ずっとあたしは
いじめられていた｡
ブスでデブなあたし｡

性格だってひねくれてる｡

末永 七菜｡

高校卒業して､
あたしは工場に就職した｡
二年間働いた｡
デブでブスなあたしは
ダイエットをした｡
158センチの62キロから､46キロまで二年間で痩せた｡

スタイルはそれなりに良かった｡
胸はEカップ｡
白いサラサラ肌に､ピンク色の乳首｡
そして､くびれ…｡

二年間働き､
痩せてあたしは退職した｡

「末永やめんだって？」

初めて話かけられた｡
工事1の若い男性｡あたしの3つ上｡
遊んでそうなイケメン｡

「最後飯食いにいかね？」
あたしはオッケーした｡

名前は､山中 公太くん｡

あたしはダサイし不細工…｡
遊ぶ前日必死にお洒落を勉強した｡

セクシーな下着｡
いまにもセクシーなパンツが見えそうなミニスカートに､
谷間が見えるキャミソール｡

男性ウケ間違いなし｡
不細工なんだもん色気でごまかした｡