… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#115 [夢。*]
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待機のために置いてあるソファに座って、ゆっくりしてると、計算だとか色々雑務をやって終えたテンテンがいこっか♪と声をかけてきた。
あたしは鞄をもって外にでる。 テンテンも一緒に出ると消えた電気を確認してからマンション部屋に鍵を閉める。
「居酒屋でもいくかあ~」
テンテンは背筋をのばすとタクシーをとめてあたしから乗せてくれた。
「…テンテンて紳士だよね。 女の子がほっとかないタイプ。」
うんうん、とひとりでうなずくとテンテンは笑った。
「…いやあ、正直…女の子が怖くなるよね。 やっぱ女の裏側を知っちゃうとさ?」
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:11/02/20 17:03
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#116 [夢。*]
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確かに。
テンテンの場合たくさんの女の子の面倒を同時に見てるわけだし、しかも風俗で働く女の子っていうのは、なにかしら理由があって《稼ぐため》に働いてる。
だからお金にも…店の女の子にもシビアになったりするわけだ。
「…まあ、分からなくないよ。」
あたしも以前プレイバックがなくなったことがあった。 暇なときでも、あたしがお客さんを穫れるからだ。
それはパネルのかわいさでもそうだし、ランク上位だし、…それから、テンテンやほかの男従業員に気にいられてるから…ていうのもある。
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:11/02/20 17:07
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#117 [夢。*]
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まあ、あたしからすれば、不細工だったら愛嬌で売るだとか、ちゃんと真面目に出勤するとかしてれば、自然に従業員やテンテンに好かれるはずなのに、しない奴ほど大口叩く。
「…生2つください。」
テンテンはメニューをさあっと目に通すととりあえずつまめるものを注文してから、あたしにメニューを渡した。
「あっ、後でいいです。 先にそれ通してください。」
基本礼儀は正しい。 ちゃんと猫をかぶってれば凛くらい上品になれるのは知ってる。 でも毎日四六時中これでいろ、と言われるとあたしには苦痛すぎる。
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:11/02/20 17:35
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#118 [夢。*]
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「花蓮ちゃんってさ、ほんといい女だよね。 なんで彼氏出来ないかが不思議なくらい。」
生を片手に乾杯と言うと半分くらいまで飲むテンテン。 まあ、あなたも大分イケメン店長なのに彼女いないじゃん、と思いながらつまみを食べるあたし。
「…一応彼氏候補にしといてくれない?」
からの突然の告白。
正直衝撃的すぎ。 びっくりして言葉似もならなかった。
―…この日から、花蓮はテンテンのことを大変意識してしまう。
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:11/02/20 17:38
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#119 [夢。*]
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一方で幸せいっぱいの凛は、付き合って間もないけれど、同棲しようかって話が出ている。
「…俺はいつ来てくれてもいいんだけどな…」
最近になって龍は客用の家も引き払って、何人かの太客も切れた。 …もちろんそんな大事な話は凛には言ってない。
龍は完全に色ボケしてるからだ。
「あたし、妹と一緒に住んでるから…引っ越しの話はしなきゃと。」
ふたりで住んで、協同作業じゃないけど、うまくやっていこう…て感じだったから、彼氏と住むからって、勝手に出て…てしちゃ駄目だと凛は思っていた。
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:11/02/20 17:44
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#120 [夢。*]
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「お前はほんと真面目だよな。 そんな凛が好きだけど…」
龍は彼氏になって今でも凛のlapisに通っていた。 週3、4くらい。 ちなみに凛と龍がカップルなんて誰も思ってない。
lapisの皆は、花梨にハマってるイケメンが毎日口説きにきてる~ってくらいだし、あたしが店に遊びにいったときは、レオン統括のキャバの客だ~て感じ。
お互い水商売と客みたいな釣り合いがとれてるみたい。
「早く水商売あがってよ…」
最近では客と連絡を取るといやがる顔をするようになった。 前までマメだった、龍咲レオンが客との連絡さえも疎かになっていた。
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:11/02/20 17:49
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#121 [夢。*]
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「龍…あたしも好きだけど水商売は夢のために頑張ってるから我慢して?」
「だって客とこうゆう関係になるんだろ…凛?」
「龍とほかの男は違うじゃない。 あたしが初めて付き合った彼氏なんだから、大事にしたいよ。 だから水商売やめる、やめないで拗ねたりしないで?」
付き合ってすぐって嫉妬しない、だとか連絡とってくれない、とか…そういう細かいとこから問題が発生する。
「お互い仕事は仕事で割り切ろう?…龍だって何かのためにお金貯めてたんでしょ?」
「そうだけど…」
龍はお前のためなら…と言おうとしたけどやめた。
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:11/02/20 17:54
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#122 [夢。*]
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「約束!………ね」
欠勤は絶対しない、早退もなし。 お客さんとはマメに連絡とる。 お金貯めてご褒美でどこかふたりで遊びにいく。
「…うん、それならがんばる。」
龍は強引で大人でツンとした王子様だけど、凛の前では子供っぽい甘えた感じを全力で出す。
凛は面倒見がいいから苦痛ではない、全くといっていいほど。
「…そんなの俺にかかれば1か月でハワイでもフランスでもファーストクラスでいけるに決まってるじゃん!」
と凛に自慢気にいうと携帯をとって連絡しはじめた。
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:11/02/20 17:58
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#123 [夢。*]
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「いまからデートしよ?」
龍咲レオンの営業は《突然のお誘い》とかで、営業前に同伴…て形で遊びに誘うことが多い。
何かあったの?と聞かれたら
「用事なくなってさ、暇できたからご飯でも…と思ったけど、忙しいよな?ごめん。」
と返事を一方的に聞かないパターン又は、
「お前○○行きたい行ってたじゃん?今からいこ!」
と前回ご来店の際の情報をちゃんと覚えていること。
ちなみに龍咲レオンは、お客様ブックというのが存在する。
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:11/02/20 18:02
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#124 [夢。*]
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1本目の電話でオッケーが入る。
「じゃ、××前に30分後ね。」
と電話を切ると違うお客さんに連絡をいれている。
「…あっ、みのり?今日20時から飯の予約取ったから空けといて?」
少し世間話をすると、痛客から電話だからまた折り返すとだけ言うと電話をきる。 と、また電話している。
右手にペンと紙をもって、スケジュールを自分でうまいこと組み合わせていく。
「さやか?今日店前同伴な。」
毎日くる客には時間をずらして店前同伴にさせておく。
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:11/02/20 18:07
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