… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#147 [夢。*]
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「……よ。」

凛と付き合ってから、"花梨"が来ても全然区別がついた。 顔が一緒でも仕草や声が少し違う。

爪や指先も違う。

俺を呼ぶ名前も声も。

「……あたしの姉と付き合ってるんだって?」

不気味な笑いを浮かべて彼女が突然言った。

「……あたしのことは"花梨"じゃないってすぐに気づいたんだね。」

そうあの電話のおかげでね。

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⏰:11/02/22 02:06 📱:F02B 🆔:va/vEb7w


#148 [夢。*]
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「確かにお前が花梨じゃないのは、すぐ分かったけど、…凛は俺の大事な客。 彼女なんて客みんなが俺の彼女だよ?」

龍咲レオンも不気味に笑う。

その瞬間に手にもってたグラスを顔面に蓮は振りかけた。

カッシャーン!

グラスが割れて、その音に店内のホストや女の子が振り返って興味本位で席を覗く。

「…満足?」

「は?」

「満足かって聞いてるんだよ。」

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⏰:11/02/22 02:12 📱:F02B 🆔:va/vEb7w


#149 [夢。*]
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「………」

満足のはずがない。

手に入れたいのは俺なのに、手にいれられなくてもどかしくなってるただの子供だ。

「…客は客。 俺に女がいたとしても、お前は客だよ。 ホストとして俺が欲しいなら、金つかって気でも惹けばいい。」

蓮は言い返せない。

「…おしぼり。」

ヘルプを呼んでおしぼりで顔を拭くと、高いジャケット脱いで渡す。 俺はネクタイをはずすと、シャツのボタンを2段はずす。

なんで客を女にしなきゃいけないわけ?なれると思ってんの?

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⏰:11/02/22 03:36 📱:F02B 🆔:va/vEb7w


#150 [夢。*]
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「…あたしがホストのレオンの彼女にはなれるんだね?」

何言ってんだこいつ。

「本命の彼女じゃなくても、……お金をつかえさえすれば、此処では彼女になれるの?」

「………」

凛は彼女。 店にくる"彼女"はただの店に来させるための存在。

「……あたしつかうから。 あたしを花梨とよばずに蓮ってよんで……」

「………」

そこまでして凛から俺を奪い取りたいの?

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⏰:11/02/22 03:40 📱:F02B 🆔:va/vEb7w


#151 [夢。*]
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その日から変にあの貪欲で自分勝手な女のことが気になった。

ふたりとも同じ顔をしてるのに、中身も表情のつくりかたも、発する言葉たちも……それから人の愛し方も違うんだって、俺のなかで実感した。

「…凛?」

俺が珍しく背中をむけて寝てると後ろから凛に抱きしめられる。 華奢な腕で俺を包みこもうとしてる。

「………いの…」

耳ではゴソゴソとシーツと体が擦れ合う音しか聞こえなかった。

「ん……なに?凛…」

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⏰:11/02/22 08:07 📱:F02B 🆔:va/vEb7w


#152 [夢。*]
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「欲しいの…龍…」

暖まった体が俺にピッタリとひっついてきた。 俺が欲しいの?凛……

「やっと言ってくれた…」

俺は彼女の頬を両手で軽く撫でると、甘い果物にかじりつくように凛のつやつやな唇に吸いつく。

「もっかい俺の顔みて言って?お願い…」

あの邪険な女の顔じゃなくて、愛くるしいあなたの顔で……

「龍が欲しいの……」

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⏰:11/02/22 08:10 📱:F02B 🆔:va/vEb7w


#153 [夢。*]
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顔を真っ赤にしていうその姫の姿に俺は、もう理性とか本能とか、そういう名前のものは頭から消え去ってた。

するする…と着ている服が、俺に脱がされていく凛。 胸元を必死に隠すけど、豊かな胸は手から見え隠れする。

「龍っ…みちゃ嫌っ…」

目を潤ませて頬をピンクにして、彼女はしあわせになれたかな?……

「見るよ凛。 俺はお前の全部が見たい。」

鋭い目がずっとあたしの目を追いかけてくる。 あたしは反らしたくてもそらせない。

「好きだよ凛……」

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⏰:11/02/22 08:15 📱:F02B 🆔:va/vEb7w


#154 [夢。*]
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「……あたしも…」

と言って目をつぶる凛の手は小さく震えてた。 この…心が綺麗で潤ってて、愛されて生きてたこの子の、大事な一瞬を、大事な初めてを貰うんだ。

「目、あけて?俺をみて…」

そっと手で頬を撫でると、長いまつげがゆっくりとあがる。

「……俺、めちゃくちゃ幸せそうな顔してない?」

恥ずかしいけど、みてほしかった…なぜなら、俺がこんな表情を出すことなんてなかったからだ。

「……あたしも、一緒くらい幸せだよ?」

言葉がニードレス。

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⏰:11/02/23 06:50 📱:F02B 🆔:QST/VYeU


#155 [夢。*]
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唇をあわせてすぐに熱くなった龍のモノがあたしの蜜部へ侵入してくる。 だからといって拒んでるわけでもない。 ただ─…凛は龍が欲しい─…

「あっ……痛っ……」

ぎゅっと枕を握りしめると、凛は無意識に背中を反る。 龍はそんな凛を優しく包み込みながら、ゆっくりゆっくり凛を喰らう。

「凛……すっげえ熱い……」

少し苦しそうに龍はハアと息を吐いて、凛が目をうるうるさせているのを見ると目元に優しくキスをおとした。

「痛い?…」

「ん……少し……」

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⏰:11/02/24 01:22 📱:F02B 🆔:shSx/b8M


#156 [夢。*]
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「…大丈夫…俺がいっぱい愛してやるから…」

ぎゅうっと強く抱きしめると龍は凛の中でゆっくり動き出す。 そのたびに恥ずかしい音が部屋のあちこちにぶつかって、戻ってくる。

「あっ…龍っ……りゅ…りゅうぅ…」

ぱっちり開いた目を細めてハアハアと小刻みに息を切らす凛に欲情して、龍はもっともっと凛が欲しくなる。

「……凛っ……」

壁に映るふたりの陰が離れたり重なり合ったり…どんどん激しく、室温までも上昇してる気分になったふたり。

激しく求め合うふたり。

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⏰:11/02/24 01:31 📱:F02B 🆔:shSx/b8M


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