映画部*＊

私の名前は桜場空 (ｻｸﾗﾊﾞｿﾗ)
高校2年!!
今日から親の都合で

神楽学園に通うことになった。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ―――

えっ…

もしかして、同じクラス？

しかも隣りの席…

なんか恐いなあ。

無口の強い人は窓からまた桜を見てる。

その姿はどことなく寂しげで、嬉しそうにも見えた…

「変な人…」

ボソッと私はつぶやいた。

「変な人って俺のこと？」

「うん。ってえっ!?」

聞こえてたぁ…最悪…

「ｸｽｯ。いいよ。よく言われるから」

なんかほんと悪いこと言っちゃったなあ…

「ゴメンね…」

スミマセンm(__)m

名前が変わってることに気がつきませんでした…。

気分転換に変えたことを忘れていました。

「名前は？」

「えっ？」

「名前は？って言ったんだけど。同じクラスで席も隣りなんだし知る権利くらいあるはずたけど。」

やっぱり変な人だなあ…

「私の名前は桜場空!!空でいいよ♪あなたの名前は？」

「あー、俺の名前は中田晴樹(ﾅｶﾀﾊﾙｷ)。」

晴樹君かあ…なんか性格に合わないなぁ。

「じゃあヨロシクね♪」

「ん。」

なっ！そっけない返事。

まっ、いっか♪

友達ができた。しかも男の人…

なーんか今日はいいことありそうかも♪

「ねぇ。」

ん？

前の女の子がいきなり私に話しかけてきた

「なんですか？」

「あんたって転入生でしょ？」

「うん。」

「やーっぱり！初めて見たと思ったあ！」

なんか見かけからして明るそうな子だな。

「私新谷歩美(ｼﾝﾀﾆｱﾕﾐ)。あーちゃんでいいよ！」

「私は桜場空。」

「空かあ…いい名前だね♪よろしく。」

いい名前… 嬉しいな。

「うんよろしくね!!」

新学期そうそう友達が2人も…

あー、良いことづくしだあ。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ――

「あい、みんなおはよぉ…っと今日は転入生が来てるんだってー？どいつだ。」

先生のくせに生徒のこと全然しらないんだなぁ。

「私です。」

げっ!!

みんなの視線があつい…

「あーおまえか、名前は？」

「桜場空です。よろしくおねがいします。」

先生に言われる前に自分で言ってやった。

「よろしくぅ。」

「よろしく!!」

「よろしくね♪」

私が言ったあとにみんながいっせいにヨロシクって言ってくれた。

いい人たちだなあ…

「これにて授業をおわりまっす。」
ガタガタ。

先生の言葉を合図にみんながいっせいに椅子からたった。

ガタ。

私はちょっと遅れてたった。

「例。」

「桜場ー」

先生がそう言って私にちかずいて来た。

「おまえクラブどーすんだよ。」

クラブ…

「どーしよーすっかり忘れてた。」

「あっ！それなら私のクラブおいでよ♪楽しいよ。」

そう言ってきたのはさっきの優しい女の子だった。

んーまあいっか。

「じゃあお言葉に甘えて…」