特別になりたくて｡

君の特別になりたいよ…

誰よりも君のこと
知ってるのに…

いつかこの想い届くかな？

あたしは健太を連れて行こうと健太の所まで走った。

「健太！お願い、来て！」

「へっ？俺？
借り物って何なんだよ？」

「いいから早く！
ビリになっちゃうよ～！」

まだゴールしていないのは、あたしと女の子だけ。

その女の子も借り物を見つけたみたいでゴールに向かって走っていた。

「よっしゃ、任せろ！」

そう言うと健太はあたしをお姫様抱っこした。

「｢｢キャ～!!!!｣｣」
「｢｢ヒューヒュー♪｣｣」

会場は一気に盛り上がり、
みんな冷やかしまくる。

「健太！恥ずかしいよ～///」」

「こうしないと負けちまうぜ？
全速力で走るから喋ってると舌噛むから喋んなよ！」

そう言うと健太はすごいスピードで走り出した。

あっという間に女の子を抜かしてしまい、ゴール！

「健太すごーい！」

あたしは感激のあまり健太に抱き着いた。

「こんなの楽勝♪」

健太がピースしてくる。

「お二人さんラブラブだね～☆」

「全校生徒に見せつけやがって～♪」

先にゴールしていた人達があたし達を冷やかしてくる。

あたしは、ハッとして急いで健太に降ろしてもらった。

「健太、ごめんね？///
あたし重かったでしょ？」

「重すぎて腕の骨折れるかと思った！(笑)」

「健太のばか～！」

「冗談だって♪
逆にお前軽すぎ！
もっとちゃんと飯食って太れよな！
…そういえば借り物って何だったんだよ？」

ど…どうしよう！
借り物が好きな人だったなんて言えないよ～。
だって健太は好きだけど…
恋愛感情の好きじゃないんだもん。

「ひ、秘密！」

「秘密とかなしだろ！
紙見せろよ。」

健太はあたしが持っていた紙をひょいっと取った。

「ダメ！///
読まないでよ～！///」

…が、健太はあたしの言葉を無視して内容を読んだ。

>>1-50
>>51-100
>>101-150

失礼しました

>>110さん
ありがとうございます

すると健太はあたしの腕を引っ張り、
人気がない体育館裏へ連れてきた。

「け、健太！
それは違うの！あの…」

「…夏美。
俺にしとけよ」

「え…？」

「俺、夏美が好きだ。」

……………!!？

健太があたしのことを好き!？
う、嘘でしょ？
てかあの紙に好きな人って書いてあったから、
あたしの好きな人が健太だと思ってるよね？;

絶対誤解してるよ！
ちゃんと言わなきゃっ…

「健太、あたしの好きな人は…」

「知ってる。」

「え？」

「あの幼なじみだろ？」

!!!!!!!!

「なんで…？」