、力になりたいって強く思った。
だからなんぼでも力になる。…でもな?俺には嫁さんも生まれてくる子供もおるから、綾の気持ちには…答えられん」
分かってた、当たり前の答えやと思う。
雅也はいつも、真剣な時には真剣な顔をする。
きちんと向き合ってくれる。
そういう雅也が好き‥
:10/08/13 21:40
:P906i
:☆☆☆
#161 [c]
「雅也………ばーか。
最後に言わせてな?
雅也、好き。
でもあたし、どうこうなりたいとか邪魔するつもりはないから!困らせて、ごめんな?」
:10/08/13 21:42
:P906i
:☆☆☆
#162 [c]
あたしは言い残して部屋を出た。
マンションから出ると、伸がいた。
「よっ!」
「どうしたん?」
あたしは伸に近づく。
:10/08/13 21:44
:P906i
:☆☆☆
#163 [c]
「いや…、大丈夫かなって思って。
って、綾泣いたんか?どないした?」
ライトに当たって顔がはっきり照らされた。
「なんでもないで〜?
公園とか、行く?」
伸の優しさが心に染みた。
部屋には雅也がまだおるからしれへんから、あたし達は公園へ向かった。
:10/08/13 21:47
:P906i
:☆☆☆
#164 [c]
公園へ向かう途中、ずっとあたし達は無言やった。
公園に着いて、ブランコに座った。
「俺らちっさい頃から一緒にいてさ、もう高校生やもんなー。」
いきなり、伸が口を開いた。
:10/08/16 00:31
:P906i
:☆☆☆
#165 [c]
「うん。ほんま、ずっと一緒に大きくなってきたよな(笑)」
「知ってる?お前、あんときさー…」
あたし達は懐かしい話をたくさんした。
:10/08/16 00:34
:P906i
:☆☆☆
#166 [c]
「ほんで、初めてお前とヤった時は変な感じやった(笑)」
「あたしも雅也とそんなん、考えられんかったわ!」
「お前が誘ってきたからやろ?」
「はぁ?!ちゃうから!
雅也からやし〜!」
:10/08/16 00:36
:P906i
:☆☆☆
#167 [c]
>>166「雅也」のところ、
「伸」です

間違えました(X_X)
すみません

:10/08/16 00:38
:P906i
:☆☆☆
#168 [c]
>>166続き。
笑いながらそんな話をしていたのに、伸はいきなり真面目な顔をした。
「…そやで。
俺、お前が欲しかったから」
:10/08/16 00:39
:P906i
:☆☆☆
#169 [c]
伸の言葉にあたしは耳を疑った。
「…………え?
またまた、冗談やろ〜??」
「冗談で言わんわ!
俺、ほんまずっと綾のことが好きやった。
幼なじみとしてちゃう、女としてな。」
伸の顔は真剣やった
:10/08/16 00:41
:P906i
:☆☆☆
#170 [c]
あたしはめっちゃパニクった。
「うそやろ?ちょお待って、あんた、ずっと好きなやつおるって…」
「だから、綾やで?」
うそや…
あたしは、伸のことそういう風に見たことなかったから。
だから、どう言ったらいいか分からんかった‥
:10/08/16 00:44
:P906i
:☆☆☆
#171 [c]
「まあ、お前はそーゆう風には見てなかったと思うけど。」
そう言って伸は悲しそうに笑った。
「あたし…っ、」
「「好きな人がおる」やろ?
こないだ、キスを拒否られた時からもうあかんなって思ってた。だからあの日の帰り、悔しくて綾の隣のやつが帰ってきたん知っててキスしてん。ごめんな。
お前の好きなやつって、アイツやろ?」
:10/08/16 00:49
:P906i
:☆☆☆
#172 [c]
「…うん」
あたしは下を向くことしかできひんかった。
あたしは、ただ自分の欲望だけに、必要とされたいがために伸を受け入れた。
今物凄くそれに後悔した。
伸にはきちんと気持ちがあったのに、あたしは気づかず…
伸はどんな気持ちやったんか‥
:10/08/16 00:54
:P906i
:☆☆☆
#173 [c]
「そっか。
色々大変かもしらんけど、頑張れよ?
じゃあ、俺そろそろ行くわ」
そう言って伸は立ち上がった。
:10/08/16 00:56
:P906i
:☆☆☆
#174 [c]
「…待って……!」
「なんや?」
「…ううん、やっぱ何もない…」
「何やねん〜(笑)
じゃあな。」
:10/08/16 00:57
:P906i
:☆☆☆
#175 [c]
伸との今までのこと、
あたしには居心地悪くはなかった。
むしろ居心地が良かった。
小さい頃から一緒にいたから…伸の隣はあたしの居場所になってたんかな?
自分勝手やけど…
体の関係を除いて、
今までの関係がなくなるんかと思ったら、あたしは涙で伸の後ろ姿がぼやけていた。
:10/08/16 01:01
:P906i
:☆☆☆
#176 [あゅ]
:10/08/16 14:51
:N2102V
:KsOTs.dI
#177 [あゅ]
:10/08/23 23:44
:N2102V
:cj1LmgdI
#178 [我輩は匿名である]
:10/08/24 13:26
:auKC3X
:mqPqWGeQ
#179 [我輩は匿名である]
頑張ってっ(^^)/
この小説すきだから待ってます☆
:10/08/24 21:16
:SH03A
:4PJL8aBU
#180 [きちがい]
みなさま

