オッサンと高校生
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#257 [c]
「雅也…」

笑みがこぼれて仕方がなかった。



数日後、学校へ行く用意をして外に出る。

「「あっ」」

雅也もちょうど出てきた所だった
…奥さんも一緒に。

⏰:10/09/04 21:56 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#258 [c]
「あら?おはよう、綾ちゃん」

「あ‥っ、おはようございます」


何も知らない奥さん。
ニコニコ優しい笑顔であたしを見つめる。

「綾、どうせやし下まで一緒行くか?」
雅也は平然を装い、聞いてくる。

⏰:10/09/04 21:59 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#259 [c]
「あっ、うん!」

あたしもなるべく普通に接する。

「じゃあ、行ってくる」

「あらっ、まあくん!
いつもの行ってきますは?」


なんやろ…?


「あっ、あぁ」

⏰:10/09/04 22:02 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#260 [c]
雅也は一瞬ためらいながらも
腰をかがめて奥さんの
大きなお腹に
「行ってきます!」
を言って撫でた。



いつもしてるんや…




って、あたしはこんなん思える立場ちゃう。

⏰:10/09/04 22:06 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#261 [c]
「じゃ、行くか!」



「うん…」


奥さんは怪しむはずもなく優しい眼差しであたしたちを見送る。



ドアに窓がなく、カメラもないエレベーターの中
久しぶりの2人きり。

⏰:10/09/04 22:07 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#262 [c]
「ごめんな‥」


「謝らんといて?
あたしはそういうの承知!」

奥さんとのやり取りをあたしに気を使ってくれる雅也が更に好きになった。

「だから大丈夫やで、
まぁ〜くんっ!」

「‥こら〜!それは言うなっ!」

⏰:10/09/04 22:11 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#263 [c]
誰もいないので雅也は飛びついて頭をワシャワシャとする。

「ちょ、まじ勘弁!!
せっかく髪の毛‥‥」

その瞬間、目と目が合う。

ゆっくりと唇が触れる
“好きやで、綾”
耳元でささやく雅也の声に
自分でも赤くなるのが分かる

⏰:10/09/04 22:14 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#264 [c]
“チ―ン‥”

1階について、あたしたちは急いで離れる。

堂々と寄り添うこともできひん‥


自分から望んだ恋やから
全然寂しくない。


そして
雅也とは別れて学校へ向かった。

⏰:10/09/04 22:17 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#265 [c]
学校に着いてまず、屋上へ向かった。



初めてのあたしの居場所
伸との秘密の場所、

ドアを開けた。


「よっす〜」

いつもと変わらない伸、

「おは〜」

⏰:10/09/04 22:20 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#266 [c]
ソファに座ると、
伸がじっと顔を見る。

「なに?なんか付いてる〜?」

「…いやっ、お前、
なんか顔が……」

「だーかーら、なに?」






「幸せそうやな」

⏰:10/09/04 22:22 📱:P906i 🆔:☆☆☆


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