… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#246 [夢。*]
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周りは、ずっと彼女と彼氏と一緒にいると悪いとこが見えてくるとか、なんか飽きてきたりする…て聞いたりするけど、

俺は逆。
もっともっと好きになって深みにはまってってる。

「りゅっ……///」

…ビクビク体を反応させる凛が目を潤ませて、俺の名前を呼ぶことも、

「やだ……あ……」

抵抗する気力もないのに、ヤダと言いながら、感じる顔をする凛のその色っぽい唇も、

飽きるどころかもっとみてみたい。

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⏰:11/03/31 20:47 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#247 [夢。*]
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繋がってるときに、もう駄目…て悶えるのに、俺の腰に腕を絡めて繋がってる部分をぐっと自分に引き寄せるとこも…

キスをするたびに、両手で俺の頬を撫でながら"好きって言って?"ていうとこも…

俺に密部を愛撫されてるときにいつもより高い声で鳴いて、

俺に愛されるたびに頬を赤く染めて熱い吐息をこぼして、

俺に抱かれたあとにブランケットに裸のまんまくるまって、目を閉じて眠りについて…

どこを飽きろっていうの?

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⏰:11/03/31 21:03 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#248 [夢。*]
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「龍…?」

寝ぼけた声で俺の名前を凛が呼んだ。 俺はだるい体を起こしながら凛のほうを向く。

「…ん?」

「さっきからピンポン鳴ってるから…」

布団にくるまっても豊満な胸の谷間ははっきり見える。 …まだ抱き足りない。

「…うん、いってみる。」

インターフォンがあるリビングに向かうと確かにまだ音が鳴り響いてる。 画面をみるとグラサンをした長髪の女。

「はい。」

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⏰:11/03/31 21:13 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#249 [夢。*]
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「…龍?」

耳障りで聞き覚えのある声。 名前だけでもすぐに分かるあの女の声。

俺は勿論なにも返答せずにインターフォンを切った。

家まで見つけたのか。

…冴子が俺の近くまできてる。

蓮の場合は俺も弱みを握ってたからすぐに追い返せたけど、冴子の場合は俺にはなんでも要求できる。

ヤツには残すものなんてないから。

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⏰:11/03/31 21:17 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#250 [夢。*]
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「…誰だった?」

「間違いだったみたい。」

にっこり微笑んで、俺は凛の頭を優しく撫でる。 そっか、と言うと凛は俺の腕に絡みつく。

そうするとすぐに俺は勘違いするよ?お前が俺を求めてる…て。

「龍…あたし、もうすぐ夜あがるかもしれない。」

「よかったじゃん! なんで突然そんなの決まったの?」

「目標金額までいったから…」

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⏰:11/03/31 21:24 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#251 [夢。*]
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「目標金額…?」

ずっとあたしが黙ってたこと。

「うん……」

龍の腕に絡めた手の強さをぎゅうっと、さっきより強く絡める。

離したくないの…でも…

「あたし海外行きたいの…」

「……」

秘密なんじゃない。

でも言えなかったの。

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⏰:11/03/31 21:26 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#252 [夢。*]
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「…海外と俺なら、海外だよな」

さっきまであった笑顔は、龍の顔から当然なくなった。

「…悩んでる。」

「夢と俺で悩んでるの?」

うん、とあたしは言った。

正直、龍の過去を聞いてから余計に彼に対する情がわいたというか、絶対一緒に居ようと思えたし、前より愛そうと思えたから、

夜の仕事を続けてる意味もよくわからなくなってきたのも事実。

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⏰:11/03/31 21:29 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#253 [夢。*]
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「…俺が言ってどうこうできるものじゃないから、好きにしたらいいと思うよ。 凛が決めたことに俺は何も言えない。」

かっこつけてるよな俺…

本当は一緒に居て欲しいくせに意地張ってさ。

「凛は夢追いたいから夜したんだろうし…」

勧めてどうすんだよ俺…

ちゃんと止めたいならとめろよ、ださい男だな。

「な?」

頭を撫でながら優しく言う俺。

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⏰:11/03/31 21:33 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#254 [夢。*]
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凛はその日、うん…としか返事をせず、あまり話もお互いしようとしなかった。

だからと言うわけじゃないけど今俺はあのクソ女と会ってる。

古びた喫茶店で向かい合わせ。

「……龍、相変わらずかわいい顔のまんまで安心したわ。」

あんたはどんどん老けてってるね。

「ずっと避けられたけど…謝ろうと思ってね。」

話の内容は俺をお世話しはじめた頃までさかのぼる。

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⏰:11/03/31 21:36 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#255 [夢。*]
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龍が5歳のとき。

妻子がないと言われてた龍の父親からの家族の告白。

ホステスとお客さんで恋に発展して、本気で彼を愛した。 でも騙されてた。 …ほんとにまさかだ。

喧嘩したある日、

「俺には家庭もあるんだ! …今更だけどお前と家族じゃ比べものにはならないよ…」

ショックだった。

本気で愛したひとには自分よりも大事なひとがいることが。

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⏰:11/03/31 21:39 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


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