… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#487 [夢。*]
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黙ったまま五香は縦に首を振る。
「もっかいする?」
にっこりほほえむと、もちろん形勢逆転。 楓はあたしをいじめまくって、あたしは恥ずかしくてあわあわして終わり。
それでも楓はあたしの頭も撫でながら「かわいい」と何度もつぶやいてくれた。
こうしてあたしたちはつき合ったんだ。
>>457-999五香のおはなし

まだまだ続きます

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:11/05/10 21:19
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:aC5WVva.
#488 [夢。*]
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つき合うといっても当時は店長だった楓は毎日忙しく、誰よりも早く出勤して、誰よりも遅く退勤することが多かったし、
なにより付き合うようになってから、あたしが執着してしまう部分があって、お客さんからの連絡を優先してしまう楓に苛立ってた。
あたしが一番………
て思いたかったんだと思う。
…今日も楓の帰りを待つ。 ご飯つくってまってるんだけど、やっぱり遅い。
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:11/05/16 10:38
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:hyLSSmu.
#489 [夢。*]
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昼すぎに帰宅してきて、楓は服を脱いで簡単に片づけると、すぐさまベッドにはいった。
ブーブーと携帯が鳴る。
「はいは~いっ……」
今日はありがとね、とか今から寝るよっていう内容。 すぐ切ればいいのに、だらだら喋ってる。
電話をきった瞬間にあたしの口からこれでもかってくらいの愚痴がぼろぼろとこぼれる。
↓今までのアンカー
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/12070/456-
:11/05/16 10:42
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:hyLSSmu.
#490 [夢。*]
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明日起きてから寝てたって言えばいいじゃん、とかあたしと客どっちが大事なの、とか。
「おまえバカ?客より五香のが大事なことくらいわかってるだろ?」
ため息をつきながら頭をくしゃくしゃとして不機嫌そうに彼はそっぽを向いて寝る。
今思えば、疲れて帰ってきてる彼に罵声と愚痴ばっかり浴びせて、よく【別れよう】だとか言われなかったなと思う。
ほんと楓はあたしを愛してくれてたんだと思う。
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:11/05/16 23:05
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:hyLSSmu.
#491 [夢。*]
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そんなある日、
楓の家で寝泊まりを続けてたあたしに大きな届け物がきた。
ドアが雑にあいて、どーんと言う音と共に楓の声が聞こえた。
「五香! こいつ頼むわっ……俺社長んとこいってくる! 悪いっ…」
バタンとドアが閉まって、あたしは急いで玄関に向かうと寝転がってるひとがいた。
「も~………」
あたしは何度もそのホストくんをたたくけどおきない。
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:11/05/16 23:09
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:hyLSSmu.
#492 [夢。*]
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少しの間顔をまじまじみていると、すうっと目が開いて、ぱっと体を起こす。
突然正座をし始めて深々と頭をさげてきた。
「すぃあせんっ!!!! 楓さんのお嫁さんですよね! 初めまして! おじゃましてます!」
酔っぱらってて全然呂律まわってないのにしっかりとした挨拶をする彼。 てかなんであたしが楓の嫁なんだろ…ま、いいや。
「俺鍵なくしちゃって~…楓さん優しいから今日泊まれっていってくれたんすけど…俺迷惑かけてしまって~↓」
しょぼんとするホスト。 顔は男前なのにぐしゃぐしゃ。
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:11/05/16 23:15
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#493 [夢。*]
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「水いる?」
あたしはキッチンに向かって歩き出すと子犬みたいにふらふらついてくるホストくん。
「名前は?」
「りゅーです!」
にこにこ笑いながらピースをする彼は可愛いな~と思いながら水をグラスに注ぐ。
「はい」
と渡すと満面の笑みで水を飲み干す彼。
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:11/05/16 23:26
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:hyLSSmu.
#494 [夢。*]
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あたしをじいっと見つめると子供みたいにクシャッと笑う。 それから彼は言う。
「……楓さん、お嫁さんのこと、ちょ~~~自慢するのに写真もみせてくれないんですよ~~~」
ふんって鼻息を荒くして言うりょーくん。
「…なんか盗られるのがいやなのか?わかんないですけど……過去に俺、手出すの早かったって話をしたら、胸ぐらつかまれて手だしたら殺すよ?ていわれましたよ~~~」
楓ったら従業員にまでそんなこと言ってるんだ。 なんだか恥ずかしい。
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:11/05/20 05:47
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:9ZFDG6Qo
#495 [夢。*]
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りゅーくんはあたしに仕事中の楓のことをたくさん教えてくれてたんだけど眠くなったみたいで、喋っている途中で、ソファにゴロンとなると眠りについたみたいだ。
それから数分後にドアが開く。
「……ただいま…」
あたしは玄関に彼を迎えに行く。
「おかえりっ」
「龍大丈夫だった?…てなんでそんな上機嫌なの?」
可愛いけどと頭を撫でられる。
「ん?んーんっ、別に?」
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:11/05/20 05:51
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:9ZFDG6Qo
#496 [夢。*]
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あえて内緒にしとかないと、従業員の前で言わなくなったら、こうやって聞くことがなくなるもん。
楓はネクタイをはずしてスーツをハンガーにかける。 あたしはそれを受け取ってクローゼットになおしてあげる。
「さて~っ、寝るか」
楓は布団の中にいったのに、いつもなにも言わずに布団をめくってあたしを待ってくれる。
あたしは中にはいると彼のからだに抱きついて彼のにおいを確認する。
アンカー↓
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:11/05/20 05:55
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