【統合】ﾌｧﾝﾀｼﾞｰなおしりＨ

私たち３人は王国を旅立ち、メルーザの情報を集めつつ幾多の魔族やボス級のモンスターを討伐していった。

私は２人の先輩の足を引っ張らないように必死に戦った。

そんな中、とある戦闘でモンスターからバシルーラをみまわれ、３人はバラバラに弾き飛ばされてしまった。

だけど、こんなことでくじけてはいられない

一刻も早く２人を捜さなくては。

３人で必ずメルーザを倒す。

先輩達もきっとそう思ってるはず。

だから私は今日も一人、深い森をひたすらに歩く。

エイミーは歩いた。

本当は少しでも気を抜けば、泣き出しそうなくらい寂しかった。

しかしエイミーはそんな気持ちを気力で押しのけ、一歩一歩前に進んだ。

と、その時！
（ｶﾞｻｶﾞｻ…）

「はっ!?」

モンスターの気配を感じたエイミーは即座に剣を抜き構えた。

茂みの中から一匹のモンスターが現れた。

「見つけただよ…。お前、剣士エイミーだべ！」

出てきたのはオオナメクジ（ナメナメ）だった。

エイミーは、オオナメクジが自分の事を知っている事に驚いた。

「モンスター！何故私の事を!?」

オオナメクジは怒った顔で答えた。

「お前はオラ達の仲間を何人も殺しただ！オラ達モンスターの中ではお前は最も危険な人間の一人どして認識されでるだぁよ。」

「何ですって…。じゃあ私が魔族やモンスターに狙われてるっていうの…？」

オオナメクジがニヤリと笑う。

「んだ。そうゆうごどだ。そすて…お前ば倒せばメルーザ様がら莫大な報酬が貰えるだ。」

「メルーザですって!?彼女が何処にいるか教えなさい！」

「バガな事言うでねぇぞ姉ちゃん。オラがそげな事教える訳ねぇべ。」

「ならこらしめて吐かせるまでよ！」

「オラを甘く見て調子こいてっとヒドいめに合うだぁよ。」

「だあ

」
（ﾊﾞｯ！）
エイミーは剣でオオナメクジに先制攻撃した。

（ﾇﾙｯ）
「あ、あれ…？」

ところがオオナメクジの体はﾇﾙﾇﾙの粘液で被われていて、剣の刃先が滑ってしまった。

「ふぁっふぁっふぁっ！このナメナメ様のヌルヌルぼでーにそげなもん効がねぇ！」

「くっ！…なかなかやるわね。でも、アタシを本気にさせると後悔するわよ!!」

エイミーは構わず攻撃体制に移った。

「必殺

ハリケーンスマッシュ

でゃあ!!!」

エイミーの怒涛の連撃がナメナメに襲いかかる。

しかし…

（ﾇﾙｯ、ﾇﾙｯ、ﾇﾙｯ、ﾇﾙｯ…）

オオナメクジの体は全く攻撃を受け付けない。

「ムダムダ、オラに物理的攻撃は無意味だべ。オラを倒したかったら魔法でも覚えとくんだったな、姉ちゃん！ふぁっ！ふぁっ！ふぁっ！」