… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#496 [夢。*]
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あえて内緒にしとかないと、従業員の前で言わなくなったら、こうやって聞くことがなくなるもん。

楓はネクタイをはずしてスーツをハンガーにかける。 あたしはそれを受け取ってクローゼットになおしてあげる。

「さて~っ、寝るか」

楓は布団の中にいったのに、いつもなにも言わずに布団をめくってあたしを待ってくれる。

あたしは中にはいると彼のからだに抱きついて彼のにおいを確認する。

アンカー↓
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⏰:11/05/20 05:55 📱:F02B 🆔:9ZFDG6Qo


#497 [夢。*]
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―……

「だからっ……絶対来るなよ!」

あたしの質問を楓は全否定する。 内容は毎回同じこと。 …楓の店に遊びにいきたい、ただそれだけのこと。

でも楓は来たら別れるからな、まで言う。

「ん~~大事にされてるんじゃないの~?うらやましいけど」

と言う人もいれば

「店に違うタイプの彼女がいるから…じゃない~?」

と言う人もいる。

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⏰:11/05/22 11:59 📱:F02B 🆔:Z6NzLN3.


#498 [夢。*]
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「てゆうか行く?」

クラブ帰りのあたしに悪友の弥生が言う。 少しお酒がはいってて、あたしたちはいい感じだった。

「……いくっ!!!!!」

楓の連絡を待たないまま、あたしたちは楓の店club Heartsに足を運んだ。

「「「いらっしゃいませ」」」

今時ぽい子たちが沢山いる。

「五香っ……おまえ……」

少し怒った顔をする楓があたしの目の前で言う。

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⏰:11/05/22 12:03 📱:F02B 🆔:Z6NzLN3.


#499 [夢。*]
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弥生はホストクラブ初めてだったはずなのに周りをキョロキョロもせず、どんと構えてウェイターさんに飲み物を頼んでた。

すぐに楓は剣幕な顔をしてあたしの隣に座る。

「来んなっつっただろ?」

こっそりあたしの手をぎゅっと握る彼。 あーお酒入ってるからか、キスしたい。

「へえ……」

弥生はにっこりほほえむ。

「いいじゃん、いい男ぽいね」

でしょ?

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⏰:11/05/26 07:57 📱:F02B 🆔:yon.VSLM


#500 [夢。*]
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「まあ、でもホストだもんね?」

少し不適な笑みをみせると弥生は乾杯、といってあたしのグラスに自分のグラスを合わせた。

ホスト…だもんね?

周りをみると男の子たちが腕をまわして女の子の目を見つめている。 …まるで恋人みたいに。 でもあれは、【偽造】カップルなんだよね?

女は金で時間を買い、男は金で妥協する。

キャバクラも一緒。

けど、なんだか胸が痛い。

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⏰:11/05/28 01:02 📱:F02B 🆔:WGpHMEFc


#501 [夢。*]
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トイレに行こうとするとトイレ前でイチャイチャしてるホスト君と女の子がいた。

「なに?あれ雅也のお客さん?」

「妬いてんの?可愛いな~…大丈夫だよ、あいつ金持ってるだけだからさ~」

「雅也はあたしには甘えてくれるもんね…?」

うん、と微笑む彼。

その表情をみて安心する彼女。

でもこれはすべてストーリー、ほんとは雅也は他にいるはずなんだ。 それか、本当にこの彼女が好きか、金持ってる客が本当は好きかもしれない。

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⏰:11/05/28 01:05 📱:F02B 🆔:WGpHMEFc


#502 [夢。*]
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じゃあ……楓も?

もしかしたら店に来るなと言うと大事にされてるって勘違いして、いつかイベントのときに来てって言われるかもしれない。

龍くんを家に連れてきたのも、あたしが本当の彼女のように仕上げるための演技なのかもしれない。

どうなの?

あたしは不安げに楓を見る。

「…なに?」

不機嫌そうな彼。

これは何か卸せっていう合図?

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⏰:11/05/28 01:08 📱:F02B 🆔:WGpHMEFc


#503 [夢。*]
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「…どうせ五香のことだから心配してんだろ?いろんなこと妄想してさ。 だから来るなって言ったのに。」

捨てぜりふを吐くと内勤に呼ばれた楓はどこかにいってしまった。

「信じてあげたら…?」

弥生がビールをすうっと飲み干すとまじめな顔で言った。

「あたしは期待はしないけどね…裏切られるのが怖いもの。 信じてて、裏切られたら、いきてけないもん…」

でも、信じないとうまくいくわけがなかった。

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⏰:11/05/28 01:13 📱:F02B 🆔:WGpHMEFc


#504 [夢。*]
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不安要素なんてあげてしまえば、いくらでもある。

今まで水商売のひとにだまされてきた子達はあたしの状況でもこう考える。

ある程度顔やスタイルがいい子は育てておいて、いざとなったら風呂に行かせるだとか、ただの趣味だとか、そんなことを言われると彼女って言い切れる自信がなかった。

「「「 いらっしゃいませ 」」」

綺麗なドレスをきた同業者の女の子が楓の腕に手をまわして奥のvip席に入ってく。

少しすると楓が戻ってきた。

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⏰:11/05/28 04:04 📱:F02B 🆔:WGpHMEFc


#505 [夢。*]
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「…誰、あれ……」

「ああ、俺のエース。」

エースとは自分のお客さんのなかのトップ=大切な客=お金を一番自分におとしてくれてるお客さんてことだ。

あんな綺麗な人なんだ……

「長いの?」

「ん~、まあ3年くらいの付き合いじゃないかな?ほんと喋ることないからね…」

苦笑する楓。

そういえば楓は今までお客さんの話とかしてくれなかったよなあ……

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⏰:11/05/28 04:09 📱:F02B 🆔:WGpHMEFc


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