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#1 [◆kmT6XmPR3Q] 10/12/19 22:46
私をぶたないで。
蹴らないで。痛いよ。
お母さん、なんでこんなことするの?
お父さん、なんで見てみぬフリをするの?
きっと、私がイイコじゃないから…
#34 [%◆xSK1SiC5MI]
そう思うと、急に心細くなった。
土地勘もないただの小娘が、どうやって生き延びるの?
……………私に選択の余地なんてないのかもしれない。
:10/12/28 17:19
:W62H
:dg/g6RCs
#35 [%◆xSK1SiC5MI]
そんなことを考えている間に、出入り口の方から物音がした。
ここの人……かな?
ガサガサと音を立てながら、こちらに向かってくるようだ。
:10/12/28 17:22
:W62H
:dg/g6RCs
#36 [%◆xSK1SiC5MI]
私が入ってきたリビングの扉を開け、部屋に入ってきたのは長身の男だった。
自然と目が合う。
「え、っと……」
「目が覚めたんだね。ごめんね、知らない場所に一人にして」
なんというか、不思議だった。
:10/12/28 17:24
:W62H
:dg/g6RCs
#37 [%◆xSK1SiC5MI]
「お腹減ったよねぇ?俺、料理できないけどさ、なにか用意するから。その間に風呂はいってきな」
そう言われると同時に、ポーンと衣類が私の腕に飛んできた。
「サイズ分かんないからフリーサイズのワンピース買ってきた。白は嫌い?あ、あと下着ね。これもサイズ分かんないから、とりあえずこれで我慢して」
:10/12/28 17:28
:W62H
:dg/g6RCs
#38 [%◆xSK1SiC5MI]
風呂は突き当たり右ね、と言われるがまま、私は風呂場に来てしまった。
家のお風呂とは違って、なんだか雰囲気まで温かい気がする。
久しぶり……、いや、何年振りだろう。
ホースからでる水じゃなくて、こうやってシャワーを浴びるのは。
:10/12/28 17:30
:W62H
:dg/g6RCs
#39 [%◆xSK1SiC5MI]
バスルームのドア越しに、さっきの男性の声がした。
「バスタオルは棚の上にあるからね。着ていた服は捨てておくから」
………なんだか、この状況がうまく飲み込みきれていない。
私は夢でも見ているんじゃないのか。
:10/12/28 17:32
:W62H
:dg/g6RCs
#40 [%◆xSK1SiC5MI]
頭も身体も洗って、バスタオルで水滴を拭き取った。
用意してくれた下着とワンピースを肌につける。
こんなにふんわりした生地も、懐かしい。
サラサラと肌を撫でるような感触が、すごく嬉しくて涙がでる。
:10/12/28 17:35
:W62H
:dg/g6RCs
#41 [%◆xSK1SiC5MI]
着替え終わってから、先ほどのリビングに戻った。
「おっ、ちゃんと温まったか?そのワンピース似合ってんじゃん。やっぱ白が似合うと思ったんだよねぇ。ほら、座りな。適当なもんしか無いけど」
テーブルの上には湯気のたったシチュー。
温かいご飯に、ありつけるなんて……
:10/12/28 17:38
:W62H
:dg/g6RCs
#42 [我輩は匿名である]
"it"と呼ばれた子
という
虐待を題材にした
小説に
内容が似ている部分が
ある気が……
:11/01/01 20:54
:SH005
:K1KNgj7Y
#43 [我輩は匿名である]
:11/01/01 22:38
:SH905i
:☆☆☆
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