腐女子「…あれ？ここ…ドコ？」【BL注意】

やぁ。いらっしゃい。

・BL表現があるよ！苦手な人はブラウザバック推奨だよ！

・コメくれたら泣いて喜ぶよ！

・中傷はしないでね！立ち直れなくなるよ☆

それじゃあ、ゆっくりしていってね！

「…よく分からんが、それは諦めた方がいいと思うぞ。特にお前の頭とか…」

「何言ってるんですかクロムさん！諦めたらそこで試合終了ですよ！」

あれ？なんかクロムさん、いつの間にかツッコミに容赦なくなってきてない？

「いいじゃないですか！今は次の試合の準備中なんですから！」

先ほどの試合でバルドさんが投げた斧が地を深くえぐってしまい、地面をならすのに時間がかかっているのだ。

チンポコ舐めたい！！

ななななななにい？

あんあんやだあ気持ち

>>299

もっと、ほしぃよぉっ…

突然、脳内に電流が流れたような衝撃を受けた。

上目遣いで誘って、自ら求めるように腰を振り、快感に身をよじる。

これはまさか…淫乱受けだと…？

天から新ジャンルのお告げが前触れもなく飛び込んできた。

まだ時間がありそうだし、少しくらい妄想しても…

「おい！お前、また変な事を考えるつもりだろう!」
「ななな何言ってるんですか！わ、私が薬で理性がトロトロに溶けて熱のこもった身体を早く沈めようと上に乗っかってあんあん言ってるクロムさんなんて、妄想するわけないでしょう！」

さらに刺激が欲しくて可愛らしくおねだりしてるクロムさんなんて妄想するわけないんだからね！

「口から欲望が垂れ流しなんだ！その躾のなっていない口を閉じろ！」

「なにーっ！躾がなっていないですってー！もっと罵ってください！」

我々の業界ではご褒美です！!

不毛な口論は終わりが見えず、暇をもて余した脳内がまたR-18禁の妄想をしようとブドウ糖を消費し始めた時、若い男の声がクロムさんの言葉をさえぎった。

「まぁまぁお二人とも。落ち着いてください」

声のした方を向くと、さきほどマイクを渡してくれた青年が立っている。

昨日ロアくんが着ていたのと同じ濃紺の軍服と黒いブーツ。
肩にまで届きそうなほどの紅い髪が一層際だって見えた。

銀色の盆の上には花柄のティーセット一式が乗っかっている。

「ケンカなんていけませんよ。これでも飲んで落ち着いてください」

差し出されたカップにはミルクティーが入っていて、白い湯気と甘い匂いが立ち上っていた。

「だってクロムさんが私の口が躾のなっていない、いやらしい口だって言うんです！ひどいんです！」

「お前がいつまでもおかしな事ばかり言うのが悪いんだ！」

クロムさんは紅茶をすすりこちらを蔑むような目で見てくる。

ぐぬぬ…。そんな見下した目で見やがって…!ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

後で泣かしてやる！

復讐を心に誓い、気を取り直してニコニコしている紅い髪の青年を見た。