更新が衰えてしまってすみません。
応援してくださるみなさんのためにも、頑張って更新します

お付き合い願います

:10/08/25 01:20
:P906i
:☆☆☆
#181 [c]
名前間違えました(笑)

:10/08/25 01:21
:P906i
:☆☆☆
#182 [c]
ーそれからというもの、前と変わらない日常を送った。
学校に行っても、2〜3時間受けてあとは屋上に行く。
もちろん伸もいた
最初は気まづかったものの、伸は今までと変わりなく接してくれた。
:10/08/25 01:23
:P906i
:☆☆☆
#183 [c]
そんな伸の優しさが嬉しかった。
ただ、伸はあたしに一切触れなくなった
恋愛対象に見れなくても、あたしは伸がめっちゃ大事やったから…
どこか物寂しい気持ちもあった。
:10/08/25 01:26
:P906i
:☆☆☆
#184 [c]
あたしはどこまで自己中心的で、
どんなけ必要とされたいんやろ。
それと今までで変わってしまったことが1つある。
“あの日”の夜から変わってったんやろな…
:10/08/25 01:28
:P906i
:☆☆☆
#185 [c]
そう、雅也に告ったあの時から…
なんとなく雅也に避けられてるような気がする。
というか、間違いない
前まではよく朝出る時間が一緒やったのが、一切出くわすことがなくなった。
:10/08/25 01:30
:P906i
:☆☆☆
#186 [c]
これが普通。
だって、高校生が妻子持ちを好きになるなんて
ましてや両想いになることなんてあり得へんはずやから。
諦めるしかない、忘れるしかない
あたしは自分にそう言い聞かせた。
:10/08/25 01:32
:P906i
:☆☆☆
#187 [c]
やけど、やっぱり…
夜は寂しくなる。
あたしは壁に手を近づける
…いや、アカンやろ。
でも…
あたしはいつからこんな恋愛に乙女チックになったんや。
:10/08/25 01:35
:P906i
:☆☆☆
#188 [c]
ごくりと息を飲み、
あたしは手に力を入れた。
“コンコン‥”
壁を優しく叩いてみた。
前に、寂しくなったら叩けって言ってたから‥
:10/08/25 01:38
:P906i
:☆☆☆
#189 [c]
シーンとした部屋であたしは無性に恥ずかしくなった。
「はは、何やってるん。あたし」
壁に背を向けあたしは目を閉じた。
:10/08/25 01:39
:P906i
:☆☆☆
#190 [c]
目を閉じて、すぐやった。
“コン、コン…”
壁の向こうから聞こえた。
まさか?!
あたしはガバッと起き上がって、壁に耳をつけた。
:10/08/25 01:41
:P906i
:☆☆☆
#191 [c]
そしたらもう一回、
“コンコン”って。
なにそれ、
嬉しすぎるわ。
優しすぎる…
あたしは静かに涙を流した。
:10/08/25 01:43
:P906i
:☆☆☆
#192 [ももたろう]
このお話大好きです。
更新頑張ってください^^
:10/08/25 10:55
:930CA
:Ep.MfRCE
#193 [c]
ありがとうございます

大好きなんて、嬉しいです(*_*)!
更新します

:10/08/26 01:09
:P906i
:☆☆☆
#194 [c]
いつの間にか、雅也の顔を見ることもなく一ヶ月が過ぎようとしていた。
あたしは少し前からコンビニでバイトを始めた。
その日も、いつもと同じようにバイトが入っていて、あたしはレジカウンターに背を向けて仕事をしていた。
:10/08/26 01:14
:P906i
:☆☆☆
#195 [c]
「セブンスター、1つ。」
後ろから聞こえた客の声にハッとしてゆっくり振り替える。
「…あや……!」
「雅也…」
ほとんど同時に互いに言った。
:10/08/26 01:16
:P906i
:☆☆☆
#196 [c]
たった一ヶ月顔を見ていなかっただけで、めっちゃ久しぶりに思えた。
でも声とか、優しい笑顔は変わってなくて。
やっぱり愛しさも変わってなかった…
:10/08/26 01:19
:P906i
:☆☆☆
#197 [c]
「えっ、お前バイトしてたんかよ!」
「うん。最近始めたばっかやけど」
「そっか〜!そうなんかあ」
あの日の夜以来やから、
どうしてもどこか気まずかった。
:10/08/26 01:21
:P906i
:☆☆☆
#198 [c]
そしてお釣りを渡すとき、
雅也の手とあたしの手が少し触れた。
触れた所に雅也な体温を感じた。切なくなって、
あたしは
「ありがとうございました」
平然を装って言った。
:10/08/26 01:27
:P906i
:☆☆☆
#199 [c]
すると雅也は少しつっ立って、何かを考えたように
「バイト終わったら、久々に話さんか?」
と、
いきなりのことやった。
あたしはもちろん嬉しくて後で会う約束をして雅也は帰って行った。
:10/08/26 01:30
:P906i
:☆☆☆
#200 [c]
22時、バイトが終わりあたしは高鳴る胸を抑えて早歩きで家まで帰ろうとしてた時ー…
冷たいものが頬っぺたに当たって、あたしは驚いてすぐさま後ろを振り替えると
そこには笑顔で缶コーヒーを持った雅也がいた。
:10/08/26 01:33
:P906i
:☆☆☆
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