虚無感と劣等感
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#1 [。] 10/08/03 02:37
とあるきっかけで僕は
透明人間になってしまった

#51 [。]
ガチャ

「SAYAKA〜!!
ただいまぁ!!
見つけたの、ダーリン!!
透明人間だよぉ!!」

SAYAKAと呼ばれた女性は
まっピンクの長い髪に
切れ長の目、そして白衣。
すごくエロス漂う女性だ。

⏰:10/08/09 14:59 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#52 [。]
それに引き換え
このアンドロイドは
くるくるの金髪に
大きな目、小さな口で
美人だがエロさはない。

タイプが違う
姉妹のように思える。

「ハク。…ハク!
あなたよ!ハク!?」

ぼっ僕!?
僕の名前はハクじゃない。

⏰:10/08/09 15:05 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#53 [。]
"名前はさておき、
僕が見えるんですか?
声も聞こえますか?"

「見えるし聞こえるわ。
専用のコンタクトと
補聴器つけたからね。
ちなみに名前の由来は、
トウにしようと思ったけど
あなたプライド高そう
ってことでハク。」

由来の意味が
全くわからない…!!

⏰:10/08/09 16:33 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#54 [。]
もう…変人と理解しよう。

「あと。ハクは
どんな女の子が好み?
教えなさい。」

命令ときたか。絶対だ。

「僕を元気にしてくれて、
甘えん坊で明るくて
一緒にいて楽しい子。」

改めて口にだしてみると
僕のタイプって変だ。
エリートには似合わない。

⏰:10/08/09 16:39 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#55 [。]
「へぇ〜。そう。
ちょっと待ってて。」

そう言い残し
アンドロイドと共に
別の部屋へと消えた。

僕はすぐ、ピンときた。
あのアンドロイドを
僕好みに変えるのだと。

⏰:10/08/09 16:42 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#56 [。]
数分後、戻ってきた。

僕の予想通り、
僕好みに変えたらしい。
このアンドロイドを。

「名前はあなたが
つけなさい。」

名前…?
ハクは多分白のハクだ。
だったら"クロ。"

キュイーーーン!!!

⏰:10/08/09 16:46 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#57 [。]
な、何だ!?

「こんにちはダーリン。
アタシはクロ。
ダーリンのハニー。
ズット イッショ ダヨ。」

ロボットダンスのような
動きをひたすらしている。
<人間>ではないことを
思い知らされた。

「初期化していじったわ。
後は好きにしなさい。
クロ、ストップ。」

カシャン…。

⏰:10/08/09 16:50 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#58 [。]
クロの動きは止まった。
…どうしたらいいんだ?

「ダーリン、遊ぼう!
あ、やっぱりご飯!!」

"つくろうか。"

これから本当にずっと、
こんな和やかな雰囲気で
暮らしていくんだと
僕は信じてならなかった。
未来は誰にもわからない。
もし未来がわかるなら
すぐさま家に帰り、
すべてを忘れるために
ひたすら叫んでいるだろう

⏰:10/08/09 16:59 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#59 [。]
僕は毎日当たり前に
クロと生活を共にした。

僕は自分が透明人間で、
クロが人造人間という
現実を忘れて、
2人共普通の人間と
思い込むようになった。

クロは僕が欲しい言葉を
全てくれていた。

不満なんて何もない。

⏰:10/08/10 02:17 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#60 [ん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑

⏰:22/10/29 20:39 📱:Android 🆔:☆☆☆


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