【統合】ファンタジーなおしりH
最新 最初 🆕
#182 [サぉ◆Peach..7LM]
登場人物紹介

名前:フローラ

年齢:約230才

血液型:?

出身:エルフの森

職業:エルフの王

外見:金髪ロング。グリーンのレオタード。エルフ耳で、背中には昆虫のような透明な羽がある。

3S:B102-W62-H100

性格:平和を好む。

武器:錬金術、ムチ

⏰:11/02/23 16:17 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#183 [サぉ◆Peach..7LM]
「メルーザ、あなたまだ205歳だったかしら?私はもう230歳よ。歳はとりたくないものだわ。」

フローラは穏やかな表情で会話の糸口を作ろうとした。

しかし、メルーザは無表情で視線をそらした。

「わざわざエルフの王がダークランドまでそんな話をしに来たわけじゃないんでしょう?」

エルフの王がエルフの森から出るという事は非常に稀なことであり、重要な要件があるという事をメルーザは察知していた。

⏰:11/02/23 16:59 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#184 [サぉ◆Peach..7LM]
一瞬の沈黙の後、フローラが口を開いた。

「メルーザ、あなたいつまで人間と争うつもりなの?もうその辺でやめにしなさい。」

「やめる必要が何処にあるの?人間共に住みかを荒らされたのはお前達も一緒じゃないのか?」

「そうじゃない。力でねじ伏せようとするのはやめなさいと言っているの。」

⏰:11/02/23 17:04 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#185 [サぉ◆Peach..7LM]
「フッ、何を今さら。もうこの戦いは誰にも止めることはできない。あの憎き人間共を排除するまでは!」

「そんなバカな考えは捨てなさい。まだ間に合うはずよ。」

「くどい。私の考えは変わらないわ。」

フローラはやれやれといった表情で一つ、ため息をついた。

「それに…あなた、まだあの天使殺しの男を使っているの?」

「…お前には関係ない。」

⏰:11/02/23 17:07 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#186 [サぉ◆Peach..7LM]
「メルーザ聞いて。あのベドムという男とは手を切りなさい。あの男は信用ならない。必ずいつかあなたの命を狙ってくるはずだわ。」

「…確かにベドムは天使を殺し、しかも何を考えているのか私にもわからない。」

「なら何故あの男と手をを切らないの?」

「ベドムは賢い。私が戦場に出れない分、奴が代わりに働いてくれる。もし、私の命を狙ってきても…この私があの男に負けるとでも?」

「力では負けないとしても…それに、モンスター達を巻き込むのもいい加減にしたらどう?彼らを魔族の手下のようにこき使って。彼らはモンスターであって魔族ではないわ。」

⏰:11/02/23 17:11 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#187 [サぉ◆Peach..7LM]
核心部に触れられ、メルーザの目付きが急にするどくなった。

「う、うるさい!人間共の横行に一番苦しめられているのはモンスター達なのよ!貴様!エルフの王とて今の言葉は許さないわよ!」

「私はあなたとケンカしに来たんじゃないわ。今は私達が争ってる場合じゃないの!」

「フンッ、もういい!帰れ!」

メルーザはフローラを強引に部屋から出し、鍵をかけた。

メルーザは深いため息をついた。
「はぁ…。」

⏰:11/02/23 17:30 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#188 [サぉ◆Peach..7LM]
「メルーザ…」

フローラはうつ向き、その場を去った。

フローラが城の門にさしかかると誰かが彼女に声をかけた。

「おぉ、これはこれはフローラ様。フッフッフ…」

その聞き覚えのある不快な声にフローラは顔をしかめた。

「お前は…ベドム。」

⏰:11/02/24 10:42 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#189 [サぉ◆Peach..7LM]
「私を覚えていて下さるとは光栄でございます。フッフッフ…」

ベドムは不気味な笑みを浮かべている。

「ベドム、一体何をたくらんでいる?」

「たくらむ?…それはまったく心外でございますなぁ。」

「お前が天使を殺した事で神は確実に魔族に対して怒っておられる。逆に神の加護を受けた人間はもはや魔族以上の力を手にしたと言っても過言ではないわ。」

⏰:11/02/24 10:49 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#190 [サぉ◆Peach..7LM]
「フッ、その話ですか。あの時は人間に向けて放った私の魔闘気が勢い余ってあの男天使に直撃しただけではありませんか。」

「私には狙って撃ったように見えたが…。あの時、魔族と人間の殺し合いをやめさせようと天界より降臨した天使フェブラエル殿をあなたは意図的に殺した…。フェブラエル殿の恋人であったアリエル殿の怒りは尋常じゃないわ。必ずあなたを殺しに来る。」

「フッフッ…それは面白い。」

「面白い!?愚かな。ベドム…もしメルーザにおかしなまねでもしたらこの私が貴様を消滅させる。覚えておきなさい。」

そう言ってフローラはメルーザの城を出た。

⏰:11/02/24 10:52 📱:P04B 🆔:☆☆☆


#191 [サぉ◆Peach..7LM]
「フローラめ…このまま野放しにしておくのは危険か…フッフッフ…」

ベドムはボソッとつぶやくとその場を去った。

⏰:11/02/24 10:53 📱:P04B 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194