… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#365 [夢。*]
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…でもお母さんの言葉はガキだったあたしには届かなかった。
ただ目立ちたい、みんなに蓮って呼ばれてかわいがられたいって思う一心だった。
雑誌を読んで化粧を勉強して、毎日指定の制服に何かしらアレンジをいれたり、髪型を変えたりと、お洒落の努力をした。
「…鈴本」
あたしはいつも通りその名字に振り向く。
ああ、凛のこと読んだんだろうな、と思ったけど優しく微笑む。
「…なんか雰囲気変わった。」
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:11/04/12 09:28
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#366 [夢。*]
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「凛ちゃんより大人っぽいね。 なんかモデルさんみたいじゃん。」
当時化粧を全くしてなかった凛と比べると、蓮は圧倒的に綺麗だった。 後輩からはファッションリーダーみたいに扱われ、男からは次々と声がかかった。
「…ね、今度デートしてよ、蓮ちゃん~」
3年で一番女たらしで有名な加藤先輩があたしを追いかけ回したり、
「…好きです……」
凛のことが好きだったはずの石川くんがあたしに告白してきたり、
あたしは簡単に男を手のひらで転がす方法を知ってしまった。
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:11/04/12 09:32
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#367 [夢。*]
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あのころはただモテて仕方ないと思ったけれど、大人になったら理解する。 なぜみんな凛よりあたしだったか。
凛が駄目なわけはない。 ただ、男の子たちのあたしに対する視線は、あたしと同じように【簡単】な意識で向けられてた。
「…どうせ遊んでるんだろ?」
加藤先輩は体育館の裏であたしのスカートに手を入れてきた。
「ちょっ………!」
「こんなミニスカ履いてさあ~自分男から観られるのが快感なわけ? ………ほらっ、もうこんなに濡れてる。」
初めて触られた感情はいまでも覚えてる。
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:11/04/12 09:36
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#368 [夢。*]
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「すっげ~…べとべとじゃん。」
あたしは泣きそうだったけれど抵抗できなかった。 多分凄く怖かったんだと思う。
加藤先輩はやめてくれる気配もなく、頬を真っ赤にして歯を食いしばるあたしなんてお構いなしで、あたしの湿った部分をパンツの上からなぞる。
「…クリ、大きくなってきた…ほらっこっち向けよ!!!!」
あたしが顔を背けてると手で顎をもって正面を向かされる。 生ぬるい温度とぬるぬるした舌があたしの口を犯す。
「……いやっ! やだっ…やだやだっ……」
あたしは声を出して必死に抵抗した。
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:11/04/12 09:39
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#369 [夢。*]
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体育館裏は倉庫と隣接になってて教室からは大分距離がある。 ここにくる生徒なんか誰もいないし、声を出しても聞こえるはずがなかった。
「…なに今更言ってるわけ?下は正直だぞ?ほらっ……」
中指と人差し指をあたしに向けてくる。 とろっとしたものが指にからみついている。
それ……あたしの?
「ほら、そっち向けよ!!!!」
あたしは壁に向けられてスカートをまくりあげられるとお尻を優しく加藤先輩が撫でた。
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:11/04/12 09:42
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#370 [夢。*]
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「ほらっ………」
ズンッ
「…痛あっ!!!! やだっやだやだっ……」
あたしの熱くなった部分に突起物が刺さってる。 あたしの全身に力が入る。
「痛いっ痛いっ……」
加藤先輩は笑いながらあたしの腰をしっかり持つと後ろから思いっきり突き上げてきた。
あたしは膝がくずれそうになる。
「もうやあぁ………っ」
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:11/04/12 09:45
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#371 [夢。*]
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――…
「お前処女だったんだ…」
少しビックリした様子の加藤先輩はそれだけ言うとヤバいと思ったのか、その場をすぐに立ち去った。
「……悔しぃ……」
あたしはパンツをあげて乱れた制服をなおすと荷物も持たずに家にすぐ帰った。
泣いて取れかけたつけまつげと、濃いアイラインのせいで目元はぐちゃぐちゃになってた。
「ちくしょうっ……」
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:11/04/12 09:47
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#372 [夢。*]
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帰ってお風呂にはいって大事な部分を何度も洗った。 膣から流れるあいつの精子が許せなくて、シャワーを蜜部にあててかきだそうともした。
でも消えない、心の傷はすぐに癒えない。
お風呂からでると、
「蓮?…どうかしたの…?」
今にも泣き出しそうな顔をしてたあたしに凛は優しく声をかけてくる。
キライ嫌いきらい…でも、あたしの味方はいつも凛だけだった。
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:11/04/12 09:50
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#373 [夢。*]
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あれから加藤先輩は通り過ぎるたびに避けて目も合わせないようにしていた。
最低な男…死んでしまえばいいのに、と何度も神様、いいえ悪魔にお願いした。
そしたら数ヶ月後、…ほんとに加藤先輩が亡くなってしまうなんて思ってもなかった。
他殺。
自分の自宅で制服が血みどろになるくらい刺されたらしい。
―…ピンポーン…
「すいません、警察なんですが…鈴本蓮さん、いらっしゃいますか?」
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:11/04/12 09:53
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#374 [夢。*]
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加藤先輩はマメな男だった。
日記とスケジュール表にわざわざ何人と誰とデートやセックスをしたかを書き込んであった。
あたしの名前もそこにあった。
あの禁断の体育館裏…
「お話を伺っても大丈夫ですかな?」
そのときの刑事さんの顔ったら、いやらしく気持ち悪い笑みを浮かべてて、いまでも覚えてる…あの反吐がでそうな顔。
「…X月X日、君は加藤義隆くんとセックスをした、ね。」
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:11/04/12 09:56
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