オッサンと高校生
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#331 [c]
それからバイトへ行き、今日で辞めるから挨拶をして家に帰った。
そして…マンションの屋上へ行って、電話をかける
「もしもし、綾?」
「綾ー。
なぁ、今から屋上来れる?」
:10/09/24 02:13
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#332 [c]
「屋上?おぉー。ちょうど今帰ってるとこやからすぐ行くわ!」
電話を切って、
深く深呼吸をした。
:10/09/24 02:15
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:☆☆☆
#333 [c]
心地よい夜風を感じてた。
「おいおい、飛び降りたりすんなよ?」
振り替えると笑ってる雅也がいた。
「ばーか」
あたしもつられて笑った。
:10/09/24 02:17
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#334 [c]
「どないしたん?」
「ここ、初めて出会った場所。
あの時…あたしにはこの風景に色はなかったし、生きてる意味もなかった。
でも、今は綺麗って感じれるねん…」
「あや…?」
「雅也、あたしに生きろって言うたやん?」
:10/09/24 02:19
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#335 [c]
「あぁ…」
「誰かのために生きろって…。
あたしは雅也に出会って生きていこうって思えた…」
涙が出そうになるけれど…我慢する。
:10/09/24 02:21
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:☆☆☆
#336 [c]
「雅也に出会って、
あたしはこんなにも人を愛せるんやって思って…嬉しくって」
「……」
雅也は静かにあたしの言葉を聞いてる
「ずっと一生そばにおりたいって思った…
でもな、」
:10/09/24 02:23
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#337 [c]
「雅也には毎日帰る場所がある。
生まれてくる、雅也と直子さんの子供がいる。
大切にするべき人がおるやろ…?
だから、あたしは雅也と今日でさよならするねん」
…心臓が、どくんどくんしてた。
:10/09/24 02:24
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#338 [c]
「はっ…?!
ちょ、待てや…冗談やろ……?」
こんな焦ってる雅也初めてや。
こんな時でも、初めて見る雅也を愛しく思うねんな…
「冗談でこんなこと言わん…!
雅也、奥さんと生まれてくる子供を守ってあげな…」
:10/09/24 02:27
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#339 [c]
「ほんまにっ…!
そんなこと言うなや……
俺、お前が好きなんや―…」
力強く抱き締められる。
どうしよう、笑ってバイバイするって決めてたのに…
涙が…あふれる……
:10/09/24 02:35
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#340 [c]
「じゃあ…!雅也は、直子さんと離婚するん?直子さんも赤ちゃんも手放して…一生あたしと一緒にいてくれるん……?!
っ…ごめん……
こんなこと、言いたくな…かっ…たのに…」
そんな選択、していいはずないのにあたしは何言ってるん…
:10/09/24 02:39
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