ラブレター

付き合いたての頃は連絡もマメにしてくれて、しょっちゅう会いに来てくれた。

３ヶ月くらいたった頃から連絡もかなり減って、会いにも来てくれなくなった。

その時は知らなかったけどちょうどその頃リナが彼氏と喧嘩して…よくハルトと会ってたみたい。

ハルトが、みんなに気をつかわせたくないから付き合ってることは秘密にしようって言うから、リナは私達が付き合ってること知らなかったんだ…。

ユウヤさんにもソラさんにも黙ってた。
ただ、マナブにだけは相談してた。

ハルトはリナと…
付き合うのかな。

あれから私は思いっきり泣いた。
マナブに相談して泣いた。
マチコに相談して泣いた。

そして、気付けば１２月になっていた。

あれからスタンドには行っていない。

ハルトとリナがどうなったのか、私は知らない。

♪～♪～
ソラさんからメールだ…
:今日久しぶりにうち来ない？話あるし、みんなで集まろう☆

…どうしよう。
ハルトとリナも来るのかな…
気まずいな…

でも話あるって……ん～

:了解☆

私は送信した。

スタンドに来るのは、本当に久しぶり。

部屋にあがると、マナブとリナはもう来てた。

｢ユナちゃん、おひさー☆｣リナは屈託なく笑う。
｢うん、久しぶり…｣

私、ちゃんと笑えてるかな？

｢ユナちゃん、座ったら｣
マナブが手招きしてくれる
私はマナブの隣に座った。

それから３０分くらいしてハルトが来た。

私とは目を合わせない。

…気まずい。

｢ユナちゃん、ジュース飲む？｣
マナブが優しく声をかけてくれた。
｢ユナちゃんはミルクティーだよね｣

…気を遣ってくれてるんだなぁ。
マナブは本当優しい。

｢このメンバーで集まるの久しぶりじゃない？｣

｢それぞれ忙しかったしなぁ…ま、ユナちゃんもリナちゃんも進路決まったし、今日はお祝いな☆｣
リナも就職が決まったらしい。

乾杯してみんなで騒いだ。
相変わらずハルトは私の顔を見ないけど、マナブが気を遣ってくれて嬉しかった

｢そういえば、話あるって言ってたけど…｣
私はソラさんに尋ねた。

ソラさんとユウヤさんが顔を見合わせてニコッと笑った。
｢実はさぁ…妊娠したんだよね☆今３ヶ月!!｣

｢｢え～～～!!｣｣
みんな驚いた。

｢おめでとう!!!｣
｢ありがとう～☆☆｣

２人は嬉しそうだった。

結婚５年目で待ちに待った妊娠だから、嬉しいだろうな…

私も心の底から嬉しかった

私は暖かい気持ちで家に帰った。