オッサンと高校生
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#291 [c]
“帰らんといて”
そんな言葉言えるはずもなく、あたしは雅也を見送った。
そして今日も雅也の体温を思いだしながら眠る。
:10/09/13 01:20
:P906i
:☆☆☆
#292 [c]
雅也と関係を持ってから、ちゃんと授業を受けるようになった。
たまには伸とサボるし、
やっぱり友達はできひんかった。
そんな高校生活最後の夏休みが始まった。
:10/09/13 01:25
:P906i
:☆☆☆
#293 [c]
終業式を終え、家に帰るとちょうど雅也の奥さんがいた。
「あら〜綾ちゃん!
今帰り?」
「あ、こんにちは。
そうです」
「ねっ、良かったらうちで一緒にお昼食べへん?」
「えっ?
いや〜…あの…」
:10/09/13 01:28
:P906i
:☆☆☆
#294 [c]
「お昼まだやろ?
遠慮せんと上がって上がって〜!」
半ば強引に腕を引っ張られて家へと招かれた。
とてつもなく気まづかった…
こんな優しい奥さんの旦那と、あたしは関係を持ってしまってるから。
そこで初めて罪悪感っていうものを感じた。
:10/09/13 01:31
:P906i
:☆☆☆
#295 [c]
今までハッキリとこんな罪悪感はなかった。
でも雅也の家の中には、
1つの家庭の生活があった。
生まれてくる子供のベビーベッドや、タンスにかかっている雅也のスーツ…
あたしは幸せな家庭を壊そうとしてるんじゃないかって…
:10/09/13 01:35
:P906i
:☆☆☆
#296 [c]
昔あたしが感じた、
父親の女への憎しみを
今度はあたしがこんなにも優しい奥さんに味わせてしまうのかって…
怖くなった。
やけど雅也からぬけられへんくて、改めて自分が嫌になった。
:10/09/13 01:36
:P906i
:☆☆☆
#297 [c]
それから奥さんはめっちゃ美味しい手料理を作ってくれて、あたし達は色んな話をした。
「名前…何ていうんですか?」
「あれっ?言ってなかったっけ?直子です」
「直子さん…
お腹の赤ちゃんいつ生まれてくるんですか?」
あたしは少し気になっていたことを聞いてみた。
:10/09/13 01:40
:P906i
:☆☆☆
#298 [c]
「来月に生まれるの。
雅也はね、女の子がいいって言うんやけど…
この子は男の子でね〜」
お腹をさすりながら言う直子さんはめっちゃ幸せそうやった。
「雅也さんとは…どんな感じで知り合ったんですか?」
辛くなるだけかもしれへんけど、この時あたしはなんとなく聞きたかった。
:10/09/13 01:44
:P906i
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#299 [c]
「高校の入学式の日…まぁくんが“一目惚れしましたあ!”って告白してきたのが始まり。
すごく趣味や好きなものまで合って、友達みたいなカップルだったと思う。
そこからずるずる10年ほど付き合って、結果子供ができたのがきっかけで結婚したの」
10年…
直子さんの話を聞いて驚きが隠されへんかった。
:10/09/13 01:50
:P906i
:☆☆☆
#300 [c]
あたしはまだ知り合って3ヶ月くらい。
10年の年月にはとうてい勝てるわけがない…
やっぱり聞かん方が良かったんかも。
胸がざわざわした。
「…綾ちゃんは?」
考えていると次は直子さんがあたしに質問した
:10/09/13 01:52
:P906i
:☆☆☆
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