オッサンと高校生
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#50 [c]
タバコ片手にニカッと笑う雅也の後をあたしは着いて行ってしまった。
「外で吸うタバコはうまいわあ〜!」
そんな雅也の横であたしも、
「あーわかる。」
そう一言タバコを口にした
:10/07/04 03:27
:P906i
:☆☆☆
#51 [c]
「‥おまっ!
まだ未成年やろ‥!!」
雅也はびっくりした様子であたしに言ってきた
「いやいや、吸う吸わへんは勝手やろ?」
:10/07/04 03:29
:P906i
:☆☆☆
#52 [c]
「あかん。」
そう言って雅也は自分が吸ってたタバコを消して、代わりにあたしのタバコを取ってそれを吸い始めた。
「ちょっと、返して」
「つーか、吸ってるタバコ一緒かよ(笑)
でもまだタバコはあかん。しかも女の子やで?
将来、子供産まれへんくなるでな?」
:10/07/04 03:32
:P906i
:☆☆☆
#53 [c]
「やっぱり…オッサン。」
あたしは渋々諦めて景色を見ていた
「なー…」
雅也は真っ直ぐ見つめて言う。
「お前の目には、この景色がどういう風に映ってるんけ?」
:10/07/04 03:35
:P906i
:☆☆☆
#54 [c]
「いきなり何?」
そんなこと初めて聞かれてびっくりした。
「いやなぁ、綾のこと初めてみた時からお前は寂しいような、助けを求めてるような目をしてたから。
どんな気持ちで生きてるんやろって思って、何か抱えこんでることあるんか、って」
:10/07/04 03:37
:P906i
:☆☆☆
#55 [c]
雅也の目線は変わらずやったけど、
けど…本気で向き合ってくれてるような気がした。
大人なんか信じひんって
男なんか信じひんって
思ってたけど、
この人は…
雅也は最初から何か違うかった。
:10/07/04 03:39
:P906i
:☆☆☆
#56 [c]
自分のこと話すとか好きちゃうけど、
その日のあたしは出逢って間もないオッサンに全て話した。
「生きる希望がない」
そう口にした時、雅也は悲しそうな目であたしを見たあと、すぐに優しい笑顔で
「誰かのために生きろ」と言った。
誰かのため‥?
:10/07/04 03:42
:P906i
:☆☆☆
#57 [c]
「例えばな?誰かの笑顔が見たい、誰かを幸せにしたい、そう思うだけで目の前は変わるはずや。世界が色鮮やかに見えるんや。」
「‥雅也は。
雅也は誰のために生きてるん?」
初めて口に出し雅也と言ったら心臓がドキドキした。
「そら〜…
奥さんと産まれてくる子供のためやな!」
:10/07/04 14:29
:P906i
:☆☆☆
#58 [c]
少し照れた顔で笑う雅也を見て、あたしは奥さんと産まれてくる子供が羨ましくなった。
こんなに愛されていてー…
「ふふっ。
じゃあね、おっさん」
あたしは少し心が暖かくなるのを感じて、先に部屋へ戻った。
:10/07/04 14:33
:P906i
:☆☆☆
#59 [c]
あたしは、なんとなく持っていたタバコ全てをゴミ箱へ入れた。
雅也の笑顔を思い出すと胸がドキドキして、眠ろうと思っても寝れへんかった
ナニ、コレ………。
:10/07/04 14:36
:P906i
:☆☆☆
#60 [c]
翌朝もまた、ドアを開けるとちょうど雅也がいた。
「あ、おはよーさん。」
「‥おはよ」
ただの挨拶にドキドキしている自分が気持ち悪かった。
と、次の瞬間ー
ガチャッ
:10/07/04 14:39
:P906i
:☆☆☆
#61 [c]
「まあくん、忘れてる!」
お腹の大きな女性が雅也にお弁当を差し出していた。
奥さん…やんな?
めっちゃ綺麗な人で何より優しそうに笑う人やった。
あぁ、夫婦は似ていくんやな。
:10/07/04 14:41
:P906i
:☆☆☆
#62 [c]
「あら‥?新しく入った方?」
雅也の奥さんはあたしに視線を向けた。
「あっ‥」
「そーやで!佐々木綾ちゃん。高校生やってさ!若いよな〜ほんま!」
あたしが答える前に雅也が口を開いた。
「ほんま、可愛らしいなぁ。
綾ちゃんよろしくね」
:10/07/04 14:43
:P906i
:☆☆☆
#63 [c]
朝からほんわかした家庭を見てあたしは、「どうもです」と作り笑顔をした。
そのまま先にマンションを出て、とぼとぼ歩く。
‥ナンデこんなにモヤモヤするん?
