小さくても紡ぎたい言葉。
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#1 [ヒト] 11/01/21 01:45
後悔。
漢字にすりゃたった2文字の言葉。
ただどんな人間でも持ってる暗い2文字。
あん時こうすれば良かった、とか。
俺が逆の立場だったら、とか。
『たら』『れば』を幾ら使っても過去なんて変わりゃしない。
後悔の連続で人生ってもんは成り立ってるワケよ。
未来に夢見てるうちに未来は今になってて。
今を悔やんでるうちに今は過去になってる。
#2 [ヒト]
人間ってもんはさ。
考えることをやめない動物なわけ。
こうやって何かしてる間にも何かしらのことを考えてるよネ。
だから、その考えの中に後悔ってモンがあるのは当然なわけよ。
後悔なんてしてても仕方ねーの。
だーかーらー。
『覆水盆に返らず』
「あ。」
ぶつかって落としたソフトクリームも元には戻らない。
:11/01/21 01:54
:U1
:A0C4y8nY
#3 [ヒト]
「お、れのアイス…」
長い前置きを閲覧どーも。
全ては目の前の男のせいだから。
キョロキョロ視線さ迷わせながら歩いてる変なヤツがいるとは思ってたんだ。
ただ、そいつがまさか自分にぶつかってくるなんて思わなかったわけで。
「何すんだコノヤロー!」
後悔しても仕方ナイなら相手に怒るしかねー。
俺はぶつかった相手を改めて睨んでみた。…みたんだけ、ど…。
:11/01/21 02:05
:U1
:A0C4y8nY
#4 [ヒト]
「すまない。想像していた日本とあまりにも違っていてな。色々なものに目移りしてしまった。」
THEガイジン。
パーカーのフードで隠れていたのは青い目と自然な金色の髪。
「わ、わ、ワッチャネーム?」
圧倒されて絞り出された英語。
なんて肝の小さい俺。
「む?名前か?志摩竜次郎と申す。」
も、もーす。
モウス。
モス。
モス、バーガー…?
「アー、ハン?」
:11/01/21 02:33
:U1
:A0C4y8nY
#5 [ヒト]
THE日本語。
日本人より日本語だ。
チョット待て。
ギャップに追い付けない。
ギャップ萌え、なんてよく言うが、この場合は萎えまくりだ。
「…?大丈夫か?此れは如何様に償えばいい。何でも申せ。」
如何様に…
申せ…
いやもう、俺ですら分からん日本語。
「べ、弁償しろ…よ。」
「うむ。其れは何処で手に入れたんだ?」
うむ、て!
俺時代劇でしか聞いたことねェけど!
「そ、そこの駄菓子屋。」
俺と竜次郎の出会い。
あぁ、そうそう。
勘違いしないで頂こう。
これはBLではない、断じて。
:11/01/21 02:43
:U1
:A0C4y8nY
#6 [イト]
「何でそんな日本語うまいの?」
あれから10分後、やっと落ち着いた俺は竜二郎とやらにアイスを買わせようとしたが、ドル札しか持っていなかったので自腹で購入した。さらにアイスを見たことがなかったのか興味津津な竜二郎の分まで何故かアイスを購入させられ(視線から逃げられなかった)公園で食している。
「上手いとな。褒められるとは嬉しいのう。」
「いや、うん。だから何でそんなに上手いの。」
「うむ。見目はあれだが、私は日本人に育てられたのだ。」
「へ、へー。」
いやいや。日本人に育てられたとしてもその日本語は古風すぎるっつうか。
「それにしてもこのアイスといかいう食物は中々の美味じゃのう。」
アイスを見つめるその目はやっぱり青で。
年齢は20前後ぐらい。
身長185ぐらい。
長めの金髪は時折風にサラリと揺れている。
落ち着いたといっても、未だに慣れないこのギャップ。
:11/01/21 03:10
:PC
:TXfLME0.
#7 [イト]
「で、竜二郎だっけ?お前何で日本にいんの?」
「ふむ。日本にいる理由とのな?それは私の父を捜すためじゃ。」
「……へー。」
何て壮大な目的。
何てドラマっぽい展開。
「聞いておらんかったがお主の名は何と申す?此方が名乗ったのじゃから名乗るのが習わしであろう?」
「(習わし…)あー、悪ィ悪ィ。俺は津村小太郎。」
「小太郎か。これも何かの縁じゃ。宜しく頼むぞ。」
「あー、うん。はいはい。」
会話が疲れる。
っつうか、ツッコミ所が盛り沢山で何からツっこめばいいか分からん。
いや、まずあれだ。どうしても聞いておこう。
「キミのお父さんとやらは武士かに何か?」
「ハッハッハ。何を言っておる。この時代に武士がおるか。お主、古き男よのう。」
「ハハ…ですよね、うん。」
「私の父は忍者じゃ。」
「……」
もう、何このおバカさん。
:11/01/21 03:19
:PC
:TXfLME0.
#8 [イト]
ちょっとでも安心した俺がバカだったんだよね、ウン。
さっさとココから去ろう。さもなくば俺までおかしくなりそうだ。
「そう、忍者なんだ。じゃあ頑張って探してくれたまえよ。俺はこれで失礼。」
当たり障りのない挨拶を送り。
おまけに当り障りのない笑顔もつけて。
立ち去ろうとしたものの、目の前に立ちはだかる長身のガイジン。
「ぬ。何を言っておる。小太郎、お主も共に父上を捜すと申したろうが。」
……えー。
何この俺様おばかさんは。
唯我独尊の思考の持ち主のようで。
「申してません。俺は帰る。」
「申してないとな。先ほど宜しくとの言葉にハイと答えたのは誰じゃ。」
「……空耳でござる。」
「貴様、嘘をつくのか。この世で最も私が許すことが出来ぬものじゃ。よいか、嘘とは真の反対の意であり、裏切りや仇討……」
その後延々と1時間嘘とはどのように悪いものかを語られ、すっかり痩せこけた俺(精神的に)は彼の父探しとやらにまんまと参戦することになってしまった。
あー。ホントにもう。
人生なんて後悔だらけだ。
:11/01/21 03:28
:PC
:TXfLME0.
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