プラネタリウム

初めて書きます(*_*)

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感想も待ってます！

まあ普通に授業をして
その日は終わった。

だが、俺はあいつが
気になって仕方なかった。

恋愛とかそういうのじゃ
なくて変わった子だなって。

あいつの名前は岸田千里。
まだ名前しか知らない。

それから１ヶ月程経ち、
岸田とは喋る機会も無く
俺は気にしなくなっていた。

そんなある日。

俺は仕事を終え、帰宅してる時だった。
俺んちの近所の公園前を
通った時、ブランコで
一人の女が泣いていた。

そして俺は何故か車を
とめ、降りて近付いた。

「‥岸田？」

そこにいたのは、謎に
包まれたままの岸田だ。

「えっ？‥はっ？誰？！」

初めて聞いた岸田の声。
でも最初の言葉、それかよ！
と軽く落ち込んだ俺。

「誰？！はねぇだろ～
体育の先生だよ！片桐！」

「‥あ～！！あんた
片桐ってゆうの？あたし
人の話聞いてないからさー」

まあ、確かに聞いている
様子ではなかったが。

一ヶ月経ってそれはねぇだろ！

そこから他愛のない話を
して岸田との仲が少し縮まった。

泣いていた理由は、
聞かないつもりだった。

「‥おい。これどうした？」

たまたま目に入ってきた、
岸田のほっぺたにあるアザ。

暗くて見えなかったが
たまたま、たまたま見えたんだ。

「それは‥なんともないよ。
そんぐらい平気だから。」

岸田はまたいつものように
冷めた表情に戻った。

「親か？」

俺がそう聞くと岸田は
はぁ‥と溜め息をつき、

「あんたねぇ、普通なら
こういう時はその事には
触れないでしょ」

と笑った。

「あたしね彼氏いんの。
年上の。３つ上だから
社会人１年目かな。
本当凄くいい人なんだよ。
でもね怒ったりむしゃくしゃ
した時はあたしを殴るの。
いわゆるＤＶってやつかな」

でも嫌いになれないから
別れられない、と
岸田は悲しく笑った。

「ＤＶってのはなかなか
治らないし、正直お前が
傷付くだけだぞ。」

「わかってるよ‥
殴ったあと落ち着いたら
絶対謝ってくんの。
"千里ごめんな痛いよな"
って。したらさ、嫌いに
なれないし。辛いよ‥」

典型的なＤＶだな。
したあと絶対謝るんだ。

「とりあえず今日はもう
遅い。送るから車乗れ。」

そして家まで送って
帰ろうとした時

「片桐先生！また辛い時
頼ってもいい？」

「おう！いつでもこい」
それだけ言い、手を振った。