:10/07/04 14:46
:P906i
:☆☆☆
#64 [c]
今日も決まって屋上へ行く
やっぱりそこには伸がいた。
「昨日はありがとな。
んっ、」
そう言ってタバコを1本差し出されたけどあたしは断った。
:10/07/05 23:59
:P906i
:☆☆☆
#65 [c]
伸は一瞬首をかしげたけどすぐに戻った
「お前んちのマンション、いーなぁ。俺も住みてぇっ!隣、あいてる(笑)?」
「と、となりは…
新婚さんがもう住んでるから無理やで。」
「チェック早いな〜!
なんなん?カッコいいやつなんか?」
:10/07/06 00:01
:P906i
:☆☆☆
#66 [c]
伸の問いかけに
「ちがうし!ただのオッサン!!!」
普段あまり声を張り上げないあたしが倉庫響くくらいに声を出した。
「んだよ、冗談やって!
…それともまさか‥?」
伸は( ´ー`)こんな顔であたしを覗き込んできた
:10/07/06 00:04
:P906i
:☆☆☆
#67 [c]
「一生だまってろ、ばか。」
あたしは一発殴って屋上を出て行った。
:10/07/06 00:05
:P906i
:☆☆☆
#68 [c]
はぁ。吸いたい。
“将来、子供産まれへんくなるでな?”
:10/07/06 00:07
:P906i
:☆☆☆
#69 [c]
何故か雅也の言葉が浮かんできた。
なんやねんアイツ、
そんなん嫁にも言ってるに決まってる
あたしは悔しくなった。
:10/07/06 00:08
:P906i
:☆☆☆
#70 [c]
帰ろ。
あたしは今日一度も教室へ入らずに学校を後にする
ほんま、何しに来てんねやろ‥
重い足取りで家へと向かった。
:10/07/06 02:25
:P906i
:☆☆☆
#71 [c]
寂しい、辛い。
あたしは独り。
一人は好き。
でも、独りは大キライ。
誰か…。
:10/07/06 02:27
:P906i
:☆☆☆
#72 [c]
ピンポーンッ
チャイムの音で目が覚めた。
冷や汗と涙がたまらなくすごかった
あー、寝てたんや‥
ピンポーン‥ピンポーン
鳴りやまないチャイムに
だるさを感じながら出た。
:10/07/06 02:29
:P906i
:☆☆☆
#73 [c]
「こらー!居留守使うつもりか?!…ってどないした?何かあったんか?」
ドアの外にいたのは雅也やった。
あたしの涙を人差し指で救ってくれた。触れた雅也の指は温かかった。
「なんでもないよ。
そっちは?用事?」
:10/07/06 02:32
:P906i
:☆☆☆
#74 [c]
「いやぁ、まともに食ってんのかなって思って、俺の嫁さんが作った美味しい飯持ってきたったで!お前細っこいねんからもっと食えな?」
たくさん野菜の入ったポトフ。
「いいん?優しい奥さんやなぁ。ありがとう」
今のあたしには
素直に嬉しかった。
:10/07/06 02:35
:P906i
:☆☆☆
#75 [c]
「上がってく?お茶でも出すけど」
あたしは恥ずかしさを隠し聞いてみる
「おー、ほなちょっとお邪魔しますわ!」
入るなり雅也は
「同じマンションでもやっぱ部屋はちゃうねんな!
俺んちと違って綺麗にしてんなぁ〜」
とか言ってた
:10/07/06 12:08
:P906i
:☆☆☆
#76 [c]
「1人暮らしってどないなん?」
コーヒーを飲みながら雅也は聞いてきた.
「んー。
あたし、普通の家庭とかわからんし。気づいたら1人やったから‥あたしにとったら1人暮らしが普通かな」
ハハッと笑ながら答えた.
:10/07/08 19:59
:P906i
:☆☆☆
#77 [c]
「この壁の向こう、俺の部屋やな〜」
雅也は立ち上がり壁をコンコンとたたいた.
「寂しくなったら、叩いてえーぞぉ!」
「…ありがと」
なんやろ?
この人は、すっと心に入ってくる。
姿も声も何もかも。
:10/07/08 20:02
:P906i
:☆☆☆
#78 [なみ]
:10/07/10 12:53
:PC
:PPJ.LCPg
#79 [名前のない生活]
楽しすぎる
:10/07/10 19:55
:SH905i
:☆☆☆
#80 [c]
>>79ありがとうございます!
更新しますね

:10/07/15 00:54
:P906i
:☆☆☆
#81 [c]
「ほんなら、俺はそろそろ帰るわな?」
「うん。」
帰って欲しくない
1人は寂しい
「ちゃんと布団かぶって寝るんやで?(笑)」
あたしの頭をポンポンとした
:10/07/15 00:57
:P906i
:☆☆☆
#82 [c]
「なぁ….」
その瞬間、あたしは雅也の手を握ってた。
大きくて温かい手やった。
「なんや?」
雅也の笑顔な、
…あたし好きやわ。
:10/07/15 00:58
:P906i
:☆☆☆
#83 [c]
でも雅也には大切な人達がおる。
「んーん、何もない。」
「寂しいんか?
