変わり者の君
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#1 [***] 11/02/27 07:58
静かな夜。

好きでたまらない。

冬の寒さも許せてしまう。


あぁ。していうなら
煙草があれば最高の夜。


それだけでいいんだ。


#7 [***]
'

ゆっくりゆっくり吸っていた
煙草の火は半分を過ぎていた。


「私が恋している私の彼氏。
彼の代わりはいない。
それだけでいいじゃない。
彼がいないところで
何をしようと私の勝手。」


彼女にとってsexは
愛だの恋だのって話
じゃないんだな。

と、一瞬彼女が何を
考えているのか考えた。


あぁ、今の俺には
全く関係のない話にすぎないが。

.

⏰:11/02/27 08:41 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#8 [***]
'

彼女は結局

彼氏の前ではいい彼女し

彼氏がいないところでは遊び



男にもう、付き合っていけないと
別れを告げられた。

と、いうより一方的に
連絡を途絶えられたのだ。


「はあ。ところで」

と彼女は口を開いた。

⏰:11/02/27 12:37 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#9 [***]
'

「あなたは何故ここにいるの?」


彼女が始めて俺に問いかけた。


「こんなに寒い日に」


それはお互い様だ。


「そんな薄汚れた格好、
身だしなみは大事だよ?」

.

⏰:11/03/01 02:35 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#10 [***]
'

「それに…。」

と一瞬黙って

「そうだ。私の家にいこう!
はやく。いくよ」


と腕を引っ張られた。


彼女の家につくまで色んなこと
を言われた。


家はどこなの?
あなたは旅しているの?


なんとも答えずらい。

.

⏰:11/03/01 02:40 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#11 [***]
'

彼女の家は俺の想像以上だった。

オートロックの3LDKマンション

家族ですむようなところだ。

家族の人は今いないようだ。


「はやく、あがって?
お風呂でよごれ落として。」

.

⏰:11/03/01 02:44 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#12 [***]
'

俺は躊躇した。
ノコノコついてきたものの
自分の汚さを彼女に明かりの下で
みられやっぱりはずかしい。


それに俺がこの部屋に入ったら
土やホコリが床に舞う。


汚してしまう…。


.

⏰:11/03/01 02:48 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#13 [***]
'

「何してるの?
床、汚れたら
あとで掃除してね」


と、言い残し彼女はリビングへ
消えていった。

俺は靴を脱ぎ床に足をつく。

破れた靴からは砂や泥が入り
素足も大分汚れていた。


きったねぇな。

.

⏰:11/03/04 02:54 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#14 [***]
'

風呂に入ると水が
尋常じゃない色をしていた。

綺麗になり風呂から出ると
紙が一枚あり
歯ブラシ、着替えとあった。


与えられた服を着リビングへ
向かった。

いい匂いがする。

.

⏰:11/03/04 02:57 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#15 [***]
'

グゥ…と力なく腹がなる。
体は正直だ。

キッチンの彼女が
こちらを振り向く。


「服、サイズ大丈夫だったね
よかった。」


と料理を運んできた。

.

⏰:11/03/04 02:59 📱:P02B 🆔:☆☆☆


#16 [***]
'

一週間くらいまともに
飯を食ってない俺は料理に
釘付けで、食べて。と言われ
無我夢中でむさぼった。


うまい、

いつぶりだこの体を
食べ物が通る感じ。

最高だ。

.

⏰:11/03/04 03:03 📱:P02B 🆔:☆☆☆


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