バイオレット   
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#1 [主] 11/05/13 13:07
 

きっかけは何だっていい。

『今の現状を変えたかった』

ただ、それだけ。

屋敷中を取り囲む警備員を

窓越しに見つめながら溜め息を吐いた。

 

#43 [主]
 

過ぎ去る風の音にのって私の耳に

辿りついた彼の名は“ブルーノ”

エヴァ『無愛想だけど顔だけじゃなく、性格も良かったじゃない(笑)』


あの背中が完全に見えなくなったあと

私は私を待ってくれてる人たちの方へ

彼は彼の人生の進むべき道へ

歩いていった。

 

⏰:11/05/13 20:18 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#44 [主]
 

―――――――――――――――――――
 

⏰:11/05/13 20:20 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#45 [主]
 

カランカランッ♪

店のドアが開く音と

共に一人の男が入ってくる。


店内にいた深い緑色の髪をした

少女<リン>と

すらりと細身の黒髪黒目の

青年<尚秋>は同時に立ち上がった。

 

⏰:11/05/13 20:29 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#46 [主]
 

リン「ブルーノ!!どこ行ってたのよ!いきなりどっかほっつき歩くし、尚秋だって心配して街中探してたんだからね!」

 

尚秋「でも、無事で良かったよ。何かあったんじゃないかって…心配してたんだから…」

 

ブルーノ「風呂沸いてるか?服が濡れてて気持ち悪い」

 

⏰:11/05/13 20:32 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#47 [主]
 

リン「ちょっと!人の話しを聞きなさいよ!ったく躾がなってないのよ。この狂犬」
 

ブルーノ「あ?誰が狂犬だ。このど根性カエル」

 

リン「ど根性カエルすって!?あんたどうせ私の髪の色みてカエルなんて発想したんでしょ?あ〜幼稚!今度、尚秋と一緒にあんたを狂犬病予防注射打ちに行くから楽しみにしてなさい!しおらしくなったあんたの姿楽しみにしてるから♪」

 

⏰:11/05/13 20:39 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#48 [主]
 

ブルーノ「本当、よく喋る女だ。お前、口から産まれてきたんだろ?尚秋、ガムテープないか?暫くコイツを黙らせろ」

 

尚秋「えっ…それはちょっと可哀想だよ」
 

リン「もういいわ。あんたと喋ってたらイライラする。私もう寝るから、うるさくしないでよね」

 

⏰:11/05/13 20:45 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#49 [主]
 

ブルーノ(馬鹿…お前さえいなけりゃ静かなんだよ…)

 

尚秋「おやすみ、リン」

 

リン「おやすみ、尚秋。そして狂犬」

 

⏰:11/05/13 20:50 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#50 [主]
 

リンのいなくなった部屋は

夜だということもあってやけに

静かだった。

風呂を上がり浴室から肩に

タオルをのせブルーノが出てくる。

尚秋「お湯、丁度良かった?」

ブルーノ「ああ」

尚秋「そう。飯、出来たから食べて」

 

⏰:11/05/13 20:55 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#51 [主]
 

尚秋「リン、ああは言ってるけどずっと心配してたよ。ブルーノがいなくなったらリンは…」

 

ブルーノ「アイツはそんなヤワな奴じゃねーよ。それに、お前だって心配し過ぎ、そんなんじゃいつかハゲるぞ」

 

⏰:11/05/13 20:59 📱:S003 🆔:G4BRhwz.


#52 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)

⏰:22/10/20 21:45 📱:Android 🆔:nvDpRiyU


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