綾は妹みたいやなぁ。
俺10個離れた妹おるねんな、やからかぶるわ!
ほっとけへんっつぅか。俺で良かったら何でも言えな?」
:10/07/15 01:04
:P906i
:☆☆☆
#84 [c]
「あーうん‥」
妹かぁ。
ってあたし何残念がってんの?
人の旦那に手出すような女なりたないし。
「今日はありがとう」
そう言ったら雅也は笑顔で帰ってった。
:10/07/15 01:06
:P906i
:☆☆☆
#85 [c]
一人家の中で、
あたしは何してんねやろ。
家族は?親友は?
…幸せは?
あたしにはなんもない
どれもいらん。
生きる希望?
…笑えるわ、
なんでオッサンの笑顔が浮かんでくんの?
:10/07/15 01:09
:P906i
:☆☆☆
#86 [c]
胸が痛い。
欲しいと思ったのは、
手は届くけど近くには引き寄せられへん。
絶対好きになったらあかん男
でもあたし‥雅也が好きやわ。
:10/07/15 01:11
:P906i
:☆☆☆
#87 [我輩は匿名である]
:10/07/15 06:03
:SH004
:QhtiweLw
#88 [我輩は匿名である]
:10/07/15 06:03
:SH004
:QhtiweLw
#89 [名前のない生活]
あげ!
:10/07/18 18:37
:SH905i
:☆☆☆
#90 [c]
:10/07/19 07:31
:P906i
:☆☆☆
#91 [c]
次の日は土曜やったから学校は休み。
朝っぱらからインターホンの音で起こされた。
「…も〜誰…?」
あたしは眠たい目をこすりながらドアを開けると、そこには伸がいた。
「おっはよ〜♪」
「………何しにきたん?」
:10/07/20 00:52
:P906i
:☆☆☆
#92 [c]
「遊びに来てん!
そうめんどくさそうにすんなって〜!」
そう言って伸は家に入って行った。
まぁ…いっか。
あたしはそのまま寝室へ向かい、もう一度眠りにつこうとした。
:10/07/20 00:54
:P906i
:☆☆☆
#93 [c]
「つーかお前、好きなやつとかいんの?」
伸はあたしの枕元に座りながら聞いてきた。
「はぁ?いきなり何?」
「えーやんけ!教えろやぁ〜!」
好きな人‥
やっぱり思い浮かぶのは雅也で。
「べっ、べつに?
おらんしそんなん。」
:10/07/20 00:58
:P906i
:☆☆☆
#94 [c]
あたしは少し動揺してしまった。
「お〜?怪しいのぉ!」
「ってかあんたこそどうなんよ!」
あたしが聞いたとき、一瞬だけ伸の顔が曇った気がした。
:10/07/20 00:59
:P906i
:☆☆☆
#95 [c]
「俺は‥
おんで?昔っから好きなやつ。
ま〜今更どうとかならんからもうほとんど諦めてるんやけどな。」
知らんかった…
伸は好きな人おるんや。
「えっ、あたしらこんなんしてたけどあかんやん!」
こんなんっていうのはSEX。
:10/07/20 01:03
:P906i
:☆☆☆
#96 [c]
「え〜ねんえーねん!
俺、気持ちいこと大好きやから♪」
そう言って伸はキスをしようとする。
「まっ、待って?!」
「…なんや?」
「あたしも‥好きな人できた。だから、もうこういうことは…」
:10/07/20 01:05
:P906i
:☆☆☆
#97 [c]
あたしは伸のキスを初めて拒んだ。
雅也に、"付き合ってないヤツなんかとキスすんなやー!"って言われそうな気がして。
あたしはもうハマッてしまってる…
「まじで‥?隣の新婚さん?」
:10/07/20 01:07
:P906i
:☆☆☆
#98 [c]
伸の言葉にハッとした。
「いやいや、そんなん一言も言うてへんやん」
「お前昨日の朝な、俺がふざけて隣の新婚のやつのことからかったらすごい否定してたやろ?
お前があんな声張り上げんの、おかなしいなって思って。」
:10/07/20 01:09
:P906i
:☆☆☆
#99 [c]
「‥」
あたしはなんて言ったらいいか分からんくて何も言われへんかった。
「ホンマなんや…」
伸はそう一言つぶやいてた
そしてどこか寂しそうな気がして、
どこか伸とは気まづくなった
それからは2人で昼寝したりご飯食べたりして、夜にはいつもの2人に戻ってた。
:10/07/20 01:12
:P906i
:☆☆☆
#100 [あき]
ばりおもろい!
続きマダー・p・
:10/07/20 15:23
:T003
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